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率先垂範 意味 使い方 例文 類語 英語

 

あなたは、人の先頭に立つリーダータイプですか?

それとも、
脇役に徹するサポートタイプでしょうか?

 

会社などの組織には、色々なタイプの人間がいますよね。

率先垂範」とは、そのような
人の性格・行動を表した四字熟語です。

ビジネスでよく使われる言葉なので、
ぜひマスターしておきたい所です。

今回は、「率先垂範」の使い方・例文・類語などを
詳しく解説しました。

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率先垂範の意味

 

まず、「率先垂範」の意味を調べると、
次のように書かれています。

【率先垂範(そっせんすいはん)】

先頭に立って模範を示すこと。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

率先垂範」は、「そっせんすいはん」と読みます。

意味は、
人の先頭に立って模範を示すこと」です。

 

例えば、次のように使います。

彼はベテラン選手なのに、いつも一番に球場入りして練習しているね。まさに率先垂範だよ。

この場合は、簡単に言うと
彼が若手のために模範を示している
ということですね。

「スポーツ選手」というのは、
年齢と共に練習量を抑えるのが普通です。

ところが、
そんなベテラン選手が誰よりも早く来て
一生懸命練習していたらどうでしょうか?

 

若手からすると、

  • 実績のある人でもこんなに練習するの?
  • 俺たちも見習わなくちゃ!
  • 自分たち若手もがんばろう!

と思うのが当然でしょう。

 

このように、「率先垂範」は、
自らの行動で周りにお手本を見せるような時
に使うわけですね。

 

「背中で語る」という言葉もあるように、
人は他人の行動によって少なからず影響を受けます。

いちいち言葉で説明するよりも、
手本を見せたほうが納得させられる場合も多いでしょう。

そういう意味では、
「率先垂範」は上司が部下を教育する上でも、
とても便利な言葉と言えるのです。

率先垂範の語源

 

次に、この言葉の語源を確認していきましょう。

まず、「率先」は「(ひき)いる」と書きます。

これは文字通り、
人の先に立って物事を行うこと」を意味します。

 

そして、
垂範」は「模範を示すこと」です。

「範」という字は、元々
「竹で作った枠」という意味でした。

そこから、
きまった型・見習うべき型」などの意味になり、
現在では「手本」を意味する言葉として使われています。

この手本を「垂(た)らす」、つまり示すことから、
「人に先立って、手本を見せる」という意味の言葉ができたわけです。

 

ちなみに、
「率先」を「卒先」と書くのは誤りです。

これだと、「先を卒業する」という
よく分からない意味になってしまいます。

書き間違いをしやすい漢字なので、
気を付けるようにしてください。

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率先垂範の類語・対義語

率先垂範 類語 対義語

 

続いて、「率先垂範」の「類語」です。

【率先励行(そっせんれいこう】

人の先に立ち、懸命に励むこと。

「励行(れいこう)」とは、
「熱心に物事を行うこと」を言います。

【率先躬行(そっせんきゅうこう)】

人の先に立ち、自ら物事を実行すること。

「躬(きゅう)」は、「自ら」という意味です。

【実践躬行(じっせんきゅうこう)】

理論や信念を自ら実際に行うこと。

「手本を示す」というよりも、
「理屈でなく実際に行動する」という意味が強い四字熟語です。

【陣頭指揮(じんとうしき)】

戦場や職場の先頭に立って、部下を指揮すること。

「陣頭」とは、「軍隊の先頭」
「指揮」とは、「命令」を意味します。

転じて、ビジネスでも使われる言葉となります。

共通しているのは、
人の先頭に立つ」「模範を示す
といった意味ですね。

「率先垂範」には、
一種のカリスマ性・リーダー気質のような
意味が含まれています。

したがって、
部下から見て手本になる行動、憧れの行動などであれば、
基本的に「類語」と呼べるでしょう。

 

逆に、「対義語」としては
反面教師」「他山の石」などが挙げられます。

意味はそれぞれ以下の通りです。

【反面教師(はんめんきょうし)】

悪い見本として、見習うべきもの。

【他山の石(たざんのいし)】

他人の誤った行いでも、自分のためになること。

「対義語」の場合は、
相手の悪い手本を参考にするような場合に使います。

周りにいる上司が、
全員が全員優れているというわけではありません。

時には、「見習いたくない、尊敬できない」という人も当然いるでしょう。

そのような人に対して使うわけですね。

率先垂範の英語

 

続いて、「英語訳」です。

「率先垂範」は、
「英語」だと次のように言います。

 

set an example worth following

 

それぞれの単語を説明すると、

「example」=「手本・模範」

「follow」=「従う・ついていく」

「worth ~ing」=「~する価値がある」

という意味です。

 

直訳すると
「ついていく価値があるほどの手本となる」
ということですね。

 

また、次のような言い方もできます。

take the initiative to set a good example」

「initiative」=「率先・主導権」

この場合は、「率先して良い手本を見せる
という意味だと思ってください。

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率先垂範の使い方・例文

 

では、最後に「率先垂範」の使い方を
例文で確認しておきましょう。

 

  1. キャプテンという役割は、率先垂範が求められる。
  2. 部長は率先垂範して仕事を行うので、周りから尊敬されている。
  3. 今の時代に求められるのは、率先垂範型の指導者だ。
  4. 先生が率先垂範して掃除をするので、生徒もサボらなくなった。
  5. 口でばかり説明してないで、率先垂範の姿勢を示すべきだ。
  6. 率先垂範のリーダーが、チームの統率力を高めた。
  7. 率先垂範を全員が実行することにより、組織力を高めていく。

 

「率先垂範」は、
原則として良い意味で使うと考えてください。

多くの場合、
ビジネスやスポーツにおける立派な行動を対象とします。

特にビジネスでは、
「部下に手本を見せる良いリーダー」
という意味でよく使いますね。

 

例えば、
経営の神様と呼ばれた「松下幸之助」は、
自ら「率先垂範」を行っていたそうです。

また、ホンダの創業者である「本田宗一郎」も
「率先垂範」の大切さを唱えていました。

 

このように、歴史に名を残す偉人は
皆共通して自ら行動してきたのです。

それほど、ビジネスを行う上で
「部下に手本を見せるのは大事」ということですね。

関連:>>反面教師の意味とは?使い方や例文・英語も解説

関連:>>他山の石の意味とは?由来や使い方・類語も解説

まとめ

 

では、今回のまとめです。

率先垂範」=人の先頭に立って模範を示すこと。

語源」=人に先に立って、手本を見せることから。

類語」=「率先励行・率先躬行・実践躬行・陣頭指揮」など。

対義語」=「反面教師・他山の石」など。

英語」=「set an example worth following」

 

会社などの組織に長くいると、人の上に立つ機会も多いかと思います。

そんな時は、ぜひ「率先垂範」することを
意識してみてはどうでしょうか?

今回は以上となります。

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