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生き生き 活き活き 違い 使い分け 意味

 

「いきいき」という言葉は、二つの漢字が使われています。

生き生きとした表情だ」「活き活きとした魚だ」

両方とも状態や表情などを表すときに使われていますが、この二つはどう使い分ければいいのでしょうか?

今回は「生き生き」と「活き活き」の違いについて詳しく解説しました。

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生き生きと活き活きの意味

 

まずは、基本的な意味からです。

【生き生き/活き活き】

新鮮で生気があふれているさま。

元気で、活気のあるさま。

出典:三省堂 大辞林

「生き生き/活き活き」には二つ意味があります。

一つ目は、「新鮮で生命力がある」という意味です。

【例】

  • いきいきとした魚。
  • いきいきとした草花
  • いきいきとした文章。

この意味の場合は、主に人間じゃないものに対して、「生命力がある」ということを伝えたい場合に使います。

そして二つ目は、「元気で活気のある」という意味です。

【例】

  • いきいきとゲームをする。
  • いきいきとスポーツをする。
  • いきいきとした表情。

こちらは主に人間に対して使われます。言い換えれば、人間が元気な時や活動的な場合に使うということです。

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生き生きと活き活きの違い

生き生き 活き活き 違いとは

 

「生き生き」と「活き活き」には、 どんな違いがあるのでしょうか?

両者の語源を比較してみると、「生き生き」の「」は「生命」や「生死」などの「生」と同じです。そのため、「生き生き」の方は、「(生命力を感じる新鮮さや若々しさ」というのが本来の意味になります。

一方で、「活き活き」の「」は「活動」「活気」「快活」などと同じ漢字です。よって、「活き活き」の方は「(活動的・活発な元気さ」というのが本来の意味にになります。

整理しますと、

生き生き」=生命力を感じる新鮮さや若々しさ。

活き活き」=活動的・活発な元気さ。

となります。

若干ですが、意味の違いがあることに気づくでしょう。

つまり、本来は「魚や草花」などは「生き生き」を使うのが適切ということになります。「新鮮な魚」「若々しい草」とは言いますが、「活動的な魚」「活動的な草」とは言わないためです。

逆に、「活き活き」の方は「活き活きとした顔」「活き活きとした表情」のように、本来は人に対して使うのが適切ということになります。

ただ、日常生活ではこのような厳密な使い分けはされていないようです。例えば、魚を売るお店などでも「活き活きとした魚」のように表記している例はありますし、若々しさを感じる人に対して「生き生きとした人」などのように用いられることもあります。

言葉本来の語源と実際の用例は、必ずしも一致しているわけではないということです。

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生き生きと活き活きの使い分け

生き生き 活き活き 使い分けとは

 

では、具体的にどう使い分ければいいのか?という問題ですが、原則として「生き生き」の方を使えば問題ないという結論になります。逆の言い方をすれば、「活き活き」の方は使わなくてよいということです。

まず、大事なのは「生き生き」は「常用漢字」ということです。「常用漢字」とは「一般人が社会生活においてこの程度は使うだろう」という目安を国が示したものです。

一方で、「活き活き」の方は常用漢字ではありません。したがって、国や役所が用いる公用文などは「生き生き」の方で統一しているのです。

新聞やテレビなどのメディアも、これにならい「生き生き」で統一しています。ただし、小説など自由な文章の場合は「活き活き」が使われているようです。特に戦前の小説などに「活き活き」という記述がよく見られます。

元々、漢字というのは戦後の方針によって数を減らすことになっていました。ところが、戦前に関しては常用漢字以外の漢字も普通に使われていたのです。その時の名残りがあるため、辞書には両方とも記述されているわけです。

つまり、「活き活き」を使っても決して間違いではないことになります。むしろ、本来の意味を考えれば「活き活き」を使うのが正しい場合もあるでしょう。

しかし、実際には「生命力」と「元気さ」というのは、境界があいまいな場合もあります。したがって、そのような混同を避けるためにも漢字の語源ではなく漢字の種類で使い分けているというのが現状なのです。

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「いきいき」の使い方・例文

 

最後に、「いきいき」の使い方を改めて確認しておきましょう。今回は分かりやすいようにあえて使い分けてみました。

 

【生き生きの使い方】

  1. この公園の草木は、生き生きとしている。
  2. 生き生きとした魚をさばき、刺身にした。
  3. 大自然の生き生きとした姿に感動しました。
  4. 静止画とは思えないほど生き生きとした写真だ。
  5. この文章からは、生き生きとした様子が伝わってくる。

【活き活きの使い方】

  1. 新しい職場での彼女は、活き活きと働いている。
  2. 彼はサッカーをしている時が、一番活き活きしている。
  3. 卒業後の彼は、まさに活き活きとした表情をしていた。
  4. 久しぶりに彼女に会ったが、活き活きとしていたので安心した。
  5. ゲームをしている時だけ、活き活きとした表情になる奴だ。

 

「生き生き」の方は、魚や草花・画像など主に人間じゃないものに使われています。一方で、「活き活き」の方は原則として人に対して使われています。本来の用例としては、このように使われていたと考えて下さい。

まとめ

 

以上、本記事のまとめです。

生き生き」=生命力を感じる新鮮さや若々しさ。

活き活き」=活動的・活発な元気さ。

使い分け」⇒①「生き生き」のみ常用漢字。②「生命力」と「元気さ」は境界があいまいなこともある。この二つの理由から、原則として生き生きを使い、活き活きは使わない

公用文以外では、どちらも使うことができます。ただ、一般的には「生き生き」が使われているため、こちらを主に使うようにしましょう。

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国語力アップ.com管理人

大学卒業後、国語の講師・添削員として就職。その後、WEBライターとして独立し、現在は主に言葉の意味について記事を執筆中。 【保有資格】⇒漢字検定1級・英語検定準1級・日本語能力検定1級など。