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踊る 躍る 違い 使い分け 意味

おどる」という言葉は、
普段からよく使われていますね。

「胸がおどる

「ダンスをおどる

ところが、いざ使い分けをするとなると、
多くの人が悩むのではないでしょうか?

そこで今回は、
「踊る」と「躍る」の違い・使い分けなど
を分かりやすく解説しました。

では、さっそく確認していきましょう。

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踊るの意味

 

まずは「踊る」の意味からです。

【踊る(おどる)】

音楽などに合わせてからだを動かす。舞踊を演ずる。

他人に操られて行動する。

書いた文字などが乱れる。

利息を二重に取る。踊り歩 (ぶ) にする。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

踊る」には4つの意味がありますが、
主に使われるのは2つです。

1つ目は、
音楽に合わせて動く」という意味です。

簡単に言うと、
ダンスをする」ということですね。

【例】みんなでワルツを踊る。

この意味の場合は普段からよく使われているので大丈夫でしょう。

 

そして2つ目は、
他人に操られて行動する」という意味です。

【例】詐欺師にまんまと踊らされる

この場合は、
「相手にコントロールされる」と考えると分かりやすいでしょう。

相手に感情や気持ちを支配されるような時に使います。

躍るの意味

 

続いて、
「躍る」の意味です。

【躍る(おどる)】

飛び跳ねる。跳ね上がる。

喜びや期待などで鼓動が激しくなる。わくわくする。

激しく揺れ動く。

書いた文字などが乱れる。踊る。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

躍る」の方も主に2つの意味が使われます。

1つ目は、
勢いよく飛びはねる」という意味です。

【例】船上の魚が躍る

この場合は、
「生きのいい魚が元気よくジャンプする」
という意味だと考えてください。

釣りをした後の魚が船の上でぴょんぴょんと
はねている姿をイメージすれば分かりやすいでしょう。

 

そして2つ目は、
わくわく・ドキドキする」という意味です。

【例】明日は旅行なので、胸が躍る気持ちです。

この意味の場合は、楽しいイベントなどを前に
喜びや期待が高まるような時に使われます。

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踊ると躍るの違い

踊る 躍る 違い

 

ここまでの内容を整理すると、

踊る」=音楽に合わせて動く。他人に操られて行動する。

躍る」=勢いよく飛びはねる。わくわく・ドキドキする。

ということでした。

 

両者の違いは、2つの点から
比較すると分かりやすいです。

1つ目は、
音楽に合わせるかどうか」です。

 

「踊る」の方は、音楽やリズムに合わせて動きます。

一方で、「躍る」の方は
単に飛んだりはねたりして動くのです。

つまり、
どちらも「動く」という点は同じですが、
その動き方に違いがあるということですね。

 

2つ目は、
他人におどらされるかどうか」です。

 

「踊る」は、他人によって操られる場合があります。

一方で、
「躍る」は、自分の感情によって
気分がワクワクすることを言うのです。

以上、まとめると、

踊る」=音楽的なダンス。自分が他人に動かされる。

躍る」=運動的なジャンプ。自分の感情が動く。

となります。

 

補足すると、両者の使い分けは
なるべく多くの熟語を覚えておくと忘れにくいでしょう。

「踊る」の方は、

  • 舞踊(ぶよう)
  • 民踊(みんよう)
  • 盆踊り(ぼんおどり)

などの言葉があります。

したがって、
基本的には人が踊る様子からできた言葉だと考えるとよいです。

 

対して、「躍る」の方は、

  • 飛躍(ひやく)
  • 躍進(やくしん)
  • 躍動(やくどう)

などの言葉があります。

したがって、こちらは、
「何かが飛び上がって発展する」
という様子をイメージしておきましょう。

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使い方・例文

 

では最後にそれぞれの使い方を、
実際の例文で確認しておきます。

 

【踊るの使い方】

  1. YouTubeにダンスを踊る動画をアップした。
  2. 彼女は踊り子として生活していく決意をした。
  3. 夏休みに入ると、全国各地で盆踊りが盛んになる。
  4. フェイクニュースによって、多くの人が踊らされる
  5. あいつの作戦にずっと踊らされてたと思うと腹が立つよ。

 

【躍るの使い方】

  1. 大量に釣り上げたカツオが、船上で躍っていた。
  2. 明日から夏休みのため、胸が躍るような気分になってきた。
  3. これでチームは8連勝となり、ついに首位へと躍り出た。
  4. 心が躍るような気持ちになるのは久しぶりだよ。
  5. 監督の解任に、選手は小躍りして喜んでいた。

 

※「小躍り(こおどり)」とは、
飛び上がるほど喜ぶ」という意味です。

「喜ぶ」となると、
何となくダンスのイメージがありますが、
実際は「ジャンプするほどうれしい」という意味です。

そのため、
小踊り」と書かないように注意しましょう。

関連:>>思いと想いの違いとは?意味や使い分けを解説

関連:>>生き生きと活き活きの違いとは?意味や使い分けを解説

まとめ

 

以上、今回の内容をまとめると、

踊る」=音楽的なダンス。自分が他人に動かされること。

躍る」=運動的なジャンプ。自分の感情が動くこと。

ということでした。

ポイントは「音楽に合わせるかどうか」「他人におどらされるかどうか」
この2点を押さえることでしたね。

「躍る」の方は、
自分の胸や心がおどるような時に使うと覚えておきましょう。

では今回は以上です。

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国語力アップ.com管理人

大学卒業後、国語の講師・添削員として就職。その後、WEBライターとして独立し、現在は主に言葉の意味について記事を執筆中。 【保有資格】⇒漢字検定1級・英語検定準1級・日本語能力検定1級など。

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