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教科書 藤野先生 意味調べノート プリント テスト

 

「魯迅」が書いた小説で、『藤野先生』というのがあります。高校現代文の教科書にも採用されている作品です。

ただ、作中の漢字や言葉は意味が分かりにくいものも多いです。そこで今回は、本作に登場する重要語句を一覧にしてわかりやすくまとめました。

第一段落の言葉一覧

 

【格別(かくべつ)】⇒普通の場合とは程度が違っていること。

【満開(まんかい)】⇒花が十分に開くこと。

【眺め(ながめ)】⇒風景。

【紅(くれない)】⇒鮮明な赤色。

【薄雲(うすぐも)】⇒薄く広がっている雲。

【隊伍(たいご)】⇒兵士の組織された集団。

【清(しん)】⇒中国の王朝名。1616年~1912年。

【速成組(そくせいぐみ)】⇒当時の弘文学院速成科に在学する留学生。「弘文学院(こうぶんがくいん)」とは中国人留学生に日本語などの予備教育を施す機関のこと。魯迅は1902年から二年間ここに在籍した。

【辮髪(べんぱつ)】⇒頭の周囲の髪をそり、中央に残した髪を編んで後ろへ長く垂らしたもの。もとは満州族の男性の髪形。

【中国留学生会館(ちゅうごくりゅうがくせいかいかん)】⇒清国留学生会館のこと。今の東京都千代田区神田駿河台にあった。

【洋間(ようま)】⇒西洋風につくった部屋。

【一間(ひとま)】⇒一つの部屋。一室。

【地響き(じひびき)】⇒音や震動が、地面を伝わって響いてくること。

【濛々(もうもう)】⇒ほこりなどが立ちこめるさま。

【消息通(しょうそくつう)】⇒ある方面の事情に詳しい人。

【稽古(けいこ)】⇒芸能・武術・技術などを習うこと。

【医学専門学校(いがくせんもんがっこう)】⇒魯迅が1904年に入学した仙台医学専門学校。東北大学医学部の前身。

【日暮里(にっぽり)】⇒今の東京荒川区西日暮里にある駅名。

【明(みん)】⇒中国の王朝名。1368年~1644年。

【遺民(いみん)】⇒君主や王朝が滅びたのちも生き残り、遺風を伝えている民。また、旧主が滅びても、節を持して新しい君主に仕えない者。

【朱舜水(しゅしゅんすい)】⇒明代末の儒者。明朝滅亡の難を逃れ、1659年に日本に帰化し、徳川光圀に招かれて水戸に住んだ。

【客死(かくし)】⇒旅先または他国で死ぬこと。※「きゃくし」とも読む。

【浙江(せっこう)】⇒浙江省。中国南東部に位置する。

【福建(ふっけん)】⇒福建省。浙江省の南に位置する。

【アロエ】⇒ユリ科の常緑多年草。

【招じ入れる(しょうじいれる)】⇒人を家の中や室内に招き入れる。

【竜舌蘭(りゅうぜつらん)】⇒リュウゼツラン科の常緑多年草。

【美称(びしょう)】⇒物や人を飾ったりほめたりする呼び方。

【優待(ゆうたい)】⇒手厚いもてなし。

【免除(めんじょ)】⇒負担・義務などを除く。

【監獄(かんごく)】⇒受刑者や被疑者・被告人などを拘禁するための施設。

【下宿(げしゅく)】⇒ある期間、あらかじめ契約を結んで部屋を借り、部屋代・食費などを払って居住すること

【しまいに】⇒最終的に。挙句の果てに。

【絶えず(たえず)】⇒とぎれることなく、引き続き行われているさま。

【囚人(しゅうじん)】⇒拘置所などの刑事施設に収容されている受刑者。

【賄い(まかない)】⇒下宿や寮などで出す食事。この場合は、監獄で出す食事のことを指す。

【請け負う(うけおう)】⇒責任を持って引き受ける。

【勧告(かんこく)】⇒ある行動をとるように説きすすめること。

【兼業(けんぎょう)】⇒本業のほかに他の仕事を兼ね行うこと。

【好意(こうい)】⇒親切な気持ち。

【無にする(むにする)】⇒相手の好意や労苦などを無駄にする。

【適当(てきとう)】⇒かなっているさま。ふさわしいさま。

【芋がら(いもがら)】⇒里芋の茎を干したもの。

第二段落の言葉一覧

 

【講義(こうぎ)】⇒教授者の説明によって行なわれる授業。

【解剖学(かいぼうがく)】⇒生物体の形態や構造を観察・記述する学問。

【骨学(こつがく)】⇒解剖学のうち、運動器系における受動運動器である骨格について系統的叙述を行う学問。

【痩せた(やせた)】⇒体が細い。

【八字髭(はちじひげ)】⇒八の字の形に太く大きくはやしたひげ。

【卓上(たくじょう)】⇒机やテーブルなどの上。

【節をつけた口調(ふしをつけたくちょう)】⇒抑揚強く滑らかな話しぶり。

【藤野厳九郎(ふじのげんくろう)】⇒1901年~1915年までの仙台医学専門学校の教授。

【糸とじ】⇒和本、唐本などに見られる、糸で紙をとじる製本の仕方。

【文献(ぶんけん)】⇒研究の参考資料となる書物。

【翻刻(ほんこく)】⇒すでにある本や原稿を、木版や活版で新たに起こし刊行すること。特に、写本、版本、外国の本などを木版、活版などで再製すること。

【訳本(やくほん)】⇒翻訳した本。

【翻訳(ほんやく)】⇒ある言語で表された文章を他の言語に置き換えて表すこと。

【落第(らくだい)】⇒学年の課程が修了できないで、卒業または進級できないこと。

【原級(げんきゅう)】⇒進級する以前の等級。また、もとの学年。

【在校(ざいこう)】⇒生徒として学校に籍が置いてあること。在学。

【いっぱし(一端)】⇒一人前。人並み。

【来歴(らいれき)】⇒人の経歴。

【無頓着(むとんじゃく)】⇒少しも気にかけないこと。

【外套(がいとう)】⇒防寒などのため、衣服の上に着るゆったりした上着。

【車掌(しゃしょう)】⇒電車に乗り、旅客・荷物などの車内の事務を取り扱う者。

【スリ】⇒他人が身につけている金品を、その人に気づかれないように、すばやく盗み取ること。

【用心(ようじん)】⇒気をつけること。

【うながす】⇒物事を早くするようにせきたてる。

【あるまい】⇒ないだろう。(打ち消しと推量を意味する表現。)

【げんに】⇒実際に。現実に。

【人骨(じんこつ)】⇒人の骨。

【頭蓋骨(ずがいこつ)】⇒頭部の骨格。

【筆記(ひっき)】⇒書き記すこと。

【一両日(いちりょうじつ)】⇒一日か二日。「両日」とは「二日」を意味する。

【困惑(こんわく)】⇒どうしてよいか判断がつかず迷うこと。

【朱筆(しゅひつ)】⇒朱墨で書き入れや訂正などをするのに用いる筆。また、朱の書き込みのこと。

【添削(てんさく) 】⇒文章を書き加えたり削ったりして改め直すこと。

【ことごとく】⇒残らず。すべて。

【訂正(ていせい)】⇒誤りを正しく直すこと。

【遺憾(いかん)ながら】⇒残念ではあるが。

【下膊(かはく)】⇒腕の下部。ひじと手首の間の部分。

【むろん】⇒もちろん。言うまでもなく。

【内心(ないしん)】⇒心のうち。心中。

【不服(ふふく)】⇒納得がいかず、不満に思うこと。

【承知(しょうち)】⇒依頼・要求などを聞き入れること。

【形態(けいたい)】⇒形やありさま。

【学年試験(がくねんしけん)】⇒学年末試験のこと。当時の専門学校・大学等は9月に新学期が始まり、7月に学年末試験が行われた。

【霊魂(れいこん)】⇒人に宿るとされる魂のこと。

【屍体(したい)】⇒死んだ人間・動物のからだ。

【纏足(てんそく)】⇒中国の古い風習で、幼女の足首を布で強く巻き、足が大きくならないようにしたこと。

【畸型化(きけいか)】⇒奇妙な形になること。

【嘆息(たんそく)】⇒悲しんだりがっかりしたりして、ため息をつくこと。

第三段落の言葉一覧

 

【幹事(かんじ)】⇒中心となって担当する役。

【分厚(ぶあつ)】⇒物の厚みがはなはだしいさま。

【汝、悔い改めよ(なんじ、くいあらためよ)】⇒『新約聖書』マタイによる福音書第三章にある言葉。「汝」とは、目下の者に対して使われる二人称で「お前」という意味。

【新約聖書(しんやくせいしょ)】⇒キリスト教の聖典である聖書のうち、キリスト誕生後の神の啓示を記したもの。

【トルストイ】⇒ロシアの作家。

【あたかも】⇒ちょうどその時。※「まるで」の意味もあるが、ここではその意味ではない。

【引用(いんよう)】⇒人の言葉や文章を、自分の話や文の中に引いて用いること。

【時(とき)あたかも】⇒その時はまさに。「あたかも」とは「ちょうど・まさに」などの意味。

【日露戦争(にちろせんそう)】⇒日本とロシアの間で行われた戦争。1904年~1905年。

【ト翁(とおう)】⇒トルストイのこと。「翁」は年長者に対する敬称。

【冒頭(ぼうとう)】⇒文章のはじめの部分。

【不遜(ふそん)】⇒おごりたかぶっていること。えらそうなこと。

【なじる】⇒相手を問いつめて責める。非難する。

【いきり立つ】⇒激しく怒って興奮する。

【署名(しょめい)】⇒自分の名を書類などに書くこと。

【通知(つうち)】⇒知らせ。

【気にとめる】⇒見落しや聞き落しなどがないように注意しておく。

【当てこすり】⇒遠回しに言う皮肉や悪口。

【憤慨(ふんがい)】⇒ひどく腹を立てること。

【口実を設ける(こうじつをもうける)】⇒言いがかりの材料を用意する。「口実」とは「言いがかり・言い逃れ」などを表す。

【無礼(ぶれい)】⇒失礼であること。

【立ち消え(たちぎえ)】⇒いつの間にかなくなること。

【八方手をつくす(はっぽうてをつくす)】⇒あらゆる方面にわたって方法・手段を講じる。

【匿名(とくめい)】⇒名前を隠して知らせないこと。

【書簡(しょかん)】⇒手紙。

【幕になる(まくになる)】⇒物事が終わる。

【低能(ていのう)】⇒知能の発達が遅れていること。

【銃殺(じゅうさつ)】⇒銃で撃ち殺すこと。

【参観(さんかん)】⇒その場に行って、見ること。

【幻灯(げんとう)】⇒幻灯機。スライドの映写機。

【映す(うつす)】⇒反射や投影などによって、物の形や姿を他の物の表面に現す。

【一段落(いちだんらく)】⇒ 物事が一応かたづくこと。ひとくぎり。

【放課(ほうか)】⇒その日の所定時間の課業が終わること。

【放映(ほうえい)】⇒テレビで放送すること。

【スパイ】⇒相手や敵のようすをひそかに探る人。

【群衆(ぐんしゅう)】⇒群がり集まった人々。

【万雷(ばんらい)】⇒多くのかみなり。転じて、大きな音のこと。 大勢が拍手をする際に出る大きな音のたとえとして多く用いられる。

【歓声(かんせい)】⇒喜びを抑えきれずに叫ぶ声。

【喝采(かっさい)】⇒声を上げて褒めちぎること。

【施す(ほどこす)】⇒事を行う。

第四段落の言葉一覧

 

【告げる(つげる)】⇒言葉などで伝え知らせる。

【顔をくもらす】⇒表情を暗くする。

【毛頭(もうとう)】⇒少しも。毛の先ほども。

【落胆(らくたん)】⇒失望してがっかりすること。

【慰める(なぐさめる)】⇒一時の悲しみや苦しみをまぎらせる。

【惜別(せきべつ)】⇒別れを惜しむこと。

【乞う(こう)】⇒欲しいと頼む。

【手もちがない】⇒手もとにないこと。

【折に触れて(おりにふれて)】⇒機会があるたびに。

【近況(きんきょう)】⇒最近の様子・状況。

【容易(ようい)】⇒たやすいこと。苦心を必要としないこと。

【筆を執る(ふでをとる)】⇒文章を書く。

【梨(なし)のつぶて】⇒便りをやったのに返事がないこと。

【師(し)】⇒師匠。先生。

【仰ぐ(あおぐ)】⇒尊敬する。敬う。

【辛抱(しんぼう)】⇒つらいことや苦しいことを我慢すること。

【学術(がくじゅつ)】⇒専門的な研究として行われる学問。

【偉大(いだい)】⇒りっぱであるさま。

【人格(じんかく)】⇒人柄。

【よし】⇒仮に。

【督促(とくそく)】⇒うながすこと。せきたてること。

【寓居(ぐうきょ)】⇒仮住まい。一時的に身を寄せた住まい。

【掛ける(かける)】⇒高い所からぶらさげる。上から下にさげる。

【うむ(倦む)】⇒嫌になる。

【良心(りょうしん)】⇒善悪を判断し、正しく行動しようとする心の働き。

【一服(いっぷく)】⇒タバコを1回吸うこと。

【書きつぐ】⇒書きとめる。

【正人君子(せいじんくんし)】⇒心や言動などが正しく、人格のすぐれた人。

【忌み嫌う(いみきらう)】⇒ひどくいやがる。嫌って避ける。

まとめ

 

以上、この記事では『藤野先生』に出てくる語句や漢字をまとめました。言葉の意味が分かれば、本文の読解もしやすくなるはずです。

ぜひ定期テストなどの対策代わりにして頂ければと思います。なお、本文のあらすじや解説、テスト対策などについては下記の記事を参照してください。

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国語力アップ.com管理人

大学卒業後、国語の講師・添削員として就職。その後、WEBライターとして独立し、現在は主に言葉の意味について記事を執筆中。 【保有資格】⇒漢字検定1級・英語検定準1級・宅地建物取引士など。

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