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促進 推進 違い 使い分け 意味 類義語

 

「促進」と「推進」は、どちらもビジネスでよく使われている言葉です。

「販売を促進する」「計画を推進する」

この二つは一体どう使い分ければよいのでしょうか?今回は「促進」の「推進」の違いを詳しく解説しました。

促進の意味

 

まずは、「促進」の意味からです。

【促進(そくしん)】

物事がはやくはかどるようにうながすこと。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

促進」とは「物事が速く進むように促すこと」を意味します。

「促(うなが)す」とは「急がす・せかす」などの意味だと考えて下さい。要するに、物事をスピードアップさせることを「促進」と言うわけです。

例えば、以下のように使います。

販売を促進するよう、本社から指示が出た。

この場合は、自分が急ぐのではなく、「誰か他の人を急がせる」ということがポイントです。上の例文だと、販売を管理してる人が実際の販売員をもっと売るように促すということです。

したがって、「促進」は基本的に他人を促す行為ということになります。自分を促すような時はこの言葉は使いません。

なお、「促進」の「類義語」としては以下のような言葉が挙げられます。

早める・速める・急(せ)かす・急がせる・前倒しする・催促する・駆り立てる

基本的には、相手に働きかけて物事を早く処理させる行為が対象となります。

推進の意味

 

続いて、「推進」の意味です。

【推進(すいしん)】

物を前へ進めること。

物事を目的に向かって、はかどらせること。

出典:三省堂 大辞林

「推進」には、二つ意味があります。一つ目は「物を前へおし進める」という意味です。

使い方としては、以下の通りです。

  • 船を推進させる。
  • ボートを推進させる。
  • ジェット推進

つまり、船などの乗り物を物理的に前に進めるということです。

そして二つ目は、「目的に向かって、物事をおし進める」という意味です。この場合は、次のように使います。

  • 事業を推進する。
  • 計画を推進する。

主に事業や計画などを前に進めるような時に使います。ここで大事なのは、「推進」は「自分自身を推し進める」という点です。

上の例文だと、自分が始めた事業や自分が考えた計画を推し進めることになります。他人が始めた事業を推すことは「推進」とは言わないので注意してください。

なお、「推進」の「類義語」としては以下のような言葉が挙げられます。

前進・進行・奨励・勧奨・プロモート・駆動

こちらは何かを物理的に前へ移動させたり、もしくは物事自体を前へ進めるような時に使う言葉となります。

促進と推進の違い

促進 推進 違い 使い分け

 

ここまでの内容を整理すると、

促進」=物事が速く進むように促すこと。

推進」=物を前へおし進める。目的に向かって、物事をおし進める。

ということでした。

両者の違いは、二つの点から比較すると分かりやすいです。

一つ目は、「自分と他人のどっちを前に進めるか」です。

「促進」は、他人を前に進める場合に使います。一方で、「推進」は自分を前に進める場合に使います。

具体例を出しましょう。

  1. 新車の開発を促進する。
  2. 新車の開発を推進する。

前者は「他の人(主に上の立場の人)」が、「新車を開発する人達」に対して速く開発をするように急かすという意味です。一方で、後者は「新車を開発する人達」が、自分達自身で開発に向けて積極的に前に進むという意味です。

つまり、どちらも「目的に向かって前に進む」という意味は同じですが、その進め方に違いがあるということになります。

二つ目は、「物理的に進めるかどうか」です。

「推進」は、「船やボートなどを物理的に前に進める」という意味でも使うことができます。一方で、「促進」はこのような意味で使うことはできません。「促進」は、「物事をうながす」という精神的な意味しか持っていないのです。

以上、まとめますと、

促進」=他人を前に進めること。

推進」=自分自身が前に進むこと。(物理的な意味でも使える)

となります。

使い方・例文

 

最後に、それぞれの使い方を例文で紹介しておきます。

 

【促進の使い方】

  1. 営業サポートとして、販売促進部が設立された。
  2. 14時から本社で販売促進の会議を行う予定です。
  3. 減税をすれば、経済成長を促進する効果がある。
  4. 雇用を促進するために、政府は新たな法律を作った。
  5. A市では、バス利用促進のための施策を打ち出している。

【推進の使い方】

  1. 自分達で企画したプロジェクトを推進する。
  2. 政府は外国人を受け入れるなど国際化を推進している。
  3. 飲食業をやめて、不動産事業を推進していく予定だ。
  4. この潜水艦は、高い推進力を持っていることで知られる。
  5. 一流の水泳選手は、ジェット推進のように早く泳ぐ。

 

「促進」と「推進」は、両方ともビジネスにおいて使うのが基本となります。その他、ビジネス以外だと政治や経済などに対しても使うことが可能です。例文のように、状況に応じて上手く使い分けるようにしてください。

まとめ

 

以上、本記事のまとめとなります。

促進」=物事が速く進むように促すこと。

推進」=物を前へおし進める。目的に向かって、物事をおし進める。

違い】⇒「促進」は他人を前に進めるが、「推進」は自分が前に進む。「推進」は物理的な意味でも使う。

どちらも「進」という字が共通していますが、意味は異なります。違いを理解したからには、ぜひ正しく使い分けて頂ければと思います。

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国語力アップ.com管理人

大学卒業後、国語の講師・添削員として就職。その後、WEBライターとして独立し、現在は主に言葉の意味について記事を執筆中。 【保有資格】⇒漢字検定1級・英語検定準1級・宅地建物取引士など。

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