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社会の壊れる時 ノート 意味調べ プリント 語句 漢字の読み方

 

『社会の壊れる時』は、高校現代文の教科書に出てくる評論です。ただ、本文を読み進めると意味の分かりにくい言葉が多く出てきます。

そこで今回は、『社会の壊れる時』の語句や漢字の読み方を簡単にまとめました。

第一段落の語句・漢字一覧

 

【逡巡(しゅんじゅん)】⇒決断できずに、ぐずぐずすること。

【転位(てんい)】⇒本来は「位置が変わること」という意味だが、ここでは「取って代わること」という意。

【相互遮断(そうごしゃだん)】⇒お互いに理解しようとする動きを止めること。「遮断」とは「さえぎり断つこと」という意味。

【調停(ちょうてい)】⇒対立する双方の間に立って、争いをやめさせること。

【激化(げきか)】⇒激しくなること。

【理路(りろ)】⇒物事の道理。考えや話などの筋道。

【~をつまびらかにする】⇒~について細かいところまではっきりさせる。「つまびらか」は漢字で「詳らか」と書き、「詳しいさま・細かいさま」という意味。

【耳を貸す(みみをかす)】⇒相手の話を聞く。

【聞く耳を持つ(きくみみをもつ)】⇒相手の話を理解しようとする気持ちがある。

【惨劇(さんげき)】⇒悲惨な内容の演劇。転じて、殺人などのむごたらしい出来事。

【僭称(せんしょう)】⇒自分の身分より上の称号を勝手に名乗ること。

【おもねり】⇒相手の顔色をうかがうこと。へつらうこと。

【もたれかかり】⇒相手に依存すること。

【問答無用(もんどうむよう)】⇒話し合っても無意味なこと。議論の必要はないこと。

【包括(ほうかつ)】⇒全体をひっくるめてまとめること。

第二段落の語句・漢字一覧

 

【侵襲(しんしゅう)】⇒侵入し、襲うこと。

【圧制(あっせい)】⇒権力を使い、他の者の言動を押さえつけること。

【離散(りさん)】⇒まとまっていた人々が、互いに離れ離れになること。

【高じる(こうじる)】⇒程度がひどくなる。

【乖離(かいり)】⇒そむき離れること。結びつきが離れること。

【崩壊(ほうかい)】⇒くずれこわれること。

【そもそも】⇒元来。最初から。

【伏在(ふくざい)】⇒表に現れないで隠れて存在していること。

【すが入る(すがはいる)】⇒隙間ができる。

【セクター】⇒部門。分野。

【利害(りがい)】⇒利益と損害。得することと損すること。

【軋轢(あつれき)】⇒仲が悪くなること。不和。

【めったなことでは~ない】⇒簡単なことでは~ない。

【出自(しゅつじ)】⇒人の生まれ。事物の出どころ。

【理念(りねん)】⇒物事はこうあるべきだという根本の考え。

【覆い得てきた(おおいえてきた)】⇒覆うことが可能だった。

【国民国家(こくみんこっか)】⇒国民を主体としてつくられた国家。市民社会を基盤としてつくられた国家。

【民主制(みんしゅせい)】⇒民衆の意思により行われる政治体制。

【立憲制(りっけんせい)】⇒憲法に基づいて政治を行う制度。

【依存(いぞん)】⇒他に頼って存在すること。

【おのおの】⇒それぞれ。

【閉鎖(へいさ)】⇒閉ざすこと。

【擬制的(ぎせいてき)】⇒本質は異なるのに、見せかけだけでとりつくろうさま。

【象徴(しょうちょう)】⇒抽象的なものを具体的なものによって表現すること。

【権勢(けんせい)】⇒権力を握っていて威勢のいいこと。

【同心円状に(どうしんえんじょうに)】⇒ここでは、一部の権勢を持った者が、徐々にその勢力を周辺へと拡大していく様子をたとえた表現。

【伝搬(でんぱん)】⇒伝えること。

【移植(いしょく)】⇒外国の文物・制度などを自国に取り入れること。

【模索(もさく)】⇒手さぐりで探し求めること。

第三段落の語句・漢字一覧

 

【観念的(かんねんてき)】⇒具体的事実に基づかずに頭の中で組み立てられただけで、現実に即していないさま。

【看破(かんぱ)】⇒物事の真相を見抜くこと。

【~は否(いな)めない】⇒~は否定することができない。

【普遍性(ふへんせい)】⇒すべての物事に通じる性質。また、すべての物事に適合する性質。

【謳う(うたう)】⇒ある事をさかんに言いたてる。主張する。

【下支え(したざさえ)】⇒他者や他派の運動を、支持したり応援したりすること。

【寛容(かんよう)】⇒心が広くて、よく人の言動を受け入れること。他の罪や欠点などをきびしく責めないこと。

【イデオロギー】⇒政治的・社会的な考え方。

【相違(そうい)】⇒二つのものの間にちがいがあること。違い。

【嫉視(しっし)】⇒ねたましく思って見ること。

【脱却(だっきゃく)】⇒よくない状態から抜け出すこと。

【欠陥(けっかん)】⇒欠けて足りないこと。不備。欠点。

【恒常的(こうじょうてき)】⇒一定していて、変わらないさま。

【遍在(へんざい)】⇒広くまんべんなく、どこにでも存在すること。

【保障(ほしょう)】⇒ある状態がそこなわれることのないように、保護して守ること。

【交錯(こうさく)】⇒いくつかのものが入り混じること。

【縮減(しゅくげん)】⇒縮めたり減らしたりすること。

【牽引力(けんいんりょく)】⇒心などを引きつける力。

【反発力(はんぱつりょく)】⇒他者の言動を受け入れずに、反抗する力。

【繁栄(はんえい)】⇒豊かに栄えること。栄えて発展すること。

【起因する(きいんする)】⇒原因となる。問題の発端となる。

【頽廃(たいはい)】⇒道徳や秩序が乱れて、不健全になること。

第四段落の語句・漢字一覧

 

【リアル】⇒現実的。

【回避(かいひ)】⇒まぬかれようとして避けること。

【煩雑(はんざつ)】⇒込み入っていてわずらわしいこと。また、そのさま。

【耐性(たいせい)】⇒耐えることのできる性質。

【補助線(ほじょせん)】⇒本来は、幾何学の用語で「解答を導き出すために図形に補う直線」という意味。ここでは、「世界の問題に取り組む際に助けとなる考え方」を表している。

【参照軸(さんしょうじく)】⇒物事を理解するために仮に想定される考え方。

【増殖(ぞうしょく)】⇒増えること。

【募る(つのる)】⇒ますます激しくなる。こうじる。

まとめ

 

以上、今回は『社会の壊れる時』の語句についてまとめました。ぜひノート代わりにして頂ければと思います。なお、本文の要約やテスト対策については以下の記事で解説しています。

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国語力アップ.com管理人

大学卒業後、国語の講師・添削員として就職。その後、WEBライターとして独立し、現在は主に言葉の意味について記事を執筆中。 【保有資格】⇒漢字検定1級・英語検定準1級・宅地建物取引士など。

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