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森羅万象 意味 使い方 類語 例文 英語

 

森羅万象」という言葉を
聞いたことがありますか?

 

インパクトのある言葉なので、
「何となく知っている!」という人も多いと思います。

最近のニュースだと、
安倍総理がこの発言をして有名になりました。

しかし、
正確な意味まで把握している人は
かなり少ないのではないでしょうか?

 

そこで今回は、
森羅万象」の意味・使い方・語源
などを紹介していきたいと思います。

では、さっそく見ていきましょう。

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森羅万象の意味・語源

 

「森羅万象」
の意味を調べると、
次のように書かれています。

【森羅万象(しんらばんしょう)】

天地間に存在する、数限りないすべてのもの(万物)や事象。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

森羅万象(しんらばんしょう)」とは、
宇宙に存在するすべての物や現象」という意味です。

 

例えば、
以下のように使います。

人生うまく行かない場合は、森羅万象に感謝する気持ちを持とう。

「人生」というのは、
うまく行かないことが多々起こります。

そんな時、
世の中のあらゆるもの」に
感謝する気持ちを持てばどうでしょうか?

 

例えば、

  • 友達
  • 兄弟
  • 学校
  • 仕事
  • 住む家
  • 健康
  • お金

といったことです。

 

何となく気持ちが楽になりますよね?

 

このように、
全てのものや現象」を表す時に
「森羅万象」を使うわけですね。

 

言葉の意味を補足しておくと、

森羅」は「森が羅列(られつ)する」と書くので、
樹木が果てしなく連なる様子」を意味します。

イメージ的には、
「ジャングルのように木々が生い茂っている感じ」
だと思ってください。

 

そして、
万象」とは「すべてのもの」を意味します。

「万」という字は、
「万有引力」「万物の源」のように
「すべて」という意味があるわけですね。

 

整理すると、「森羅万象」は、

「木々がずっと続く広い世界」+「全てのもの」

という2つの意味が合わさった言葉となります。

ここから、現在の
「世の中のあらゆるもの・現象」
という意味になるわけですね。

 

考えてみれば、
「森」というのは自然の象徴です。

その森がずっと続く世界は、
まさにすべてを包み込むほどの強大なパワーでしょう。

そういう意味では、「森羅万象」は
「まさに自然の広大さを表した四字熟語」と言えるわけですね。

 

ちなみに、「万象」は
まんぞう」や「ばんぞう
とも読むことができます。

 

したがって、
「森羅万象(しんらまんぞう)」
「森羅万象(しんらばんぞう)」
と読んでも間違いではありません。

ただし、
この読み方をするケースは少ないですね。

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森羅万象の類語

森羅万象 類語

 

続いて、「類語」です。

「森羅万象」の
「類語」は以下の通りです。

【有象無象(うぞうむぞう)】

種々雑多なくだらない人や物。また、宇宙にある、形があるもの・ないもの全て。

後者の意味が、
「森羅万象」の類語となります。

【一切合切(いっさいがっさい)】

何もかも残らず全て。

「一切」とは「何もかも全て」

「合切」とは「残らず」という意味です。

【天地万物(てんちばんぶつ)】

世の中に存在する全ての物や現象。

「天地」とは、「天と地」
すなわち、「世の中」という意味です。

【所事万端(しょじばんたん)】

すべてのことがら。

「所事」とは「複数」

「万端」とは「全てのことがら」を指します。

以上が「類語」となります。

いずれも、
世の中にある全てのもの
という意味が共通していますね。

 

「森羅万象」は
「宇宙に存在する、ありとあらゆるもの」を含みます。

したがって、
「形のあるもの・ないもの全てが対象」
と考えてください。

 

形のあるものであれば、
テレビや冷蔵庫・車などはもちろん含みます。

また、形のないものだと、
神様や仏様などの宗教的な概念も含みますね。

いずれにせよ、
世の中のあらゆるものを対象とするのが
「森羅万象」ということです。

森羅万象の英語訳

 

続いて、「英語訳」です。

 

「森羅万象」は、
英語だと次のように言います。

 

everything in the universe」⇒「宇宙の全て」

everything in the world」⇒「世界の全て」

 

例文だと、
以下のような言い方ですね。

Everything in the universe has its use.
(森羅万象、使い道のないものはない)

We can’t know everything in the world.
(私たちは、森羅万象を知れるわけではない。)

 

また、「everything」を
all things」に変えることもできます。

All things are in a state of flux.(全ての物は、流転する)

※「flux」とは「流動・流転」などの意味です。

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森羅万象の使い方・例文

 

では、「森羅万象」の使い方を
例文で確認しておきましょう。

 

  1. 学者と言っても、森羅万象に通じているわけではない。
  2. 宇宙の森羅万象を観察し、これから起こることを予測する。
  3. 陰陽五行思想は、森羅万象は陰と陽に分かれると考えている。
  4. 森羅万象を慈しむ気持ちを持てば、世の中から争いごとはなくなるだろう。
  5. 人間は、森羅万象との関わりの中で、成長していく生き物だ。
  6. 世の中の森羅万象を解き明かす学問が、科学である。

 

「森羅万象」は、
日常生活ではあまり使わない言葉です。

たまに政治家などが使うシーンをみますが、
ごく少ないパターンと言っていいでしょう。

 

逆に、よく使われる分野としては、
科学・宗教・哲学」などが挙げられます。

 

特に「科学」は、
世の中の不思議を研究する学問なので
よく使われていますね。

「科学」の意味は、
以下の記事を参照してください。

>>科学と化学の違いとは?意味や使い分けも

まとめ

 

いかがでしたか?

 

内容を簡単にまとめると、

森羅万象」=宇宙に存在するすべての物や現象。

語源」=「木々がずっと続く広い世界」+「全てのもの」

類語」=「有象無象・一切合切・天地万物・所事万端」など。

ということでした。

 

「森羅万象」は、
世の中を広く・大きくとらえた深い言葉です。

この記事をきっかけに、
ぜひ正しい意味を理解しておきましょう。

では、今回は以上です!

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