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二転三転 意味 使い方 ビジネス 例文

 

ビジネスにおいて、
相手との信頼関係はとても大事な要素です。

せっかく築いた信用を壊すようなことは、
誰だって避けたいでしょう。

では、一体どんなことに注意すれば良いのでしょうか?

実は、「二転三転」という四字熟語にこそ
そのヒントがあるのです。

 

今回は、「二転三転」の意味や
ビジネスでの使い方について解説しました。

ぜひ参考にしてみてください。

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二転三転の意味・語源

 

まずは、基本的な意味です。

【二転三転(にてんさんてん)】

物事の内容・状態・成り行きなどが、何度も変わること。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

二転三転」とは、
物事の状態などが何度も変わること」を言います。

要するに、
「物事が定まっていない状態」だと考えてください。

 

次に、「二転三転」の語源について見ていきましょう。

 

二転三転」は、
一回だけでなく、二回も三回も変わる」ということです。

「二」と「三」は、文字通り回数を示し、
「転」には「転ぶ」・「転がる」の他に
変わる」・「移る」という意味があります。

つまり、二回も三回も変わることから、
「物事の状態や成り行きが何度も変わる」
という意味になるわけですね。

ビジネスでの使い方

 

続いて、
「二転三転」のビジネスでの使い方です。

 

ビジネスでは、「二転三転」は
相手への謝罪の場面でよく使われます。

【例】

  • 二転三転してしまい申し訳ありません
  • 二転三転してすみません

 

ビジネスにおいて大切な要素である「信頼関係」を築くには、
二転三転することは禁物です。

例えば、
取引先の会社と契約を結ぶと想像してください。

 

契約内容や段取りなど相手からの話が何度も変わったら、
あなたはどう感じますか?

状況が定まらないことや、
今後も一緒に仕事を続けることに不安を感じるでしょう。

 

一度決まったことを変更するとなれば、時間や労力もかかります。

しまいには、相手への不信感から
契約自体を取りやめるかもしれません。

 

したがって、「二転三転すること」は、
相手からの信頼を失う行為だと言えます。

ゆえに、ビジネスでは、
迷惑をかけたことを謝罪し信頼を取り戻すために
「二転三転してすみません」などと言うのです。

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二転三転の類語

二転三転 類語

 

次に、「二転三転」の類語をご紹介します。

【朝令暮改(ちょうれいぼかい)】

方針などがコロコロ変わり定まらないこと。

「朝に出した命令が、夕方にはもう改められる」という意味から。

【千変万化(せんぺんばんか)】

状況などが様々に変化すること。

「せんべんばんか」とも読み、「千」・「万」は数が多いことを示す。

【紆余曲折(うよきょくせつ)】

物事が込み入っており、色々変わること。

「道などが曲がりくねっている様子」から転じて、
「事情が込み入り複雑な様子」を表す。

【再転(さいてん)】

一度変わったことが、再び変わること。

文字通り、「再び転がること」から来た言葉。

他にも、「一貫性(いっかんせい)がない」という言い方があります。

「一貫性」の意味は、
始めから終わりまで、方針や考えが同じこと」です。

「二転三転」とは反対の意味ですが、
否定の「ない」を付けることで類語として使えますね。

発言がコロコロ変わることに対して、
「言うことに一貫性がない」といった使い方をします。

 

四字熟語には、
完全な同義語だと言える言葉はなかなかありません。

例えば、
「二転三転」と「紆余曲折」にも微妙な違いがあります。

 

「紆余曲折」は、
最終的な目的は変わらず「経過」が複雑に込み入っていること、

対して、「二転三転」は「経過」だけでなく、
最終地点も変わる可能性があります。

似た意味を持つ言葉ですが、
ニュアンスの違いによって使い分けるようにしてください。

二転三転の英語

 

次に、「二転三転」の英語訳です。

例文だと、以下のような言い方になります。

The situation changed repeatedly.(状況が二転三転した。)

 

「change」は、「変化する」

「repeatedly」は、「何度も・たびたび」という意味です。

 

「何度も変化する」ということから、「二転三転」を表します。

 

他にも2つ紹介しておきましょう。

change again and again(二転三転)」

seesaw back and forth(二転三転)」

 

「again and again」は、「何度も何度も」という意味です。

 

また、「seesaw」は、遊具のシーソーのことですが、
「変動する」という意味も持ちます。

「back and forth」は、「前後に・あちこちに」という意味です。

合わせると、
「あちこちに変化する」という意味になり、
「二転三転」として使えますね。

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二転三転の使い方・例文

 

最後に、「二転三転」の使い方を例文で確認しましょう。

 

  1. 彼の証言は、二転三転していて信用できない。
  2. 会議の日程が二転三転して決まらないので、他の予定が立てづらい。
  3. 私の確認不足で、食事会の場所が二転三転してしまい、申し訳ありません。
  4. イベントの内容が二転三転し、スタッフは混乱していた。
  5. 二転三転の末に、ようやく配属先が決まった。
  6. 今回の事故に対する校長の説明が二転三転したことで、保護者からの批判が殺到した。

 

例文を見てみると、「二転三転」を相手に使う時は、
物事が突然変わったことへの不満・不信感などを込めて使うことが多いですね。

「信用できない」や「混乱」など、
文中にネガティブな意味の言葉を含むのも特徴です。

 

一方で、自らが「二転三転」させてしまった時は、
「謝罪」や「罪悪感」の気持ちを表していると言えます。

とにかく、「二転三転」が
良い意味で使われることはありませんので覚えておきましょう。

まとめ

 

いかがでしたか?

 

今回の内容をまとめると、

二転三転」=「物事の状態などが何度も変わること。

語源」=二回も三回も変わることから。

類語」=「朝令暮改・千変万化・紆余曲折・再転」など。

英語」=「change again and again」「seesaw back and forth」

ということでした。

 

失った信用を取り戻すのは簡単なことではありません。

できるだけ「二転三転」しないよう、
慎重な発言や行動を心がけたいものですね。

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