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世情とは 意味 読み方 使い方 類語 英語

 

世情」という言葉をご存知でしょうか?

音楽業界だと中島みゆきの歌詞としても使われている言葉です。

ただ、普段はなかなか聞かない言葉なので、
その具体的な使い方を問われても困るかと思います。

そこで今回は、
「世情」の意味や読み方・使い方などを
詳しく解説しました。

さっそく、確認していきましょう。

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世情の意味・読み方

 

まずは、基本的な意味と読み方です。

【世情(せじょう)】

世の中の事情・ありさま。

世間一般の人の考え。俗人の考え。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

世情」は「せじょう」と読みます。

まれに「せいじょう」と読むこともありますが、
多くの場合「せじょう」と読むと考えてください。

 

意味としては2つ押さえておきましょう。

1つ目は、
世の中の事情・ありさま」という意味です。

使い方としては、以下の通りです。

彼は世情に疎い男だ。こんなに無知だとは思わなかったよ。

この場合はつまり、
彼が世の中のことを全く知らない」ということですね。

具体的に言うと、

  • 「今、世の中で話題になっている事柄を知らない」
  • 「毎日ニュースになっている社会問題を知らない」

といったことです。

 

そして2つ目は、
世間一般の人の考え・俗人の考え」という意味です。

「俗人(ぞくじん)」とは、
「(僧侶に対する)一般人のこと」だと思って下さい。

こちらも例文を紹介すると、次の通りです。

世情を捨てて、寺の僧侶となることにした。

つまり、「一般人としての考えを捨てた」ということですね。

 

以上、2つの意味を紹介しましたが、
ほとんどの場合は1つ目の意味として使われます

なので、
世情」=「世の中の事情・ありさま
という意味だと考えて問題ありません。

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世情の類義語

世上 類語 対義語

 

続いて、「世情」の類語を紹介します。

 

  • 「世の中」
  • 「実社会」
  • 「時流」
  • 「潮流」
  • 「風潮」
  • 「世論」
  • 「社会情勢」
  • 「社会状況」
  • 「社会風土」
  • 「市井(しせい)」
  • 「巷(ちまた)」
  • 「世上(せじょう)」

 

「世情」の類語は多くありますが、全体的なイメージとしては
社会全体の様子や雰囲気」を表した言葉と考えるとよいでしょう。

例えば、「社会情勢」や「社会状況」などは、
まさに社会全体の様子を表した言葉ですよね。

さらにそこから派生して、
社会の流れや動きを意味する「時流・潮流」なども
覚えておくとよいです。

 

ちなみに、最後の「世上(せじょう)」は、
世の中・世間」という意味です。

読み方が同じなのでまぎらわしいですが、
全く同じ意味の言葉というわけではありません。

「世上」はただ単に「世の中」や「世間」を意味する言葉なのに対し、「世情」はそこに「様子」という意味が加わります。

したがって、「世上」に細かい雰囲気や様子を加えた言葉が
「世情」だと考えて下さい。

世情の英語訳

 

続いて、英語訳です。

「世情」は英語だと次のように言います。

 

①「the world

②「what is going on in the world

 

①は直訳すると「世の中」という意味です。

「world」には「世界」だけでなく「世の中」という意味もあります。

そして、
②は「世界で起こっていること」という意味です。

「what is going on」で「何かが起こっている」と訳せます。

これに「in the world(世界の中で)」を付けることで、
「世界の中で何かが起こっている」⇒「世情」となります。

 

例文だと、それぞれ以下のような言い方です。

She knows the world.(彼女は世情に通じている。)

They know what is going on in the world.
(彼らは世情に通じている。)

実際の例文では、
前に「know(~を知っている)」をつけることが多いですね。

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世情の使い方・例文

 

では、最後に「世情」の使い方を
例文で確認しておきましょう。

 

  1. 彼は世情に明るいジャーナリストとして知られている。
  2. 世情に疎いので、最近のニュースはあまりよく分かりません。
  3. 昨今の世情を切るように、コメンテーターは遠慮なく発言した。
  4. 世情が混沌とする中、政府は具体的な経済対策をついに発表した。
  5. 世情を鑑み、今回のスポーツイベントは自粛することにしました。
  6. 昔の時代と今の時代では、世情が異なるので何とも言えないね。

 

「世情」は、「世の中のありさま」
を表す言葉ということでした。

なので、使い方としては、
コメンテーターやジャーナリストなど
世の中を常に見ている人を対象にすると使いやすいです。

また、民間を常に管轄している
国や行政などを主語としてもよいですね。

ちなみに、用例としては、
世情に明るい」「世情に疎い」の2つが多いです。

前者は「世間のことをよく知っている」、
後者は「世間の事をよく知らない」という意味だと考えて下さい。

関連:>>森羅万象の意味や使い方は?類語や例文も解説

まとめ

 

以上、今回の内容を簡単にまとめると

世情(せじょう)」=「世の中の事情・ありさま

類語」=「社会情勢・社会状況・時流・潮流・世上」など。

英語」=「the world」「what is going on in the world」

ということでした。

 

「世情」という言葉は何となく難しそうに見えますが、
実際は様々な場面で使えて便利です。

語彙力を増やすためにも、
今後の文章でぜひ使ってみてはどうでしょうか?

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国語力アップ.com管理人

大学卒業後、国語の講師・添削員として就職。その後、WEBライターとして独立し、現在は主に言葉の意味について記事を執筆中。 【保有資格】⇒漢字検定1級・英語検定準1級・日本語能力検定1級など。

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