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無味乾燥 意味 例文 使い方 類語

 

日々生活していると、
退屈過ぎたりつまらなかったり、
なんてことがあるのではないでしょうか?

今回ご紹介する「無味乾燥」は、
そんな状態を表す四字熟語です。

日常生活の中で、
誰もが1度は感じたことのある感情ですよね。

この記事では、「無味乾燥」の意味や使い方、
類語などを紹介していきます。

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無味乾燥の意味

 

まずは、基本的な意味と読みです。

【無味乾燥(むみかんそう)】

なんの面白みも味わいも無いさま。

出典:三省堂 大辞林

「無味乾燥」の読み方は「むみかんそう」です。

意味としては、
面白みや味わいがなく、つまらない様子のこと」を表します。

 

例えば、以下のように使います。

この先生は、無味乾燥な授業ばかりで眠たくなる。

学生時代に、「話がつまらない先生の授業を受けた」
という経験は誰しもあるかと思います。

  • 退屈な授業だな・・・
  • ムダな話がずっと続くな・・・

このように、
「何の興味を引かれることもなく、物事がつまらない様子のこと」を
「無味乾燥」と言うわけですね。

無味乾燥の語源

 

次に、「無味乾燥」の語源を見ていきましょう。

漢字を見てみると、
前半を「無味」、後半を「乾燥」に分けることができます。

 

まず前半の「無味」ですが、
これは漢字そのままで「味が無い」という意味です。

食べ物や飲み物の味がないと、
食事をしている方としては何ら楽しくありません。

このことから、
「無味」は人や物事に対して「面白みや風情がない」という意味で使われています。

 

そして、後半の「乾燥」は、
水分が無く乾いている」という意味です。

この「乾燥」は、砂漠をイメージすると分かりやすいでしょう。

誰も人や動物がいなく、植物も生えていないような状況です。

何ら潤いがなく干からびている景色が想像できますよね。

このことから、「乾燥」は、
人や物事に対して「潤いがなく乾いている」という意味で使われています。

 

2つの単語が合わさることで、「味がなくカラカラに乾いている」つまり、
面白みや潤いがなくつまらない」という意味の四字熟語になるわけです。

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無味乾燥の類語・対義語

無味乾燥 類語 対義語

 

続いて、「無味乾燥」の類語・対義語についてです。

まずは「類語」から見ていきましょう。

【無味単調(むみたんちょう)】

変化がなく単純で、つまらないこと。

こちらは「無味乾燥」と同じく「無味」という単語が使われていますが、
後ろに「単調」という言葉がくっついています。

「単調」とは、「変化が無く一本調子」という意味です。

【興味索然(きょうみさくぜん)】

関心がなくなり面白くないこと。

「索」という字は、「バラバラに離れてなくなるさま」という意味を表す漢字で、
「然」は他の語にくっついてその状態を表す漢字です。

この2つの漢字が結び付くことで、「心ひかれるものがなくなり、空虚な様子」という意味になります。

以上、2つの四字熟語を紹介しました。

ちなみに、四字熟語以外の類語だと
そっけない」という言葉があります。

「そっけない」とは、
「思いやりがない・好意が感じられない」などの意味です。

 

これは、「素気ない(すげない)」という言葉から生まれたもので、
「素気(すげ)」とは「思いやり」や「愛想」という意味です。

この「素気ない」が「そっけない」と読まれるようになり、
現在の「そっけない」という言葉になりました。

 

では、次に「対義語」も見ていきましょう。

【興味津々(きょうみしんしん)】

興味が湧いて尽きない様子。

「興味津々」の「津」という字は、
「水分が溢れる、染み出す」という意味を持っています。

部首が「さんずい」になっていることからも、分かりやすいでしょう。

この「津」を2つ重ねて「津々」とすることで、
「水が溢れるかのように興味が湧いてくる」という意味を表しているわけです。

「無味乾燥」の反対語として使える言葉ですね。

無味乾燥の英語

 

続いて、英語表現を見ていきましょう。

「無味乾燥」を英語にすると、以下のようになります。

 

dull(鈍い、ぼんやりした、冴えない)」

dry as dust(ホコリのように乾いている、無味乾燥な)」

 

「dull」は「鈍い、冴えない」などといった意味を表す形容詞ですが、
「面白みがない、風情がない」という意味でも使うことができます。

 

また、「dry」は「乾いている」、「dust」は「ホコリ、ちり」という意味です。

「as」でくっつけることで、「ホコリのように乾いている」となり、
「無味乾燥」と同じ意味として使うことができます。

ちなみに、「dust」の部分を「a bone」にすることで、
「骨のように干からびている」となりこちらも同じ意味として使えます。

 

それでは、例文を見ていきましょう。

The movie was so dull.(その映画は無味乾燥で、全く面白みがなかった。)

School math is dry as dust.(学校での数学は、無味乾燥で面白みがない。)

Her ideas are dry as a bone.(彼女のアイディアは無味乾燥でつまらない。)

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無味乾燥の使い方・例文

 

最後に、「無味乾燥」の使い方を例文で紹介していきます。

 

  1. 毎日同じことの繰り返しで、無味乾燥な日々だ。
  2. この前見た映画は、無味乾燥なもので眠たくなったよ。
  3. 彼はいつもつまらなそうにしていて、無味乾燥な人だね。
  4. 無味乾燥でつまらない人生を終わらせるために、趣味を見つけよう。
  5. 淡々と説明するだけの授業は、無味乾燥でつまらない。
  6. 無味乾燥な人生を終わらせるには、夢中になれることを見つけるのが良い。

 

「無味乾燥」は、このように、
面白みのない人物やつまらない物事に対して使うことができます。

なので、基本的には良くないイメージで使うと考えて下さい。

多くは、「無味乾燥な人」「無味乾燥な日々」など、
対象を否定するような時に使います。

 

もしもこの言葉を使われている人がいたら、

  • 「味気なくつまらない人なんだな・・・」
  • 「干からびそうなほど退屈な時間なんだな・・・」

このようなネガティブなイメージで考えて問題ありません。

人や物事が無味乾燥であることは、好ましいことではないのです。

まとめ

 

いかがでしたか?

 

内容を簡単にまとめると、

無味乾燥」=なんの面白みや味わいもなく、つまらない様子のこと。

語源」=味や潤いがなく、乾いている様子から。

類語」=「無味単調・興味索然」

対義語」=「興味津々」

英語」=「dull」「dry as dust」「dry as a bone」

ということでした。

 

毎日同じことの繰り返しで新しい変化がないと、
どうしても退屈になりがちですよね。

そんな時はぜひ一つの表現方法として「無味乾燥」を使ってみてください。

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国語力アップ.com管理人

大学卒業後、国語の講師・添削員として就職。その後、WEBライターとして独立し、現在は主に言葉の意味について記事を執筆中。 【保有資格】⇒漢字検定1級・英語検定準1級・日本語能力検定1級など。

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