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環境問題と孤立した個人 意味調べノート 語句 漢字 テスト

 

『環境問題と孤立した個人』は、現代文の教科書で学ぶ評論です。高校の定期テストなどにも出題されています。

ただ、本文中には意味の分かりにくい言葉が多く出てきます。そこで今回は、本作に出てくる重要語句を一覧にしてまとめました。

第一段落の語句一覧

 

【貧困(ひんこん)】⇒貧しくて生活に困っていること。

【汚染(おせん)】⇒汚れること。

【生態系(せいたいけい)】⇒ある地域に生息するすべての生物と、それを取り巻く環境を包括した全体。

【枯渇(こかつ)】⇒物が尽きてなくなること。

【廃棄物(はいきぶつ)】⇒日常生活や産業活動などで、不用なものとして廃棄される物。

【累積(るいせき)】⇒物事が次々に重なり積もること。

【搾取(さくしゅ)】⇒しぼり取ること。ここでは、「必要以上に採取して使うこと」という意味。

【イデオロギー】⇒政治や社会に対する考え方。

【国益(こくえき)】⇒国の利益。

【衝突(しょうとつ)】⇒主張や意見が対立し、争うこと。

【自然観(しぜんかん)】⇒自然に対する考え方や捉え方。

【世界観(せかいかん)】⇒世界に対する考え方や捉え方。

【推進(すいしん)】⇒おし進めること。物事がはかどるように、積極的に行うこと。

【トータルな】⇒全体的な。

【近代科学(きんだいかがく)】⇒16世紀半ばに始まったヨーロッパ近代の自然科学。「自然科学」とは、自然の不思議を研究する学問のことを指す。

【推進力(すいしんりょく)】⇒推し進める力。

【追求(ついきゅう)】⇒追い求めること。

【テクノロジー】⇒科学技術。

【相反する(あいはんする)】⇒対立する。互いに矛盾する。

第二段落の語句一覧

 

【確立(かくりつ)】⇒しっかりと定めること。

【剝奪(はくだつ)】⇒はぎとること。無理に取り上げること。

【死せる機械(しせるきかい)】⇒死んでいる機械。生命のない機械。

【還元(かんげん)】⇒多様で複雑な現象を、単純で根本的な原理に置き直して説明すること。本来は「もとに戻すこと」という意味だが、ここでは哲学的な意味で用いられている。

【微小(びしょう)】⇒非常に小さいさま。

【物心二元論(ぶっしんにげんろん)】⇒精神と身体は別の物であるとする考え方。哲学者デカルトにより提唱され、身体よりも精神の方が優れているという考えが根本にある。

【主観(しゅかん)】⇒その人ひとりのものの見方。

【内在的な性質(ないざいてきなせいしつ)】⇒その中にすでに持っている性質。

【感受(かんじゅ)】⇒外界の刺激や印象を受けいれること。

【推論(すいろん)】⇒推理・推察によって論を進めること。

【類推(るいすい)】⇒類似点をもとにして、他の事を推しはかること。

【連合(れんごう)】⇒心の内部で観念と観念などの心的要素が結びつくこと。

【秩序(ちつじょ)】⇒整った状態。整然とまとまっている状態。

【ないし】⇒あるいは。または。

【無情(むじょう)】⇒いつくしむ心がないこと。思いやりのないこと。

【表象(ひょうしょう)】⇒ものやことをかたちに表すこと。ものやことをかたちとして捉えること。また、そうして表されたり捉えられたりしたかたち。

【異質(いしつ)】⇒性質の違うさま。

第三段落の語句一覧

 

【叙情詩(じょじょうし)】⇒作者の感情や情緒を表現した詩。

【賛美(さんび)】⇒ほめたたえること。

【規範(きはん)】⇒哲学で、行為や判断などの基準となるべき原則。「〜である」と記述される事実命題に対し、「〜べきである」と記述される命題またはその体系を指す。

【浸透(しんとう)】⇒広い範囲に行きわたること。

【欠落(けつらく)】⇒一部分が欠け落ちること。

【極微(きょくび)】⇒極めて小さいこと。※「ごくび」とも読む。

【躊躇(ちゅうちょ)】⇒ためらうこと。あれこれ迷って決心できず、ぐずぐずすること。

【改変(かいへん)】⇒改めて違うものにすること。

第四段落の語句一覧

 

【同型(どうけい)】⇒型が同じであること。同じ型。

【桎梏(しっこく)】⇒人の行動の自由を厳しく制限して束縛するもの。「桎」は「足かせ」、「梏」は「手かせ」の意。

【遊離(ゆうり)】⇒分離すること。

【概念(がいねん)】⇒個々の事物から共通する性質を抜き出して構成される意味内容。

【アイデンティティー】⇒自己同一性。主体性。

【根無し草(ねなしぐさ)】⇒地中に根を張らず、水に浮いている草。ここでは、比喩的に「あてもなく漂っているような生き方をしている人間」を指している。

【喪失(そうしつ)】⇒うしなうこと。多く抽象的な事柄についていう。

【相互に(そうごに)】⇒お互いに。

【排除(はいじょ)】⇒おしのけて、取り除くこと。

【規定(きてい)】⇒規則や規準を定めること。

【ニーズ】⇒必要。需要。

【マイノリティー】⇒少数派。少数民族。

【信仰(しんこう)】⇒ある宗教を信じて、その教えを自分のよりどころとすること。

【周辺化(しゅうへんか)】⇒中心的な問題ではなく、それに付随する問題として扱うこと。他よりも価値の劣るものとして扱うこと。

【軽視(けいし)】⇒物事を軽く考えること。

【発揮(はっき)】⇒もっている能力や特性などを十分に働かせること。

【従来(じゅうらい)】⇒これまで。以前から今まで。

第五段落の語句一覧

 

【観点(かんてん)】⇒物事を見たり考えたりするときの立場。

【全体論(ぜんたいろん)】⇒全体は部分や要素に還元できない独自の原理をもつとする哲学的な立場。

【有機(ゆうき)】⇒生命力を有すること。⇔「無機」

【相互作用(そうごさよう)】⇒互いに働きかけ、影響を及ぼすこと。

【エコロジー】⇒生態学。

【前身(ぜんしん)】⇒変化・発展する前のもの。

【弊害(へいがい)】⇒害となる悪いこと。

【帰結(きけつ)】⇒最終的に落ち着いた結果。

まとめ

 

以上、今回は『環境問題と孤立した個人』の重要語句をまとめました。ぜひノート代わりにして頂ければと思います。なお、本文のあらすじや要約、テスト対策などについては以下の記事で解説しています。

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国語力アップ.com管理人

大学卒業後、国語の講師・添削員として就職。その後、WEBライターとして独立し、現在は主に言葉の意味について記事を執筆中。 【保有資格】⇒漢字検定1級・英語検定準1級・宅地建物取引士など。

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