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抱負 四字熟語 社会人 中学生 勉強 健康 高校生

 

年末年始になると、新年の抱負を表す言葉として四字熟語がよく使われます。ビジネスをしている社会人や受験勉強に励む中学生・高校生などは特にそうでしょう。

場合によっては、その年だけではなく生涯使う「座右の銘」とする人もいます。そこで本記事では、新年の抱負にふわさしい四字熟語を一覧にしてまとめました。

努力を表す四字熟語

 

【奮励努力(ふんれいどりょく)】⇒気力を奮い起こして、物事に励むこと。

【勇往邁進(ゆうおうまいしん)】⇒目的や目標に向かって、ひたすら努力すること。

【臥薪嘗胆(がしんしょうたん)】⇒目的の達成のために苦労し、努力すること。

【七転八起(しちてんはっき)】⇒何度失敗してもくじけず、立ち上がって努力すること。

【一心不乱(いっしんふらん)】⇒何か一つのことに心を集中して、他のことに心を奪われないさま。

【愚公移山(ぐこういざん)】⇒何事も根気よく努力を続ければ、最後には成功することのたとえ。

【全身全霊(ぜんしんぜんれい)】⇒その人の体力と精神力のすべて。(例)⇒「全身全霊を捧げる」。

【点滴穿石(てんてきせんせき)】⇒わずかな力でも積み重なれば、大きな事を成し遂げられること。

【不撓不屈(ふとうふくつ)】⇒強い意志をもって、どんな苦労や困難にもくじけないさま。

【切磋琢磨(せっさたくま)】⇒互いに励まし合いながら、努力に努力を重ねること。

【我武者羅(がむしゃら)】⇒一つの目的に向かい、ひたすら打ち込むこと。

前向きさを表す四字熟語

 

【一致団結(いっちだんけつ)】⇒皆で心を一つにして、同じ目標に向かって行動すること。

【一路邁進(いちろまいしん)】⇒目的を達成するために、ひたすら前へ進むこと。

【雲外蒼天(うんがいそうてん)】⇒試練を乗り越えて努力していけば、快い青空が望めること。

【前途洋洋(ぜんとようよう)】⇒今後の人生が大きく開けていて、希望に満ちあふれているさま。

【雨過天晴(うかてんせい)】⇒悪かった状況や状態が、よいほうに向かうことのたとえ。

【心機一転(しんきいってん)】⇒何かをきっかけに、すっかり気持ちや心をよいほうに入れかえること。

【現状打破(げんじょうだは)】⇒現在の状況。状態、情勢などをよい方向に思い切って変化させること。

【一念発起(いちねんほっき)】⇒思い切ってそれまでの考えを改め、あることを成し遂げようと決意すること。

【改過自新(かいかじしん)】⇒自分の過ちを改めて、新たに再出発すること。

【温故知新(おんこちしん)】⇒過去の事実を研究し、そこから新しい知識や見解をひらくこと。

【不言実行(ふげんじっこう)】⇒あれこれ言わず、黙ってなすべきことを実行すること。

【万物流転(ばんぶつるてん)】⇒この世にあるすべてのものは、絶え間なく変化してやまないということ。

健康・幸せを願う四字熟語

 

【無病息災(むびょうそくさい)】⇒病気をせずに健康でいること。元気でいること。

【平穏無事(へいおんぶじ)】⇒穏やかで、何も変わったこともなく安らかであること。

【家内安全(かないあんぜん)】⇒家族に病気や事故がないこと。家族一同が元気であること。

【質実剛健 (しつじつごうけん)】⇒中身が充実して飾り気がなく、心身ともに強くたくましいさま。

【笑門来福(しょうもんらいふく)】⇒笑いの絶えない家(人)には、自然と幸福が訪れること。

【新春万福(しんしゅんばんぷく)】⇒新しい年に幸せがたくさん来るように、という思いが込められた言葉。

【油断大敵(ゆだんたいてき)】⇒注意を怠ると思わぬ失敗を招くため、十分に気をつけるべきである。

【一期一会(いちごいちえ)】⇒一生涯にただ一度会うかどうかわからぬほどの縁。出会いを大切にすることのたとえ。

かっこいい四字熟語

 

【有言実行(ゆうげんじっこう)】⇒言ったことは必ず実行すること。

【初志貫徹(しょしかんてつ)】⇒最初に心に決めた志を最後まで貫き通すこと。

【完全無欠(かんぜんむけつ)】⇒どこから見ても、欠点や不足などがまったくないこと。

【唯一無二(ゆいいつむに)】⇒この世でただ一つしかないこと。他に並ぶものがないこと。

【百戦錬磨(ひゃくせんれんま)】⇒数々の実戦で鍛えられること。また、多くの経験を積んでいること。

【泰然自若(たいぜんじじゃく)】⇒落ち着いていてどんなことにも動じないさま。

【正々堂々(せいせいどうどう)】⇒態度や手段が正しくて立派なさま。

【捲土重来(けんどちょうらい)】⇒一度敗れたり失敗した者が、再び勢いを盛り返して巻き返すこと。

【起死回生(きしかいせい)】⇒絶望的な状況を立て直し、一挙に勢いを盛り返すこと。

【完全燃焼(かんぜんねんしょう)】⇒全力を出し切って事に当たること。

ビジネスで使える四字熟語

 

【原点回帰(げんてんかいき)】⇒物事の基本や出発点に帰ること。初心に立ち戻ること。

【試行錯誤(しこうさくご)】⇒新しい物事に対して、試みと失敗を繰り返しながら解決策を見出していくこと。

【未来永劫(みらいえいごう)】⇒これから先、無限に長い年月にわたること。

【率先垂範(そっせんすいはん)】⇒人の先頭に立って物事を行い、模範を示すこと。

【粉骨砕身(ふんこつさいしん)】⇒力の限り努力すること。一生懸命働くこと。

【精励恪勤(せいれいかっきん)】⇒熱心に仕事や学業に励むこと。

【商売繁盛(しょうばいはんじょう)】⇒商売がにぎわって栄えること。

【首尾一貫(しゅびいっかん)】⇒最初から最後まで、一つの方針や態度が貫かれていること。

【独立独歩(どくりつどっぽ)】⇒他人に頼らず、自分の力で信ずる道を進んでいくこと。

【信賞必罰(しんしょうひつばつ)】⇒功績があれば必ず賞を与え、罪があれば必ず罰すること。

【創意工夫(そういくふう)】⇒新しい方法や手段を考え出すこと・今まで思いつかなかったことを考え出すこと。

【八面六臂(はちめんろっぴ)】⇒あらゆる方面にめざましい働きを示すこと。

【鶏口牛後(けいこうぎゅうご)】⇒大きな組織の末端にいるよりも、小さくてもよいからその組織の長となるべきである。

座右の銘にしたい四字熟語

 

【文武両道(ぶんぶりょうどう)】⇒勉学とスポーツともにすぐれていること。

【一日一善(いちにちいちぜん)】⇒一日に一つ善行をして、それを積み重ねること。

【凡事徹底(ぼんじてってい)】⇒何でもないような当たり前のことを徹底的に行うこと。

【百折不撓(ひゃくせつふとう)】⇒何回失敗しても、志や信念をまげないこと。

【一意専心(いちいせんしん)】⇒一つのことにひたすら心を集中すること。

【万里一空(ばんりいっくう)】⇒どこまでも同じ一つの目標を見据え、たゆまず努力を続けるという心構え。

【悠悠自適(ゆうゆうじてき)】⇒のんびりと心静かに、思うまま過ごすこと。

【無為自然(むいしぜん)】⇒手を加えず、ありのままであること。

【誠心誠意(せいしんせいい)】⇒嘘いつわりなく、真心をもって事に当たること。

【克己復礼(こっきふくれい)】⇒私情や私欲に打ち勝ち、礼儀にかなった行いをすること。

【外柔内剛(がいじゅうないごう)】⇒外見は穏やかでもの柔らかだが、内心はしっかりしていて、芯が強いこと。

まとめ

 

以上、今回は新年の抱負や目標を表す四字熟語を一覧にしてまとめました。これらの言葉は、年賀状やビジネスメールなどで使う機会もあります。そのため、ぜひ自分の気に入った四字熟語を正しい場面で使って頂ければと思います。

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国語力アップ.com管理人

大学卒業後、国語の講師・添削員として就職。その後、WEBライターとして独立し、現在は主に言葉の意味について記事を執筆中。 【保有資格】⇒漢字検定1級・英語検定準1級・宅地建物取引士など。

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