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パソコン コンピュータ 違い 意味 使い分け

 

「コンピュータ」と「パソコン」は、どちらも普段から使われている言葉です。現代の仕事や生活におけるツールとして欠かせません。

ただ、両者の違いを完全に理解している人というのは意外と少ないのではないでしょうか?そこで本記事では、「コンピュータ」と「パソコン」の違いについて詳しく解説しました。

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コンピュータの意味

 

最初に、「コンピュータ」の意味を辞書で引いてみます。

【コンピュータ(computer)】

計算機。特に、電子計算機。トランジスター・IC・LSIなどの電子回路を用いて、高速度で計算やデータ処理、また、情報の記憶保存・検索などができる装置。1946年に米国で開発されたENIAC (エニアック)が最初。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

コンピュータ」とは「計算やデータ処理、情報の記憶保存・検索などができる装置」のことです。一言で、「計算機・電子計算機」などと言い換えても構いません。

「コンピュータ」は英語だと「computer」と書き、「compute」を語源とする言葉です。「compute」とは「~を計算する」という意味の動詞で、この単語が元となり「computer」という名詞が生まれました。

したがって、「コンピュータ」は元々は「計算するもの」という意味で使われていたということが分かります。

例えば、ミサイルなどの軍事技術を使う際には正確な目標地点を定めなければいけません。そして、天候や風、気圧などの条件を加味しながら細かな計算をする必要があります。

これらの細かな計算をするために、古くからコンピューターは利用されていたということです。

現在では、コンピュータは計算するだけでなく、データの処理や情報の保存、検索などもできるようになっています。

私たちが普段から使っているワードやエクセルなどの計算機能、データベースソフトを使った処理、グーグルでの検索機能などはまさにコンピュータが行っているものだと言えます。

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パソコン(PC)の意味

 

続いて、「パソコン」の意味も辞書で引いてみます。

【パソコン】

「パーソナルコンピューター(personal computer)」の略。家庭や仕事場での個人使用を目的とする小型コンピューター。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

パソコン」とは「家庭や仕事場での個人使用を目的とした小型コンピューター」を意味します。簡単に言えば、「小さいコンピュータのこと」だと考えても構いません。

「パソコン」は「personal computer」の略で、「personal」とは「個人の・自分の」などの意味です。つまり、個人で使うことを想定したコンパクトなサイズの装置を「パソコン」と呼ぶのです。

例えば、私たちが職場で仕事のために使っているノートパソコンなどは「パソコン」です。また、自宅で使っているデスクトップパソコンやノートパソコンなどもまぎれもなく「パソコン」です。

どちらの場合も、自分一人で電源のスイッチを押して操作し、そして最後はシャットダウンをします。このように、個人で使う小さいコンピュータのことを「パソコン」と言うのです。

共通しているのは、「個人で使用できる」という点にあります。

「パソコン」は大型で規模の大きい装置を指すわけではありません。一般レベルの個人でも使えるようなコンパクトで小さな装置のことを指すのです。

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コンピュータ・パソコンの違い

パソコン コンピュータ 違い

 

以上の解説を踏まえますと、「パソコンとはコンピュータの一部である」と定義することができます。

例えるなら、野球がスポーツの一部であること、J-popが音楽の一部であることなどと一緒です。つまり、「コンピュータ」というのは「パソコン」を含んだ広い意味を持つ言葉ということになります。

「コンピュータ」は「データの処理をする装置」を指す言葉で、スーパーコンピュータのような超大型で大規模な装置や、ビジネス用のサーバー、家庭用のコンピューターなど様々なものを含みます。

身近な例で言うと、スマートフォンやiPad、電子レンジの内部システム、スーパーのレジシステムなども広い意味ではコンピュータに当てはまります。

一方で、「パソコン」の方はノートパソコン、デスクトップパソコンなどのように個人が使用するコンピュータを対象とします。こちらは個人が使用すること前提で作られているため、当然大型の機械などではなく小型で設計されているものになるということです。

なお、「パソコン」という名称は日本独自のものなので、海外の国では通用しません。対して、「コンピュータ」は英語をそのままカタカナ語にしたものなので、海外でも一般的な呼称となっています。

もしも「パソコン」を海外でも使う場合は「PC」という名称を使うようにします。「PC」という呼び名であれば、世界でも通用するポピュラーなものです。

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コンピュータ・パソコンの例文

 

最後に、「パソコン」と「コンピュータ」の使い方を例文で紹介しておきます。

 

【パソコンの使い方】

  1. 自宅にパソコンが1台あれば、仕事を始められる時代である。
  2. 春から一人暮らしをするため、ノートパソコンを1台買うことにした。
  3. パソコンの動作が遅いので、専門店に修理を出すことにした。
  4. パソコンの正式名称は、「パーソナルコンピュータ」である。
  5. 中古のデスクトップパソコンを、ネットオークションで購入した。

【コンピュータの使い方】

  1. コンピュータの電源を切り、シャットダウンを行った。
  2. 最新鋭のコンピュータ技術を用いた軍事ミサイルが開発された。
  3. コンピュータウイルスにかからないように、ウイルス対策のソフトを入れる。
  4. アメリカ国防省には、超大型のスーパーコンピュータが導入されている。
  5. コンピュータには、CPUやメモリ、ストレージなどが組み込まれている。

 

なお、「コンピュータ」と「コンピューター」はどちらで表記しても同じ意味です。両者の違いは英語の発音の違いから生まれたものなので、特に意識して使い分けをする必要はありません。

元々、XPやVistaなどのOSでは「コンピュータ」と表記していました。しかし、1991年に国語審議会が、「–er、-or、-ar」 などで終わる外来語の場合は長音表記を付けることを推奨しました。そのため、現在では両方の表記が存在するということです。

まとめ

 

以上、本記事のまとめとなります。

コンピュータ」=計算やデータ処理、情報の記憶保存・検索などができる装置計算機・電子計算機

パソコン」=家庭や仕事場での個人使用を目的とした小型コンピューター。「personal computer」の略。

違い」⇒「パソコン」は「コンピュータ」の一部。「コンピュータ」は広い意味を持つ言葉。

「コンピュータ」とは、複雑かつ膨大な量の計算ができる装置のことです。コンピュータの中でも様々な種類があり、その中でも個人使用向けの小型のコンピュータが「パソコン」ということです。

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国語力アップ.com管理人

大学卒業後、国語の講師・添削員として就職。その後、WEBライターとして独立し、現在は主に言葉の意味について記事を執筆中。 【保有資格】⇒漢字検定1級・英語検定準1級・日本語能力検定1級など。

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