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ロゴスと言葉  意味調べ 語句 漢字 ノート プリント

 

『ロゴスと言葉』は、高校現代文の教科書に載せられている評論文です。そのため、学校の授業などにおいても学びます。

ただ、本文中には意味の分かりにくい言葉も多く出てきます。そこで今回は、『ロゴスと言葉』の重要語句や漢字の読み方などを簡単にまとめました。

第一段落の語句・漢字一覧

 

【ハイデガー】⇒ドイツの哲学者。1889年~1976年。「哲学」とは、世界・人生などの根本原理を追求する学問を表す。

【所収(しょしゅう)】⇒おさめられること。その書物に収められていること。

【論理学(ろんりがく)】⇒正しい判断や認識を得るための、思考の形式や法則を研究する学問。

【標題(ひょうだい)】⇒講演・演劇・芸術作品などの題。表題。

【ロゴス】⇒言葉。意味。論理。ヨハネ福音書冒頭の「はじめに言葉ありき。」の「言葉」は「ロゴス」の訳語。

【省察(せいさつ)】⇒自分の生活や行為を省みて、考えめぐらすこと。しょうさつ。

【本質(ほんしつ)】⇒物事の根本的な性質・要素。

【きわめて】⇒この上なく。

【形而上学的(けいじじょうがくてき)】⇒形而上学のような。形而上学における。形而上学風の。「形而上学」とは、目に見えない本質を追究する学問のこと。

【概念(がいねん)】⇒同類のものの中から共通なものを抽出することで捉えらえる一般的な意味内容。

【語源(ごげん)】⇒個々の単語の本来の意味や形。また、個々の単語の成立の起源や由来。

【遡って(さかのぼって)】⇒たどりもどって。たちかえって。「遡る」とは「物事の過去や根本にたちかえる」という意味。

【尺度(しゃくど)】⇒ものさし。判断の基準となるもの。

【理法(りほう)】⇒道理にかなった正しい法則。「道理」とは「物事の正しい筋道」を表す。

【理性(りせい)】⇒道理によって物事を判断する心の働き。論理的に思考する能力。

【推定(すいてい)】⇒ここでは、ロゴスという言葉の複雑多様な意味に共通する基本的な意味を推測すること。

【乱雑な集積(らんざつなしゅうせき)】⇒関連性のない事柄をとり集めて目の前に置くこと。「乱雑」とは、入りまじっていて無秩序なこと。「集積」とは、集めて積み上げることを表す。

【多種多様な異物(たしゅたようないぶつ)】⇒たとえば、「犬」という語の中には柴犬もいればチワワもいればプードルもあるというように、個々の犬の視点からみればそれぞれ異物であるということ。

【カテゴリー】⇒範疇(はんちゅう)。同じ性質のものが属する部門。

【括る(くくる)】⇒まとめる。ひとまとまりにする。

【秩序化(ちつじょか)】⇒一定の秩序のもとに置くこと。「秩序」とは「整った状態・整然とまとまっている状態」という意味。

【統一(とういつ)】⇒ここでは、「一つにまとめること」の意。

【カタログ】⇒商品の型や性能、価格などによって整理分類してまとめた目録や案内書。

【思いをめぐらして】⇒(言葉を存在との関連について)頭を働かせて、あれこれと考えて。

【森羅万象(しんらばんしょう)】⇒宇宙に存在するあらゆるもの。

【カテゴリー化(かてごりーか)】⇒分類すること。

【象徴(しょうちょう)】⇒抽象的な概念を具体的なものや事柄で表現すること。シンボル。

【ロゴスとしての言葉】⇒森羅万象をカテゴリー化して意味あるものとする言葉。

【分節(ぶんせつ)】⇒全体をいくつかの区切りに分けること。

【ラベル】⇒ある考え方に沿ってそのように見なされた評価。レッテル。

【異なものを一つのカテゴリーにとり集め】⇒異なるものをある考え方によって同じ範疇に分類して。

【世界を有意味化する(せかいをゆういみかする)】⇒意味が存在しなかった世界を意味あるものにする。

【根源的な存在喚起力(こんげんてきなそんざいかんきりょく)】⇒物事や事柄を世界にあらしめる根本的な力。「喚起」とは「呼び起こすこと」という意味。

第二段落の語句・漢字一覧

 

【まつわる】⇒関係する。関連する。「名称にまつわる」で、ここでは「名称に関連する。名称につきまとう。名称にゆかりがある」などの意味。

【ラー】⇒エジプト神話で、最高の神である太陽神。

【イシス】⇒エジプトの女神。

【全能(ぜんのう)】⇒あらゆることができること。

【民俗学者(みんぞくがくしゃ)】⇒民俗学を研究する学者。「民俗学」とは、民間伝承の調査を通して、一般庶民の生活や文化の歴史について研究する学問を表す。

【フレーザー】⇒イギリスの民俗学・人類学者。1854年~1941年。原始宗教や儀礼・神話・習慣などについて比較検討した。

【ユイン族】⇒オーストラリア東南部を地元とする民族。

【入団儀式(にゅうだんぎしき)】⇒団体に加わる時に決められた作法に従って行われる行事。

【打ち明ける(うちあける)】⇒隠さずに語る。

【スラブ語】⇒ヨーロッパ東部、バルカンからロシア・シベリアにわたって話されている言語。

【褐色(かっしょく)】⇒黒みをおびた茶色。

【古代高地ドイツ語(こだいこうちどいつご)】⇒8世紀~11世紀頃、主にドイツ南部で使われていたドイツ語。

【仮の名(かりのな)】⇒ここでは、熊を直接指す言い方を避けるために用いる、間接的な呼び方。

【慣習(かんしゅう)】⇒ある社会で古くから受け継がれてきている生活上のならわし。しきたり。

【言霊思想(ことだましそう)】⇒言葉が呪力をもつと考えること。言霊とは、言葉に宿っていると信じられていた不思議な力を指す。

【アッカド語】⇒古代オリエント、メソポタミア南部地方で使われていた言語。

【シノニム】⇒同義語。語形は異なるが、ほぼ同じ意味を持つ語。

【神話的(しんわてき)】⇒神話のように非合理的な。

【非論理的(ひろんりてき)】⇒論理的でない。「論理的」とは「論理にかなっているさま。きちんと筋道を立てて考えるさま」という意味。

【マグマのごとき生体験(せいたいけん)の連続体】⇒マグマのように熱い一つの塊としてつながっているもの。

【観念(かんねん)】⇒思考の対象となる意識の内容。ある物事について意識した中に現われる内容。

【存在せしめる】⇒存在させる。「せしめる」は「させる」という使役の意味。

【メタ的レベル】⇒それよりも上の段階。「meta(メタ)」とは「一つ次元が上。超越」などの意味。

【クラス名(めい)】⇒階級的名前。

【なにものでもあない】⇒そうである、ということを強調した表現。

【貼付(ちょうふ)】⇒はりつけること。慣用読みで「てんぷ」とも読む。

【現象学者(げんしょうがくしゃ)】⇒ある事象が意識に現われるままに記述・分析する哲学に携わる人。

【もろもろ】⇒多くのもの。さまざまのもの。

【差異(さい)】⇒違い。差。

【構造的同一性(こうぞうてきどういつせい)】⇒構造的に同一で区別できないこと。

【自存的実体(じそんてきじったい)】⇒名づけられる前から実質が存在していたと考えられること。

【指向対象(しこうたいしょう)】⇒言葉や写真などが指し示す対象(物や概念)。

【外界の解釈(がいかいのかいしゃく)】⇒判断や理解した内容を言葉によって説明することで、外界を存在させること。

【差異化(さいか)】⇒ここでは、「言葉によって外界を認識すること」を表す。

【相互作用(そうごさよう)】⇒互いに働きかけ、影響を及ぼすこと。物と物、現象と現象などがお互いに作用し、影響を及ぼしあうこと。

第三段落の語句・漢字一覧

 

【披露(ひろう)】⇒広くたくさんの人に知らせたり、見せたりすること。

【言葉と物のつながり】⇒「デンシャ」という言葉と電車という物体の関連性。

【習得(しゅうとく)】⇒習って覚えること。

【画定(かくてい)】⇒区切りを明確に定めること。「非自然的な画定」で、ここでは「(言語習得によって身につける分節線が)不自然な区切りであること」という意味。

【本能的(ほんのうてき)】⇒生まれつきその性質をもっているさま。

【妙(みょう)】⇒不思議なこと。奇妙なこと。

【象徴化過程(しょうちょうかかてい)】⇒言葉以前の感覚(運動的分節)から、言葉による分節という抽象的な段階へと移っていく過程。「象徴化」とは、言葉によって解釈され、差異化されていくこと。

【新しい指向対象(あたらしいしこうたいしょう)】⇒「デンシャ」という言葉によって分節された、この女の子にとっての新しい概念的な世界を指す。

【象徴の森(しょうちょうのもり)】⇒いくつもの言葉によって分節された、抽象的な概念の世界。

【シミュラークル】⇒にせもの。まがいもの。ここでは、オリジナルが失われたコピーのことを指す。

【本能図式(ほんのうずしき)】⇒本能的にもっていた分節化されない世界のイメージ。

【言葉による再編成(ことばによるさいへんせい)】⇒言葉による分節化が繰り返されて、言葉によって捉え直されること。

第四段落の語句・漢字一覧

 

【ヘレン・ケラー】⇒アメリカの作家・社会福祉事業家。1880年~1968年。生後一歳半で視覚と聴覚の重複障害者(盲ろう者)となった。

【エピソード】⇒ある人について、あまり知られていない興味ある話。逸話。

【文化的世界への飛躍(ぶんかてきせかいへのひやく)】⇒言葉のない世界から、言葉によって分節化された世界へ移行すること。

【触覚イメージ(しょっかくいめーじ)】⇒手のひらの皮膚感覚を通して感じたイメージ。

【知覚(ちかく)】⇒感覚器官を通して外界の事物を知る働き。

【ゲシュタルト】⇒部分の寄せ集めではなく、それらの総和以上の体制化された構造のこと。形態。「ゲシュタルトとしての<モノ>」で、ここでは「言葉によって分節化される前のまとまりとしてのモノ」という意味。

【文化の中でのみ意味を持つ<コト>】⇒言葉によって名付けられた世界でのみ意味をもつコト。

【自存的な個(じそんてきなこ)】⇒それだけで存在する個。

まとめ

 

以上、本記事では『ロゴスと言葉』に出てくる語句を一覧にしてまとめました。ぜひノート代わりにして頂ければと思います。なお、本文の要約やあらすじ、テスト対策などについては下記の記事で解説しています。

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国語力アップ.com管理人

大学卒業後、国語の講師・添削員として就職。その後、WEBライターとして独立し、現在は主に言葉の意味について記事を執筆中。 【保有資格】⇒漢字検定1級・英語検定準1級・宅地建物取引士など。

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