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免許皆伝 意味 使い方 例文 類語 英語

 

免許皆伝」という四字熟語を
聞いたことがあるでしょうか?

普通に生活してたらなかなか聞かない言葉だと思います。

しかし、
もしもこの言葉を目上の人から頂いたら
とても喜ばしいことと言えるでしょう。

それほど、光栄な言葉なのです。

この記事では、
免許皆伝」の意味・使い方・語源・類語
などを解説していきます。

では、さっそく確認していきましょう。

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免許皆伝の意味・読み方

 

まずは、基本的な意味と読み方です。

【免許皆伝(めんきょかいでん)】

師匠が弟子に、武術や技芸の奥義を残らず教え授けること。

出典:三省堂 大辞林

免許皆伝(めんきょかいでん)」とは、
師匠が弟子に、奥義を全て伝えること」を言います。

「奥義(おうぎ)」とは、
物事における一番大切な奥深い所」だと思ってください。

つまり、
師匠が弟子に最も大切な所を全て伝え切ること」を
「免許皆伝」と言うわけですね。

 

使い方としては、以下の通りです。

君が寿司職人になって、もうすぐ10年が立つ。最近の技量はすばらしいよ。もう免許皆伝だ。

この場合はつまり、
寿司の技術で君に伝えることはもうない!
それくらい一人前になった!」ということですね。

 

「免許皆伝」は、言いかえれば、
師匠から弟子への最大のほめ言葉です。

したがって、
弟子が一人前になってその道を極めた時に使うと考えて下さい。

逆に言えば、まだ半人前の段階だったり
上達の余地があったりする場合は使わない言葉ということですね。

免許皆伝の語源

 

次に、「免許皆伝」の語源も確認しておきましょう。

 

まず、「免許」には「免状を与えて許す」という意味があります。

簡単に言えば、
あなたは一人前になったと認める」ということですね。

「車の免許」などの言葉もある通り、
「許し」や「許可」というのが
「免許」の本来の意味なのです。

 

一方で、
「皆伝」は「皆に伝える」と書くので、
全て伝える」という意味になります。

ようするに、
包み隠さずに全部を伝える」ということですね。

「皆」という字は、
「皆勤」「皆無」などがあるように
「全て・全部」などの意味から来ているのです。

 

整理すると、

免許皆伝」=免状を与え許し、全てを伝える。

となります。

ここから現在の
「弟子に奥義を全て伝える」という意味になるわけですね。

 

「免許皆伝」は、元々、
武術の世界から来た言葉です。

武術の世界では、

「切紙」⇒「目録」⇒「免許」⇒「皆伝」

という4段階でランクが上がっていきます。

 

昔は、「免許」や「皆伝」まで到達するのは
最低でも10年以上はかかったそうです。

それほど、
武術の世界の修行は厳しかったわけですね。

現在ではそこまでの厳しさに対しては使いませんが、
一つの歴史として覚えておくとよいでしょう。

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免許皆伝の類語

免許皆伝 類語

 

続いて、「免許皆伝」の
「類語」を紹介します。

 

  • 自立
  • 一人前
  • 独り立ち
  • 許可
  • 許容
  • 伝授

 

四字熟語では、
「免許皆伝」の「類語」
と言えるものは特にありません。

一般的な語だと、
許可」や「許容」などが
一番近い意味だと言えるのではないでしょうか。

 

「免許皆伝」を使うのは、
師匠が弟子の上達を認めた証拠です。

よって、
伝え終わったことを認める」という師匠目線の意味が
一番「類語」に近いと言えるでしょう。

免許皆伝の英語訳

 

続いて、「英語訳」です。

「免許皆伝」は、英語だと次のような言い方があります。

 

recognition」⇒(許可・承認)

permission」⇒(許可・認可)

certification」⇒(証明・認可)

initiation」⇒(伝授・秘伝)

warrant」⇒(許可証・認可証)

authorization」⇒(公認・許可)

 

基本的には相手を「認めること」であったり、
「承認すること」などの意味を持つ語が
「類語」となりますね。

この中では「許可」と「認可」の両方の意味を持つ
「permission」が一番使いやすいと言えます。

関連:>>許可と認可の違いとは?わかりやすく解説

 

また、場合によっては、
「公認・証明・伝授」などの英単語も
「免許皆伝」として使えますね。

合わせて覚えておくとよいです。

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免許皆伝の使い方・例文

 

では、最後に「免許皆伝」の使い方を
実際の例文で確認しておきましょう。

 

  1. 師匠から免許皆伝を受けたので、独立することにした。
  2. 彼は25歳という若さで免許皆伝を受けた実力者だ。
  3. 最終テストに合格すれば、晴れて免許皆伝である。
  4. 10年間修行した結果、やっと免許皆伝を得ることができた。
  5. 君の能力はトップクラスに成長した。もう免許皆伝への道は開けたね。
  6. 料理人として、免許皆伝の腕前をさっそく披露する。

 

用例としては、
「免許皆伝を受ける」「免許皆伝を得る」などの言い方が多いですね。

「免許皆伝」は、
「師匠」と「弟子」両方とも主語になれますが、
どちらかというと「弟子」が主語になるケースが多いです。

例文のように、
伝授される側の表現が多い言葉と覚えておきましょう。

関連:>>出藍の誉れの意味とは?使い方や例文・由来も解説

まとめ

 

以上、内容を簡単にまとめると、

免許皆伝」=師匠が弟子に、奥義を全て伝えること。

語源」=免状を与え許し、全てを伝えることから。

類語」=「許可・許容・伝授・独り立ち」など。

英語」=「permission」

ということでした。

 

「免許皆伝」は、元々は武術の世界で使っていた言葉です。

しかし、実際は学問やスポーツなど
様々な場面で使うことができます。

今後の生活で
「免許皆伝」を使う機会があったらぜひ使ってみてください。

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国語力アップ.com管理人

大学卒業後、国語の講師・添削員として就職。その後、WEBライターとして独立し、現在は主に言葉の意味について記事を執筆中。 【保有資格】⇒漢字検定1級・英語検定準1級・日本語能力検定1級など。

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