この記事の読了時間: 457

反面教師の意味とは 使い方 例文 英語

 

親や上司など、
目上の人に使える言葉があります。

一般的には、
反面教師とする」などと言いますね。

「教師」とつくからには
「何かを教わる」というイメージでしょう。

その名の通り、「反面教師」は
「人から学ぶような時」に使うのです。

 

この記事では、
「反面教師」の意味・使い方・語源・対義語
などを詳しく解説しました。

では、さっそく見ていきましょう。

スポンサーリンク

反面教師の意味・語源

 

まずは、
基本的な意味です。

【反面教師(はんめんきょうし)】

悪い見本として、かえって見習うべきようなもの。悪い面の手本。悪例。

出典:三省堂 大辞林

反面教師」とは、
悪い見本として、見習うべきもの」という意味です。

 

例えば、
以下のように使います。

先輩が遊びまくって受験に落ちたらしい。反面教師としよう。

この場合は、前後関係として
「先輩が受験に落ちた」という悪い結果があります。

そして、
先輩のような悪い結果にならないために、
「自分はちゃんと勉強する」ということですね。

 

ポイントは、
悪い点を参考にすること」だと思ってください。

 

「反面教師」は、
「自分がそうなってはいけない」と思うような
好ましくない人物・出来事を指します。

この「悪い例」によって、
自分の能力や技術を磨く時に
「反面教師」という言葉を使うのです。

 

漢字の意味を補足すると、

反面」は「反対の面」

すわなち、
自分とは真逆の悪い一面
という意味です。

そして、
教師」は「人に教える職業」を指します。

 

よって、
反面教師」を直訳すると、
自分と正反対の悪い一面を教えてくれる人
となります。

ここから、
「悪い見本となる人や物事」という意味で
幅広く使われているわけですね。

反面教師の由来

 

では、「反面教師」という言葉は
どこから来たのでしょうか?

元々この言葉は、中国の革命家の
毛沢東(もうたくとう)」のセリフが由来と言われています。

 

彼は、民衆に対して
次のような演説を行いました。

間違った考えを持った者が組織にいたとする。

その場合は、
単に排除するのではなく民衆に見せつけるのだ。

そうすれば、他の人員は間違った考えをせずに
全体が良い方向へと向かうだろう。

つまり、
組織の中に間違った人物がいた方が、むしろよい
と言ったわけですね。

なぜなら、
好ましくない人物を見ることにより、
反省や戒めの材料となるからです。

 

人間は、生きていく上で
必ず誰かと比較をします。

  • 「Aさんが成功したのでマネしよう」
  • 「Bさんが失敗したのでやめとこう」

このように、
「誰かと比較することによって自分の未来の行動を決めること」

これが、
「反面教師」の基本にある考え方なのです。

スポンサーリンク

反面教師の類語

反面教師 類語 対義語

 

続いて、
「反面教師」の「類語」
を確認しておきましょう。

【他山の石(たざんのいし)】

他人の間違った行いでも、自分のためになること。

【人を以て鑑と為す(ひとをもってかがみとなす)】

他人の行いを見て、自分を正すこと。

「鑑」とは、「手本」という意味ですね。

【人の振り見て我が振り直せ(ひとのふりみてわがふりなおせ)】

他人の悪い行いを見て、自分の行いを改めること。

「振り」とは、「態度や言動のこと」を指します。

【前車の覆るは後車の戒め(ぜんしゃのくつがえるはこうしゃのいましめ)】

先人の失敗は、後の人への教訓となる。

※「前の車がひっくり返るのを見たら、
後ろの車は気を付けるべき」ということから。

いずれも、
他人の過ちを参考にする
という点が共通していますね。

 

一方で、
「反面教師」の「対義語」としては
見本・手本・鑑」などが挙げられます。

こちらは、
「参考にすべき良い物事」という意味ですね。

反面教師の英語

 

続いて、英語訳です。

「反面教師」は、
「英語」だと次のように言います。

 

bad example(悪い例)」

negative example(反対の例)」

an example of how not to behave」(見習うべきでない例)

 

「bad」や「negative」は、
「良くない・悪い」という意味で使えます。

また、
「behave」は「行儀よくする」
という意味だと思ってください。

これに、打消しの「not」がつくことにより、
「見習うべきでない例」となるわけですね。

 

例文だと、
次のような言い方です。

He is a bad example for his students.
(彼は生徒達にとっての反面教師だ。)

She is an example of how not to behave.
(彼女は見習うべきでない人物だ。)

スポンサーリンク

反面教師の使い方・例文

 

では、「反面教師」の使い方を
例文で確認しておきましょう。

 

  1. すぐ怒る親を反面教師として、自分は人にやさしくしよう。
  2. 大嫌いな上司だが、反面教師として自分に生かすべきだ。
  3. 今回の事件を反面教師として、君たちも気を付けてくれ。
  4. 私は今まで何度もミスしてきたが、逆にこれを反面教師にしてほしい。
  5. 先輩がスピード違反で捕まったらしい。反面教師にしよう。
  6. 良い師匠に出会うのも反面教師に出会うのも、こればかりは運だ。

 

用例としては、親や上司など
「目上の人」に対して使うことが多いですね。

「教師」という言葉自体が、そもそも
自分より上の「教える立場の人」です。

したがって、同世代や目下の人よりも
比較的、目上の人を対象とする言葉
と覚えておきましょう。

 

ちなみに、
「反面」と「半面」を
混同している人は多いです。

そのため、以下の記事も
確認しておくことをおすすめします。

>>反面と半面の違いとは?意味や使い分けも

まとめ

 

いかがでしたか?

 

内容をまとめると、

反面教師」=悪い見本として、見習うべきもの。悪い例。

語源」=自分と正反対の悪い一面を教えてくれる人。

由来」=「毛沢東」のセリフから。

類語」=「他山の石・人を以て鑑と為す・人の振り見て我が振り直せ・前車の覆るは後車の戒め

英語」=「bad example」「negative example」「an example of how not to behave」

ということでした。

 

私たちの身の周りには、
悪い見本を持つ人がたくさんいます。

そんな時は、自分にとっての教訓と考えて
「戒めの材料」としてみてはどうでしょうか?

スポンサーリンク