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猪口才の意味とは 読み方 語源 使い方

 

猪口才」という言葉があります。

見慣れない言葉かもしれませんが、
何と読むか分かるでしょうか?

気になるのは、「猪(イノシシ)」
という漢字が入っている点ですね。

何か動物に関係があるのか、それとも・・・。

 

今回の記事では、
猪口才」の意味や読み方、使い方について解説していきます。

さっそく、見ていきましょう。

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猪口才の意味

 

まずは、
読み方と基本的な意味です。

【猪口才(ちょこざい)】

小生意気なこと。こざかしいこと。また、そのさまや、そのような人。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

猪口才」は「ちょこざい」と読みます。

意味としては、
小生意気なことや様子、こざかしい人」などを表します。

 

小生意気(こなまいき)」とは
いかにも生意気で憎らしい様子」、

こざかしい」とは、
利口ぶっていて悪賢い様子のこと」だと思ってください。

どちらもあまり良い印象ではありませんね。

 

使い方としては、以下の通りです。

新入社員が仕事のやり方に反対するなんて、猪口才な奴だ。

入社したばかりの進入社員は、
右も左も分からないような状態です。

ところが、そんな何も分からない新人が
仕事のやり方に注文を付けてきたらどうでしょうか?

 

上司からすると、

  • 「生意気な奴だ」
  • 「憎たらしい奴だ」
  • 「利口ぶっている奴だ」

という不快な気持ちになるのが当然でしょう。

このように、
生意気で利口ぶっていて、何とも気に食わない人のこと」を
「猪口才」と言うわけですね。

猪口才の語源・由来

 

次に、「猪口才」の語源・由来を確認していきましょう。

 

まず、「猪口(ちょこ)」は当て字で、
わずか・ほんの少し」といった意味があります。

これは元々、「ちょこちょこ・ちょこまか」という
「小さな動き」を表す言葉に由来すると言われています。

 

一見すると、「猪(イノシシ)の口」と書くので、
動物と関係あるのかな?と思いがちですが、
イノシシとは一切関係ありません。

単に、「ちょこちょこ・ちょこまか」というひらがなを
漢字に当てたものだと思ってください。

 

そして、「」ですが、
」には「才能・能力・知能」といった意味があります。

こちらは普段から使われているので大丈夫ですね。

 

整理すると、

猪口才」=「わずかな才能・ちょっとした才能

というのが原義となります。

転じて、
「(わずかな才能なのに)、生意気な様子」を
表す言葉になったのです。

 

ちなみに、日本酒を飲む時によく使う
「お猪口」という言葉がありますが、
「お猪口」とも全く関係ないので注意が必要です。

「お猪口のように器が小さいのに生意気な!」
という由来ではないということですね。

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猪口才の類語

猪口才 類語 対義語

 

続いて、
「猪口才」の類語を見ていきましょう。

【小癪(こしゃく)】

言動などが、憎らしく腹立たしいこと。

「癪」は、「不愉快であること」を意味します。

【不遜(ふそん)】

へりくだる気持ちがない様子・思い上がっている様子。

「遜」は、「へりくだる」という意味です。

否定の意味を持つ「不」と組み合わせて、
「へりくだる気持ちがない様子」を表します。

【僭越(せんえつ)】

立場や身分を超えて、出過ぎたことをする様子。

【鉄面皮(てつめんぴ)】

厚かましく、恥知らずなこと。

【厚顔(こうがん)】

図々しく、厚かましいこと。

全部で5つ紹介しました。

共通しているのは、
「能力以上の言動や行動をする厚かましさ」ということです。

どの類語からも、
「不快な気持ち」や「嫌悪感」が感じ取れますね。

 

逆に、「対義語」としては
慎ましい」が挙げられるでしょう。

【慎ましい(つつましい)】

控えめで遠慮深いこと。

こちらは、
「人に対してズケズケ行かずに、遠慮する様子」
を表した言葉となります。

猪口才の英語

 

続いて、「英語訳」です。

「猪口才」は、
英語ではどう表すのかご紹介します。

 

presumptuous(無遠慮な・僭越な)」

impertinent(生意気な・失礼な)」

 

例文だと、次のような言い方です。

It is presumptuous of her to give orders.(彼女が命令するなんて無遠慮なことだ。)

She is impertinent to break in when I’m talking.(話をしている時に口をはさむなんて、彼女は生意気だ。)

 

「生意気」や「厚かましい」などを
意味する英語は他にも数多くあります。

しかし、
それぞれの意味や度合いが
微妙に違う場合があります。

そのため、状況によって
各単語を使い分けるようにしてください。

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猪口才の使い方・例文

 

最後に、「猪口才」の使い方を例文で確認しましょう。

 

  1. 娘の友達は、まだ小学生なのに猪口才な発言が目立つ。
  2. 彼は毎回あの手この手で面倒な仕事を避けている。何て猪口才な奴なんだ。
  3. 上司に猪口才な態度を取り続けていたら、あなたの評価が下がってしまいますよ。
  4. 子供の頃は、大人の会話に入っていくと、よく父から「猪口才なことをするな」と叱られたものだ。
  5. 良かれと思ってアドバイスしたつもりが、「猪口才なまねをするな!」と言われてしまった。
  6. アルバイトで雇った学生は猪口才なことばかり言うので、周りからの評判が悪い。

 

「猪口才」は
基本的には悪い意味で使うと考えてください。

例文を見て分かるように、
相手の怒りや反感を買うような発言・行動をする人
に対して使います。

特に、生意気な部下・生意気な子供など、
相手に対して不快な印象を与える人を対象としますね。

 

そのため、
もしも相手から「猪口才」と言われたら、
あなたが大変失礼な言動をしたと考えて問題ありません。

逆に、あなたが「猪口才」を使うのは、
相手がとても生意気で憎たらしい言動をしたような時ですね。

いずれにせよ、「猪口才」は良い意味では使われません。

実際に使う時は、「どのような状況・状態なのか?」
をしっかりと見極めてから使うようにしましょう。

まとめ

 

いかがでしたか?

 

今回の内容のまとめです。

猪口才(ちょこざい)」=小生意気なことや様子、こざかしい人。

語源・由来」=ほんのわずかな才能なのに、生意気な様子を表すことから。(※猪口は当て字)

類語」=「小癪・不遜・僭越・鉄面皮・厚顔」など。

英語」=「presumptuous」「impertinent」

 

出過ぎたことや失礼なことをしてしまった経験は、
誰にでもあると思います。

「猪口才な奴だ」と言われてしまわないよう、
謙虚な気持ちを忘れないように心がけたいですね。

では、今回は以上です。

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