この記事の読了目安: 456

まどろむ 微睡む 意味とは 使い方 例文 類語 古語

 

まどろむ」という動詞があります。

漢字だと「微睡む」と書きますね。

ただ、この言葉の具体的なイメージが
付きにくいという人も多いようです。

そこで今回は、
「まどろむ」の意味や使い方・類語・英語表現
などを簡単に分かりやすく解説しました。

さっそく、見ていきましょう。

スポンサーリンク

まどろむの意味・読み方

 

まず、「まどろむ」を辞書で引くと、
次のように書かれています。

【まどろむ(微睡む)】

少しの間うとうとする。

眠る。寝入る。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

まどろむ」とは、
少しの間うとうとする・眠る」という意味です。

使い方としては、次の通りです。

夏の暑い日に少年たちが木陰でまどろむ。

上記の文は、少年たちが木陰でうとうと眠る様子を表した一文となっています。

 

「まどろむ」とは、このように、
誰かがうとうとと寝入る様子を表した言葉だと考えてください。

簡単に言えば、
「仮眠」のことだと考えて頂いても構いません。

今まで起きていた人が徐々に徐々に眠りに入り、少しの間だけ眠りに入る。

こういった様子を表す言葉が「まどろむ」なのです。

私たちが普段生活している場合であれば、
「ちょっとだけ昼寝をする」「ちょっとだけ仮眠をとる」
といった行為が「まどろむ」に当てはまります。

まどろむの語源・由来

 

次に、「まどろむ」という動詞の語源を見ていきましょう。

冒頭でも触れたように、
「まどろむ」は漢字だと「微睡む」と書きます。

これは文字通り「妙に眠をとる」と書くので、
「少しの間だけ眠ること」を意味します。

したがって、
ぐっすりと長時間眠るような時は「まどろむ」とは言いません。

例えば、仕事から帰ってきてすぐにベッドにつき、
朝まで8時間の睡眠をとったとしても「まどろむ」とは言わないのです。

この場合は「眠る」「熟睡する」などと言います。

 

元々、「まどろむ」は
目がとろんとする様子から「目(ま)どろむ」と書いていました。

寝ているか起きているか分からない時、人は目がうつろになります。

このような目がうつろになる様子を「目どろむ」と書いていたのです。

ところが、「目どろむ」という書き方だと、
文字を見ただけで意味が伝わるというようなことはありません。

そのため、次第にもっと分かりやすいようにという意味で、
当て字で「微睡む」が使われるようになったのです。

「当て字」とは、
漢字本来の意味でなく、分かりやすさを重視した字のことです。

スポンサーリンク

まどろむの類義語

まどろむ 類語

 

続いて、「まどろむ」の「類語」を見ていきましょう。

 

  • 寝る
  • 寝付く
  • 寝入る
  • うとうとする
  • うつらうつらする
  • 昼寝する
  • 仮眠をとる
  • 少し眠る
  • 軽く眠る
  • 浅く眠る
  • 一寝入りする

 

基本的には「浅く眠る行為」もしくは
「ちょっとの間、眠る行為」などを表した言葉が「類語」となります。

全く同じ意味である「同義語」と呼ばれるものはありませんが、
この中では「寝入る」「浅く眠る」などは比較的近い意味だと言えます。

 

その他、慣用句では
床(とこ)に就く」「船を漕ぐ」「夢を結ぶ
なども広い意味で類語と言えるでしょう。

「床に就く」とは、
「寝床に就く」すなわち「就寝する」という意味です。

また、「船を漕ぐ」とは「居眠りをする」という意味です。

眠そうになった時に、体を起こしたり倒したりする様子が
船を漕ぐ様子に似ていたため、名付けられた慣用句です。

最後の「夢を結ぶ」は、「眠りにつく」という意味の慣用句です。

人は眠りの中で必ず夢を見ることから、
「その夢を結ぶ」=「眠りにつくこと」を表します。

まどろむの英語訳

 

続いて、英語訳です。

「まどろむ」は英語だと次のように言います。

 

doze

fall into a doze

 

「doze」は「ちょっと眠る・居眠りする・うたた寝する」
などの意味を持つ動詞です。

単独で使うこともできますし、
後者のように熟語と合わせて使うこともできます。

熟語で使う場合は、
「fall into(~に陥る)」の前に付けて使います。

英語だと「眠る」という単語は「sleep」がありますが、
「sleep」の場合は単に寝たり熟睡したりするような時に使います。

なので、浅く眠るような時は「doze」を使うようにしてください。

 

例文だと、それぞれ以下のような言い方となります。

She was dozing over a book.(彼女は本を読みながらうとうとしていた。)

I often fall into a doze.(私はしばしば、まどろむことがある。)

スポンサーリンク

まどろむの使い方・例文

 

では、最後に「まどろむ」の使い方を例文で確認しておきましょう。

 

  1. しばしの間、横になってまどろむことにした。
  2. 仕事中にまどろむようなことがあってはならない。
  3. 熟睡することはできないが、まどろむことは許された。
  4. 彼は徹夜で作業していたので、何回かまどろむことがあったようだ。
  5. 一時間ほどまどろむことにしたが、次に目を覚ましたのは2時だった。
  6. 彼は一瞬のまどろみの間に、怖い夢を見ていたらしい。

 

「まどろむ」は上記のように様々な場面で使えますが、
いずれも共通しているのは「浅く眠ること」もしくは「すでに浅く寝ている状態」だということです。

まれに「まどろむ」の意味を、
「眠くて寝そうになっている状態(つまり起きている状態)」だと考える人がいますがこれは誤用です。

「眠そうな状態」「眠気を催す状態」などではなく、
「眠る行為自体」を「まどろむ」と言うと考えて下さい。

 

また、最後の例文のように「まどろみ」
と名詞として使う場合もあるので注意が必要です。

この場合は動詞としての意味ではなく、
「浅い眠り」という名詞としての意味で使うのが特徴です。

関連:>>愛でるの意味とは?読み方や使い方・類語・英語を解説

まとめ

 

以上、内容を簡単にまとめると、

まどろむ」=少しの間うとうとする・眠る。

語源・由来」=「目(ま)どろむ」から「微睡む」になった結果。

類語」=「うとうとする・軽く眠る・浅く眠る・昼寝する」など。

英語」=「doze」「fall into a doze」

ということでした。

 

「まどろむ」という動詞は、
一般用語としてだけでなく古語としても使われています。

この記事を読んで、ぜひ使い方を覚えて頂ければと思います。

では今回は以上です。

スポンサーリンク

The following two tabs change content below.

国語力アップ.com管理人

大学卒業後、国語の講師・添削員として就職。その後、WEBライターとして独立し、現在は主に言葉の意味について記事を執筆中。 【保有資格】⇒漢字検定1級・英語検定準1級・日本語能力検定1級など。

最新記事 by 国語力アップ.com管理人 (全て見る)