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旭日昇天 意味 使い方 例文 類語 英語 雲外蒼天

 

人は朝日を浴びると活力が満ちてきます。また、太陽が昇る様子というのは人の気持ちを前向きにさせてくれます。

今回ご紹介する「旭日昇天」は、まさにそんな意味が込められた四字熟語です。この記事では、「旭日昇天」の意味や使い方、語源、対義語などを紹介していきます。

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旭日昇天の意味・読み方

 

最初に、読み方と基本的な意味を紹介します。

【旭日昇天(きょくじつしょうてん)】

勢いが極めて盛んなたとえ。

出典:三省堂 大辞林

旭日昇天」は、「きょくじつしょうてん」と読みます。意味は「勢いが極めて盛んな状態」を表したものです。

例えば、スポーツの試合などでは勢い激しく得点を奪うシーンがよく見られます。野球であれば連続タイムリーで鮮やかに点数を重ねるシーン、サッカーであれば相手のディフェンスを一気抜きするシーンなどです。

このようなシーンはまさに勢い盛んな状態を表しています。よって、「旭日昇天である」などと言うわけです。

「旭日昇天」は、何もスポーツに限定して使われる四字熟語ではありません。物事が順調に進んでいる時、調子が絶好調な時など、何かの勢いが盛んな状態であればそれは「旭日昇天」ということになります。

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旭日昇天の語源・由来

 

「旭日争点」は、「旭日」と「昇天」に分けることができます。

まず、「旭日」ですが「」には「屈折した光が地平線に出て輝く」という意味があり、「日」には「朝日、太陽」などの意味があります。

元々、「旭」という字はまっすぐなものが折れ曲がる様子を表す「九」と太陽を表す「日」から成り立つ象形文字でした。したがって、上記のように「光が地平線から出て輝く」という意味になるわけです。

そして、「昇天」とは文字通り「天に昇る」という意味です。

「昇」は「天に昇る」や「日が昇る」など、空中に高く上がるという意味として使われる漢字です。さらに、「エレベーターで昇る」など、勢いよく上がるという意味でも使われています。

以上、2つの言葉が合わさることで、「朝日が地平線から出て来るように天に昇るさま」⇒「勢いが盛んな様子」という意味になるわけです。

なお、この四字熟語は中国の故事に由来するようなものではありません。正確な起源は判明していませんが、日本で作られた言葉であることは確かだと言えます。

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旭日昇天の類義語

旭日昇天 雲外蒼天 類語 対義語

 

続いて、「旭日昇天」の「類義語」を紹介します。

破竹之勢(はちくのいきおい)】⇒遮られることなく勢いが盛んな様子。「破竹」は「竹が割れる」という意味。竹は最初の節が裂けるとそこから一気に裂けていくため。
飛竜乗雲(ひりゅうじょううん)】⇒英雄が時代の流れに乗ることで勢いを得ること。「飛竜」は「空を飛ぶ竜」、「乗雲」は「雲に乗ること」。竜が雲に乗ることで勢いよく空へ舞い上がる様子から。
旭日東天(きょくじつとうてん)】⇒太陽が昇るように勢いよく進む様子。「昇天」を「東天」に変えた四字熟語。
飛ぶ鳥を落とす勢い(とぶとりをおとすいきおい)】⇒権力や威勢が盛んなさま。空を飛んでいる鳥でさえも圧倒されて地に落ちるほどの勢いということわざから。

「旭日昇天」を言い換えた語はいくつかありますが、どれも「勢いが盛んな様子」「流れに乗る様子」などを表したものとなります。この中だと「旭日東天」はほぼ同じ意味なので、「同義語」と定義しても構いません。

その他、似たような四字熟語で「雲外蒼天(うんがいそうてん)」がありますが、「旭日昇天」と「雲外蒼天」は異なる言葉です。

「雲外蒼天」とは「試練を乗り越えて努力していけば、快い青空が望めること」を表したものです。物事の勢いなどではなく、未来への明るい展望を表した四字熟語となります。

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旭日昇天の対義語

 

逆に、「対義語」としては以下の言葉が挙げられます。

竜頭蛇尾(りゅうとうだび)】⇒初めは勢いがよいが、終わりの方になると勢いがなくなること。頭は竜のように立派なのに、尾は蛇のように細いと釣りあいが取れないため。
意気阻喪(いきそそう)】⇒意気込みや元気がくじけ弱ること。「阻喪」とは「気力がくじけて勢いがなくなること」を表す。

「反対語」の場合は、勢いが削がれたり失速するような意味を持つ四字熟語です。どちらも否定的な意味として使われます。

旭日昇天の英語訳

 

「旭日昇天」を英語にすると、次のようになります。

 

full of vigor and vitality(勢いや活力で満ちている)」

in the ascendant(日の出の勢いで)」

 

「vigor」は「活気・活力・勢い」、「vitality」は「生命力・体力」などの意味です。「full of vigor and vitality」とすることで「活気や生命力に満ちているさま」を表し、「旭日昇天」と同じ意味になります。

また、「ascendant」は「上に向かっている」という意味を表す形容詞です。「in the ascendant」とすることで、「日の出の勢いで」となり、こちらも「旭日昇天」と同じ意味で使えます。

例文だと、それぞれ次のような言い方です。

This political party is full of vigor and vitality.(この政党は旭日昇天の勢いだ。)

His star is in the ascendant.(彼の運は旭日昇天の勢いだ。)

※「star」は「星」ではなく、ここでは「運」という意味で使われています。

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旭日昇天の使い方・例文

 

最後に、「旭日昇天」の使い方を例文で紹介していきます。

 

  1. ライバルチームに旭日昇天の勢いで点を取られてしまった。
  2. 技術力が高い彼は、旭日昇天の勢いで出世しているようだ。
  3. 相手チームから、旭日昇天の勢いで点を奪ったよ。すごかったね。
  4. 毎日必死で勉強したおかげで、旭日昇天の勢いで成績が上がったよ。
  5. パッとしなかった彼が、今や旭日昇天の勢いで有名になっているとは。
  6. 新しい先生のおかげで、私のピアノの腕前は旭日昇天の如く成長しました。
  7. あのアーティストは去年まで無名だったのに、今や旭日昇天の勢いで売れている。

 

「旭日昇天」は、太陽が東からぐんぐんとのぼるように勢い盛んな様子を表した四字熟語です。したがって、例文のように良い意味として使うのが基本となります。

多少の障害があっても、それを跳ね返すほどのエネルギッシュさが込められた言葉が、「旭日昇天」だと言えます。なお、用例としては、「旭日昇天の勢い」「旭日昇天の如く」といった言い回しが多いです。

まとめ

 

以上、本記事のまとめです。

旭日昇天」=勢いが極めて盛んなことのたとえ。

語源・由来」=朝日が地平線から出て来るように勢いよく天に昇る様子から。

類義語」=「破竹之勢・飛竜乗雲・旭日東天・飛ぶ鳥を落とす勢い」

対義語」=「竜頭蛇尾・意気阻喪」

英語訳」=「full of vigor and vitality」「in the ascendant」

「旭日昇天」はポジティブな意味が込められた四字熟語です。日常生活の中でも使える言葉ですので、ぜひ会話の中に取り入れてみてはどうでしょうか?

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国語力アップ.com管理人

大学卒業後、国語の講師・添削員として就職。その後、WEBライターとして独立し、現在は主に言葉の意味について記事を執筆中。 【保有資格】⇒漢字検定1級・英語検定準1級・日本語能力検定1級など。

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