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実戦する 実践する 違い 意味 使い分け

 

実戦」と「実践

似たような言葉ですが、どちらもよく使われていますね。

実戦経験の差がある」

「正しい方法を実践する」

この2つの使い分けは、
一体どのように行えばいいのでしょうか?

さっそく、確認していきましょう。

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実戦の意味

 

まずは、「実戦」の意味からです。

【実戦(じっせん)】

演習などではない実地の戦い。実際の戦闘、または試合。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

実戦」とは、
実際の戦闘や試合」という意味です。

例えば、以下のように使います。

  • 兵士が実戦にのぞむ。
  • 選手が実戦で鍛える。
  • 実戦経験が足りない。

つまり、練習や演習などではなく、
本番の戦い」という意味で「実戦」を使うわけですね。

「実戦」は、このように、
軍事やスポーツなどに対して使う言葉と思ってください。

 

ここで大事なのは、
実戦」は「名詞」として使うということです。

言い換えれば、「〇〇を実戦する」のような
「動詞」としての使い方はできないことになります。

実践の意味

 

続いて、「実践」の意味です。

【実践(じっせん)】

主義・理論などを実際に自分で行うこと。

②哲学で、

㋐人間の倫理的行為。アリストテレスの用法で、カントなどもこの意味で用いる。

㋑人間が外界についてもっている自らの知識に基づき、これに働きかけて変革していく行為。マルクスとエンゲルスによって明らかにされた意味。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

実践」とは、
主義・理論などを実際に行うこと」を言います。

「主義」や「理論」とは、
「人が頭の中で持っている考え」のことです。

つまり、
頭の中の考えを実際に行うこと」を
「実践」と言うわけですね。

 

こちらも例文を紹介しておきます。

  • 理論を実践する。
  • 教えを実践する。
  • マニュアルを実践する。

どれも頭の中に思い描いているもの
ということが分かるかと思います。

 

ちなみに、「実践」にはもう一つ
「哲学」としての意味もあります。

ただし、
この意味で使うことは少ないため、
無理に覚える必要はありません。

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実戦と実践の違い

実戦 実践 違い

 

ここまでの内容を整理すると、

実戦」=実際の戦闘や試合。

実践」=主義・理論などを実際に行うこと。

ということでした。

 

両者の違いを2つの点から比較したいと思います。

1つ目は、「意味自体の違い」です。

 

「実戦」の「戦」は「戦う」と書くように、
人が誰かと戦う」という意味です。

一方で、
「実践」の「践」は「践(ふ)む」と読み、
決めた通りに行う」という意味があります。

よって、
「実戦」は「戦闘・試合」「実践」は「行動
を表した言葉となるわけです。

 

2つ目は、「文法的な違い」です。

 

すでに説明した通り、
「実戦」は動詞として使うことができません。

一方で、「実践」は、
名詞と動詞の両方で使うことができるのです。

 

つまり、

実戦する」⇒「×」

実践する」⇒「

ということですね。

これはよくある間違いなので、気をつけましょう。

 

まとめると、

実戦」=戦闘・試合。名詞のみ使える

実践」=行動。名詞と動詞、両方で使える

となります。

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実戦的と実践的の違い

実戦的 実践的 違い

 

両者の語尾に「的」がつき、
実戦的」「実践的」と言う場合もあります。

それぞれの使い方は、以下の通りです。

 

【実戦的】

  • 実戦的なチーム。
  • 実戦的な訓練。
  • 実戦的に優れる。

 

【実践的】

  • 実践的な判断。
  • 実践的な考え方。
  • 践的な意見。

 

この場合は、
同じ「的」でも意味が多少異なってきます。

まず、「実戦的」の方は、
「実戦に適した」「実戦に役立つ」という意味になります。

例えば、「実戦的なチーム」ならば、
「運動神経が良く、性格も度胸があって、戦うことに適しているチーム」という意味です。

同様の使い方としては、
「現実的」「理想的」などがあります。

 

一方で、「実践的」の方は、
「実践を重視した」「実践の面での」という意味になります。

例えば、「実践的な考え方」ならば、
非現実的な話ではなく実際に行うことを重視した考え方ということです。

同様の使い方としては、
「政治的・宗教的」などがあります。

このように比較すると、
両者は「的」がつく場合も意味が異なる
ということが分かるでしょう。

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使い方・例文

 

では最後に、それぞれの使い方を
例文で確認しておきます。

 

【実戦の使い方】

  1. スポーツ選手は、実戦経験を積むことが大事だ。
  2. 第一次世界大戦では、初めて戦車が実戦に投入された。
  3. 兵士は、実戦さながらの激しい訓練を行っている。
  4. 彼は大人数の実戦部隊を指揮するリーダーだ。
  5. 空手道場で、実戦的な練習を行う。

 

【実践の使い方】

  1. 実践を重ねることにより、経験値を詰んでいく。
  2. 理論だけではなく、実践することが重要だ。
  3. くよくよ考えるよりも、まずは実践に移したほうがいい。
  4. ビジネスにおいて、実践的なスキルを身につける。
  5. 彼は実践家として多くの人を成功に導いた人物だ。

 

補足すると、「実践家」とは、
自分の理論をもとに実際に生徒を教育をする人」のことを言います。

主に、「師匠」や「リーダー」に対して使うことが多い言葉です。

関連:>>修行と修業の違いとは?意味や使い分けを解説

まとめ

 

以上、今回の内容をまとめると、

実戦」=実際の戦闘や試合。

実践」=主義・理論などを実際に行うこと。

ということでした。

「実戦」は「名詞」でしか使えないが、
「実践」は「名詞」も「動詞」も使える。

と覚えておきましょう。

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国語力アップ.com管理人

大学卒業後、国語の講師・添削員として就職。その後、WEBライターとして独立し、現在は主に言葉の意味について記事を執筆中。 【保有資格】⇒漢字検定1級・英語検定準1級・日本語能力検定1級など。

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