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躍起になる 意味 例文 類語 使い方 英語

 

躍起になる」という慣用句があります。

「やけになる」「ムキになる」
などの言い方はよく目にしますね。

ただ、「躍起」という言葉は
なかなか聞かないのではないでしょうか?

 

そこで今回は、
「躍起になる」の意味や語源・使い方・類語
などを詳しく解説しました。

さっそく、確認していきましょう。

躍起になるの意味

 

まずは、この言葉の意味です。

【躍起になる(やっきになる)】

はやってむきになること。必死になること。また、そのさま。

出典:三省堂 大辞林

躍起になる」とは、
あせってむきになること・必死になること」という意味です。

 

例えば、以下のように使います。

彼は相手に論破された後、躍起になって反論した。

この場合は、
「相手に痛い所を指摘されたため、むきになって反論した」
ということですね。

 

「躍起になる」という言葉は、
その人のイラだちのような感情」が含まれています。

なぜかと言うと、
「むきになる」の「むき」自体に
ちょっとしたことで腹を立てる」という意味があるからです。

 

したがって、「躍起になる」は、
多くの場合良い意味では使いません。

具体的には、

  • あせりやイラ立ちだけが先行する様子
  • 自分の意思を無理に貫き通そうとする様子

といった否定的な意味で使われます。

躍起になるの語源

 

次に、「躍起になる」の
「語源」を確認していきましょう。

 

まず、「躍起」の「」という字は、
「飛躍」「躍進」「躍る」などと同じ漢字です。

転じて、
」には「気持ちや感情などが躍る
という意味があります。

 

一方で、
「起」という字は「起立」「起動」「喚起」などがあります。

こちらは、
何かを起こす」という意味ですね。

 

つまり、「躍起」を直訳すると
(気持ちを)らせてこす」となります。

ここから、
「ムキになる・必死になる」という意味になるわけです。

 

ちなみに、まぎらわしい言葉で
やけを起こす」があります。

「やけを起こす」とは、
自暴自棄になる・投げやりになる」という意味です。

こちらは、次のように使います。

「ストレスでやけを起こすように暴飲暴食する」

「ムキになること」と「投げやりになること」は違うので、
間違えないように注意が必要ですね。

躍起になるの類語

躍起になる 類語

 

続いて、「躍起になる」の
「類語」を紹介します。

 

  • 意地を張る
  • 意地になる
  • がむしゃらになる
  • 心血を注ぐ
  • 熱中する
  • 寝食を忘れる
  • 血眼になる
  • 熱を入れる
  • 冷静さを失う

 

イメージ的には、
気持ちが高ぶった状態」が「類語」となりますね。

紹介した中では特に、
意地を張る」が近い意味だと言えるでしょう。

 

また、「躍起になる」は、
「自分の考えを押し通す」
という意味も含まれています。

そのため、「意地を張る」などの
頑固さ・強情さ」を表した言葉も「類語」と考えて問題ありません。

 

逆に、「対義語」としては、
以下のような言葉が挙げられます。

 

  • 落ち着く
  • 安らぐ
  • 沈静する
  • 冷静を保つ
  • 平静を保つ
  • 気を静める

 

意味としては、
「平常心を保つような言葉」が反対語となりますね。

躍起になるの英語訳

 

続いて、「英語訳」です。

「躍起になる」は英語だと次のように言います。

 

be excited over

become excited over

 

一般的には、「excite」は「興奮させる」
という意味で使うことが多いです。

ただし、この場合は
引き起こす・起こさせる」などの意味で使われています。

 

例文だと、それぞれ以下のような形です。

They were excited over their discussion.
(彼らは、お互いの議論に躍起になった。)

He became excited over her opinion.(彼は彼女の意見に対して躍起になった。)

躍起になるの使い方・例文

 

では最後に、「躍起になる」の使い方を
例文で確認しておきましょう。

 

  1. 欠点を指摘すると、彼は躍起になって否定した。
  2. 自分の要求を通そうと、躍起になるのも無理はない。
  3. 彼らはお互いが躍起となり、口論をし始めた。
  4. ミスを指摘されたからか、彼は躍起になって反論してきた。
  5. なくしてしまった財布を、躍起になって探す彼がいた。
  6. 躍起になって、知恵の輪を解こうとする。

 

「躍起になる」は、
「人のイラ立ちや必死さを表す言葉」ということでした。

よって、使い方としては、
「その人が不利な状況に追い込まれた時に使う」と考えると分かりやすいです。

例えば、
欠点やミスを指摘されたり、大きな問題を自分で抱えてしまったり
といった時ですね。

これらの場面で、周りから見ても明らかに
感情が高ぶってしまったような時に使うようにしてください。

関連:>>踊ると躍るの違いとは?意味や使い分けも

まとめ

 

いかがだったでしょうか?

 

今回の内容をまとめると、

躍起になる」=あせってむきになること・必死になること。

語源」=「(気持ちや感情を)らせてこすことから。

類語」=「意地を張る・ムキになる・血眼になる・冷静さを失う」など。

英語」=「be excited over」「become excited over」

ということでしたね。

 

意味としては、
らせてこすので、気持ちが高ぶった状態」と覚えておきましょう。

では、以上です。

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国語力アップ.com管理人

大学卒業後、国語の講師・添削員として就職。その後、WEBライターとして独立し、現在は主に言葉の意味について記事を執筆中。 【保有資格】⇒漢字検定1級・英語検定準1級・日本語能力検定1級など。

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