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少数精鋭 意味とは 使い方 例文対義語

 

人数が多い集団というのは、
何となく強そうで有利なイメージがありますよね。

しかし、
世の中には数は少なくても優秀な人材を集めることで、
大きな成果をあげている組織も多くあるのです。

今回ご紹介する「少数精鋭」という四字熟語は、
ビジネスの場で使われることが多いので、
知っておくとどこかで役に立つはずです。

それでは以下に、意味や使い方・類語などを解説していきます。

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少数精鋭の意味・語源

 

まずは、基本的な意味です。

【少数精鋭(しょうすうせいえい)】

少ない人数ではあるが選りすぐられていて、寄せ集めの大人数よりも手強いこと。

出典:三省堂 大辞林

少数精鋭」とは、
少数の選(え)りすぐりの人々が集まり、効果を上げること」を意味します。

 

例えば、以下のような使い方です。

少数精鋭の部隊で効率的に仕事を行うことで、業績を上げる。

上の例文では、
「選び抜かれた優秀な人材を集めた部隊」
という意味で使われています。

やたらと人数だけを集めるのではなく、
「一人一人、確実に力がある人を集めた」ということですね。

このように、
「わずかな人数でも、良い人材を集めることにより効果を上げている組織」に対して「少数精鋭」を使うわけです。

 

念のため、語源も確認しておくと、

「少数精鋭」は「少数」と「精鋭」に分けることができます。

まず、前半の「少数」についてですが、
これは文字通り、「少ない数」ということですね。

漢字で書くとき、
「小数」と間違えないように気をつけましょう。

 

そして、後半の「精鋭」についてですが、

」は「精神」「精力」などの語があるように、
心身の力・活力」などの意味があり、

」は「鋭気」「鋭意」などがあるように、
勢いが鋭い様子」を意味します。

そのため、「精鋭」とは、
勢いが強く、鋭い力を持っていること」を表します。

 

両者を合わせることで、
「少ない人数で、勢いが強く鋭い力を持っている」
という意味の四字熟語ができあがるわけです。

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少数精鋭のメリット

 

「少数精鋭」は、会社や組織などで使われることが多い言葉です。

しかし、実際の所
少数精鋭であることにどんなメリットがあるのでしょうか?

 

まず、少ない人数で仕事をする場合、個々の力が非常に重要になってきます。

そのため、一人一人が自分に合った力を存分に発揮することで、
責任感が強くなる」というメリットが挙げられるでしょう。

また、一人で数人分もの技術や知識を持ち合わせている人が集まるわけですから、
より効率的に仕事が進む」という良さもありますね。

さらに言うと、少人数な分、
風通しの良い人間関係を構築することができるというのもメリットの一つです。

少数精鋭のデメリット

 

では、逆にデメリットはどんなものがあるでしょうか?

 

まず、人数が少ないので
一人一人の仕事量が増えてしまうという点が挙げられます。

仮に誰か一人でも会社を辞めてしまうと、
他の人たちの負担が重くなってしまいますよね。

そうすると、
毎日残業するのが当たり前の状況になってしまいます。

 

また、優秀な人材というのはどこにいっても求められますから、
スキルの良い人材はもっと良い会社に転職されてしまうということも考えられるでしょう。

いわゆる、「人材流出」と呼ばれるものです。

このように、
人数が少ない会社や組織にとっては、
優秀な人材が離れていく可能性が高いのです。

以上のことから、
「少数精鋭」で組織を動かしていくには、
メリットもデメリットもあるということが分かるかと思います。

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少数精鋭の類語・対義語

少数精鋭 類語 対義語

 

では、続いて「少数精鋭」の類語・対義語を紹介していきます。

まずは類語から見ていきましょう。

【一騎当千(いっきとうせん)】

人並み外れた能力や経験があることの例え。

「一騎」とは、「馬に乗った一人の武士」、
「当千」とは、「千人に当たる、千人に匹敵する」という意味です。

【多士済々(たしせいせい)】

すぐれた人物が数多くいること。

「多士」とは「多くのすぐれた人物」、

「済々」は「多くて盛んな様子」という意味です。

「少数精鋭」とは少し意味合いが異なりますが、
どちらも「すぐれた人物が集まっている」という部分は同じですね。

次に、「対義語」です。

【烏合の衆(うごうのしゅう)】

規律や統制がない、ただの寄せ集めの集団。

「烏合」の「烏」という漢字は「カラス」を表すので、
「烏合」=「カラスの集まり」という意味です。

そして、「衆」という漢字は「多くの人々」が原義ですが、
ここでは「集団」という意味で使われています。

両者を合わせることで、
「規律や統制がない、寄せ集めの集団」という意味になります。

少数精鋭の英語

 

続いて、英語を紹介していきます。

「少数精鋭」は英語だと、次の2つの言い方があります。

 

select few(選ばれた少数、少数精鋭)」

small unit of our best fighters(少数の最高な戦士の集まり)」

 

「select」は「選び出す、選抜する」、「few」は「少ない」という意味です。

この2つの単語を合わせることで、
「選りすぐりの少数」すなわち「少数精鋭」という意味になります。

 

また、「small unit」は「小さな集団」、「best fighters」は「最高の戦士たち」という意味です。

上記の英語は、「少数精鋭」の意味を英語に直訳したような形の表現ですね。

 

それでは、以下にそれぞれの例文を紹介していきます。

They’re a select few.(彼らは少数精鋭だ。)

You will take a small unit of our best fighters.(少数精鋭でやってもらう。)

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少数精鋭の使い方・例文

 

最後に、「少数精鋭」の使い方を例文で見ていきましょう。

 

  1. あの会社は、少数精鋭主義で業績を伸ばしているよ。
  2. 少数精鋭の企業は、一人一人の存在価値が非常に大きい。
  3. もっと技術を伸ばすために、少数精鋭の会社に転職したいです。
  4. 我が社では新卒を採用せず、即戦力を集めることで少数精鋭の部隊を目指している。
  5. 少数精鋭の経営をすることで、少ない人数でも最大の利益を上げることができる。
  6. それぞれが責任感を持って業務を行わなければ、少数精鋭は成り立たないだろう。

 

「少数精鋭」は、
メリット、デメリットの両方を兼ね備えていますが、
多くの場合良い意味で使うことが多いです。

だいたいは、少人数の組織でも
上手く経営を回している企業などに使います。

 

また、基本的な言い回しとしては、
「少数精鋭の会社」「少数精鋭の企業」など後ろに組織を表す単語が来ますね。

これら以外の使い方だと、
少数精鋭主義」「少数精鋭部隊」などと言ったりもします。

前者は、ビジネスや政治の組織に対して、
後者は、軍隊の組織などに対して使います。

いずれにせよ、少数精鋭は、
「少ない人数で最大限のパフォーマンスを上げている組織」
に対して使うと考えてください。

まとめ

 

いかがでしたか?

 

内容を簡単にまとめると、

少数精鋭」=少数の選(え)りすぐりの人々が集まり、効果を上げること

語源」=少ない人数で、勢いが強く鋭い力を持っている。

類語・対義語」=「一騎当千・多士済々」「烏合の衆」

英語」=「select few」「small unit of our best fighters」

ということでした。

 

「少数精鋭」は、社会人なら覚えていて損がない四字熟語です。

ビジネスの場でよく使われることが多いので、ぜひ覚えて使ってみてください。

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