『身銭を切るコミュニケーション』は、高校現代文の教科書で学ぶ評論です。ただ、作中に出てくる言葉は意味が分かりにくいものもあり、読解や要約をする上で不便です。
そこで今回は、『身銭を切るコミュニケーション』に出てくる重要語句・重要漢字を一覧にして簡単にまとめました。
『身銭を切るコミュニケーション』の言葉一覧
【グラス】⇒ガラス製のコップ。
【呆然(ぼうぜん)】⇒あっけにとられているさま。思いもかけないことにであって驚きあきれるさま。
【肩をすくめる】⇒どうしようもないという気持ちを表すために、両方の手のひらを上に向け、両肩をあげる。主として欧米人のしぐさ。
【諦め顔(あきらめがお)】⇒物事を諦めたような表情や雰囲気。
【片手間(かたてま)】⇒本来の仕事の合間に他のことをすること。
【答えに窮する(こたえにきゅうする)】⇒質問に対して答える内容や答え方に行き詰まるさま。「窮する」とは「行き詰まってどうにもならなくなる。困りきる。」といった意味。
【身を乗り出す(みをのりだす)】⇒体をぐっと前に出す。
【一言(ひとこと)】⇒一つの言葉。一語。
【区切る(くぎる)】⇒言葉や文章に、意味・内容などのまとまりで切れ目をつける。
【郵便番号(ゆうびんばんごう)】⇒全国の郵便局の受け持ち地域ごとにつけた7桁の番号。
【統計(とうけい)】⇒対象を調査することにより、数量で把握すること。
【腑に落ちる(ふにおちる)】⇒納得がいく。
【損ねる(そこねる)】⇒~する機会を失う。
【年齢(ねんれい)】⇒生まれてから経過した年数。
【文脈(ぶんみゃく)】⇒文章の筋道。文章と文章のつながりぐあい。
【依存(いぞん)】⇒他に頼って存在すること。
【予想の地平(よそうのちへい)】⇒予想の範囲。「地平」とは「(比喩的に)物事を考えたり判断したりする際の、思考の及ぶ範囲」を意味する。
【尋ねる(たずねる)】⇒わからないことを人に聞く。質問する。
【せわしく】⇒忙しく。
【不調(ふちょう)】⇒うまくととのわないこと。まとまらないこと。
【保冷剤(ほれいざい)】⇒食品などを低温に保つための薬剤。
【卒業(そつぎょう)】⇒学校の全課程を学び終えること。
【婦人服(ふじんふく)】⇒成人女性を主な対象とした衣料品。女性服とも言う。
【入社(にゅうしゃ)】⇒会社に入り、その社員となること。
【言い換え(いいかえ)】⇒別の言葉で言い直すこと。
【口調(くちょう)】⇒言葉の調子。
【幾度も(いくども)】⇒何度も。
【作法(さほう)】⇒物事を行う方法。
【もっぱら】⇒ひたすら。ただただ。
【~に帰する(きする)】⇒責任などを他の人や物のせいにする。なすりつける。
【吟味(ぎんみ)】⇒物事を念入りに調べること。
【話者(わしゃ)】⇒話し手。話す人。
【誤解(ごかい)】⇒相手の言葉の意味を取り違えること。間違った解釈をすること。
【余地(よち)】⇒物事をさらに行いうる余裕やゆとり。
【手間暇(てまひま)】⇒手間とひま。労力と時間。
【衰える(おとろえる)】⇒力や勢いなどが弱くなる。
【他責的(たせきてき)】⇒自分以外の人や状況に責任があるとして、とがめるさま。
【発達(はったつ)】⇒そのものの規模がしだいに大きくなること。
【有責(ゆうせき)】⇒自分の言行に責任があること。
【とがめる】⇒過ちや罪・欠点などを取り上げて責める。非難する。
【瑕疵(かし)】⇒傷。欠点。問題点。ここでは「非難すべき点」を指している。
【身銭を切る(みぜにをきる)】⇒自分の金で払う。ここでは、「自ら手間暇をかけて、メタコミュニケーションを行う」という意味。
【分岐点(ぶんきてん)】⇒物事がどうなるかの分かれ目。
【多とする(たとする)】⇒高く評価する。ありがたく思う。
まとめ
以上、本記事では『身銭を切るコミュニケーション』に登場する言葉を分かりやすくまとめました。言葉の意味が分かれば、本文の内容も理解しやすくなるはずです。ぜひノート代わりにして定期テストなどの参考にして頂ければと思います。