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日本人の美意識 国語 教科書 語句調べ ノート プリント

 

『日本人の美意識』は、高校国語・現代文で学ぶ作品です。有名な評論文であるため。学校の定期テストなどでもよく出題されます。

ただ、作中に出てくる言葉は辞書に載っていないものもあり、内容を理解しにくいです。そこで今回は、本作に登場する重要語句を一覧にして簡単にまとめました。

第一段落の言葉

 

【おおむね】⇒だいたい。

【室町時代(むろまちじだい)】⇒足利氏が京都室町に幕府をおいて政権を保持した時代。1336年~1573年の約240年間。

【奈良時代(ならじだい)】⇒奈良の平城京に都のあった時代。710年~784年までの74年間。

【山上憶良(やまのうえのおくら)】⇒奈良時代前期の詩人。

【竹取物語(たけとりものがたり)】⇒現存する日本最古の物語。

【三寸(さんずん)】⇒1寸の3倍。一寸とは約3センチメートル。

【かれん】⇒姿・形がかわいらしく、守ってやりたくなるような気持ちを起こさせるさま。

【平安時代(へいあんじだい)】⇒平安京に都が置かれた時代。794年~1185年までの約400年間。

【純真無垢(じゅんしんむく)】⇒清らかでけがれを知らず、心に邪心がまったくないこと。

【上代(じょうだい)】⇒主として奈良時代にあたる時代区分。

【不純(ふじゅん)】⇒純粋・純真でないこと。まじりけのあること。

【源氏物語】⇒11世紀の初め頃、紫式部によって書かれた物語。

【清潔(せいけつ)】⇒汚れがないこと。衛生的であること。

【極めて(きわめて)】⇒非常に。この上なく。

【祖先(そせん)】⇒血統や家系を継いできた先代以前の人々。

【うかがう】⇒一部分から全体を推し量って知る。

【さしあたり】⇒先のことはともかく。

【美意識(びいしき)】⇒美に関する意識。美しさを受容したり創造したりするときの心の働き。

【手がかり】⇒問題を解決するためのいとぐち。

【既に(すでに)】⇒前に。以前に。

【特色(とくしょく)】⇒他と特に異なっているところ。

第二段落の言葉

 

【昇格(しょうかく)】⇒格式などが上がること。

【保護(ほご)】⇒危険や脅威などからかばい守ること。

【物語る(ものがたる)】⇒ある事実が、事情をよくあらわす。

【西欧(せいおう)】⇒ヨーロッパ。東洋に対していう。

【根幹(こんかん)】⇒物事の大もと。中心となるもの。

【特徴的(とくちょうてき)】⇒他と異なって特に目立つさま。

【理想化(りそうか)】⇒対象を自分の理想とする姿にして考えること。

【衆に抜きんでる(しゅうにぬきんでる)】⇒多くの人の中ですぐれた。「衆」とは「多くの人々」を指す。

【分有(ぶんゆう)】⇒一つのものをいくつかに分けて所有すること。

【端的(たんてき)】⇒手短なさま。簡単なさま。

【彫像(ちょうぞう)】⇒彫刻して作られた像。

【モチーフ】⇒美術や文学などで、表現の動機となる中心思想。

【英雄(えいゆう)】⇒才知・武勇にすぐれ、常人にできないことを成し遂げた人。

【刺激(しげき)】⇒物事の動きを活発にさせて、外から作用すること。

【形容(けいよう)】⇒物事の姿・性質・ありさまなどを言い表すこと。

【殊のほか(ことのほか)】⇒思いのほか。案外。

【情緒的(じょうちょてき)】⇒ある物事により、人の感情が微妙に揺り動かされるさま。

【ほかならぬ】⇒まさしくそうである。

【定着(ていちゃく)】⇒人々の間に浸透し、なじむこと。

【過程(かてい)】⇒物事が経過する一連の道すじ。

【感受性(かんじゅせい)】⇒外界の刺激や印象を感じ取ることのできる働き。

【会意文字(かいいもじ)】⇒すでにある漢字をいくつか組み合わせて、それぞれの意味を合成して新しい事物を表す文字。

【差異(さい)】⇒違い。差。

【堂々(どうどう)】⇒りっぱで威厳のあるさま。

【箱庭(はこにわ)】⇒浅い箱に土や砂を入れ、木や草を植え、小さい橋・家・人形などを置き、庭園に模したもの。

【盆栽(ぼんさい)】⇒観賞用に枝や幹に手を加え、整えて育てた鉢植えの草木。

【独特(どくとく)】⇒そのものだけが特別にもっているさま。

【芸術(げいじゅつ)】⇒美を追求・表現しようとしてつくられたもの。

【潜む(ひそむ)】⇒内部に隠れて外に現れない状態にある。

【坪(つぼ)】⇒土地面積の単位。約3.31㎡。

【深山幽谷(しんざんゆうこく)】⇒人のいる様子がなく、ひっそりとした奥深い山や谷。「深山」は人里遠く離れた奥深い山、「幽谷」は山奥深くにある静かな谷の意。

【趣(おもむき)】⇒そのものが感じさせる風情。しみじみとした味わい。

【現前せしめる(げんぜんせしめる)】⇒目の前に現れるようにさせること。「現前」は「目の前に現れること」、「せしめる」は文語的な言い方で「させる」(使役)の意。

【造園(ぞうえん)】⇒庭園などをつくること。

【縮小(しゅくしょう)】⇒縮まって小さくなること。

【鎧(よろい)】⇒着用して身体を被護する武具。

【兜(かぶと)】⇒武将が頭部を防護するためにかぶった武具。

【五月人形(ごがつにんぎょう)】⇒五月五日の端午の節供に飾る武者姿をした人形。

【精巧(せいこう)】⇒仕組みが細かくよくできているさま。

【驚嘆(きょうたん)】⇒すばらしい出来事や思いもよらない物事に対しておどろき感心すること。

【愛好(あいこう)】⇒その事が好きで楽しむこと。

【技巧(ぎこう)】⇒技術上の工夫。特に芸術の制作や表現における技術的な工夫。

【冴え(さえ)】⇒技術などが鮮やかなこと。

【相違ない(そういない)】⇒間違いない。

【工芸(こうげい)】⇒実用性と美的価値を兼ね備えた工作物を作ること。一般に陶芸・漆芸・染織など小規模なものを指す。

【顕著(けんちょ) 】⇒はっきりしているさま。明らかであるさま。

【近世(きんせい)】⇒ここでは、日本史の安土桃山時代・江戸時代を指す。

【洛中洛外図(らくちゅうらくがいず)】⇒京都とその郊外の名所や庶民の生活を描いた絵図。

【風俗図屏風(ふうぞくずびょうぶ)】⇒人間の風俗や生態の面白さなどに重きをおいて描いた絵画の屏風。

【多彩(たさい)】⇒変化や種類が多くにぎやかなこと。

【エピソード】⇒物語や小説の中で、本筋とは直接関係のない話。挿話。また、ある事柄や人物についてのちょっとした話題。

【平面的(へいめんてき)】⇒表面が平らなさま。

【装飾的(そうしょくてき)】⇒そのものをより美しくするために飾りを施してあるさま。

【しばしば】⇒よく。度々。しょっちゅう。

【細部(さいぶ)】⇒細かい部分。

【綿密(めんみつ)】⇒詳しく細かいこと。すみずみまで注意が行き届いていること。

【描写(びょうしゃ)】⇒絵画などによって、物の形や状態を表現すること。

【俯瞰(ふかん)】⇒高い所から見下ろし眺めること。

【構図(こうず)】⇒絵画で仕上がりの効果を考えた画面の構成。

【舞台装置(ぶたいそうち)】⇒効果を高めるための仕掛け。

【情景(じょうけい)】⇒人の心に何かを感じさせるような光景。

【猿回し(さるまわし)】⇒猿に芸を仕込んで見世物にする大道芸。

【山車(だし)】⇒祭りのとき、引いて練り歩く屋台。

【大道商人(だいどうしょうにん)】⇒道路のかたわらに露店を出して商売をする人。

【模様(もよう)】⇒ものの表面にあらわれた絵や形。

【眺める(ながめる)】⇒のんびりと遠くを見る。広く見渡す。

【むろん】⇒もちろん。言うまでもなく。

【ルネサンス】⇒13世紀末から15世紀末にかけてイタリアに起こり、全ヨーロッパに波及した芸術および学問の革新運動。

【遠近法(えんきんほう)】⇒絵画で距離感を表現する方法。

【典型的(てんけいてき)】⇒特徴をよく現しているさま。

【視覚世界像(しかくせかいぞう)】⇒ある視点から捉えられた秩序ある世界の姿。

【理論(りろん)】⇒筋道を立てて組み立てられた知識の体系。

【色彩(しきさい)】⇒いろどりや色合い。

【濃淡(のうたん)】⇒濃いことと、うすいこと。

【根本的(こんぽんてき)】⇒基本的であるさま。物事のおおもとに関するさま。

【鮮明(せんめい)】⇒あざやかではっきりしているさま。

【かすむ】⇒ぼんやりして、物の姿や形がはっきり見えなくなる。

【適切(てきせつ)】⇒ふさわしいさま。

【前提条件(ぜんていじょうけん)】⇒ある物事の前提になっている事項。

【相対的(そうたいてき)】⇒他との関係や比較によって成り立つさま。

【統一的(とういつてき)】⇒一つにまとめて支配するさま。

【個々(ここ)】⇒それぞれ。

【祭礼(さいれい)】⇒神社などの祭り。祭典。

【立体的(りったいてき)】⇒平面の広がりだけでなく、奥行き・高さ・厚みなどがあるさま。

【強いて(しいて)】⇒あえて。むりに。

【至近距離(しきんきょり)】⇒非常に近い距離。極めて間近な距離。

【集積(しゅうせき)】⇒集まって積み重なること。

【写実的(しゃじつてき)】⇒現実をありのままに表現しようとするさま。

【観察(かんさつ)】⇒物事の状態や変化を注意深く見ること。

【江戸小紋(えどこもん)】⇒江戸時代の武士にかみしもに用いられた模様。「かみしも」とは江戸時代の武家の衣服の一種。模様が細かいところからこの名が付けられらたという。

【応挙(おうきょ)】⇒円山(まるやま)応挙。江戸時代中期の画家。

【北斎(ほくさい)】⇒葛飾北斎。江戸時代後期の画家。

【写生帳(しゃせいちょう)】⇒写生用の画用紙をとじた帳面。「写生」とは景色や事物のありさまを見たままに写し取ること。

【劣る(おとる)】⇒他に比べて程度が低い状態にある。

【絵巻物(えまきもの)】⇒説話や物語などを絵に描き、変化する画面を鑑賞する巻物。

【鑑賞(かんしょう)】⇒絵画や音楽など、芸術的な物を味わうこと。

【寄せ集め(よせあつめ)】⇒散らばっているものを寄せて、単に一つに集めたもの。

【首尾一貫(しゅびいっかん)】⇒方針や考え方などが始めから終わりまで変わらず、筋が通っていること。

【プロット】⇒小説や物語などの筋。構想。

【展開(てんかい)】⇒物事をくりひろげること。

【徒然草(つれづれぐさ)】⇒鎌倉時代に兼好法師によって書かれた随筆。

【枕草子(まくらのそうし)】⇒平安中期に清少納言によって書かれた随筆。

【随筆(ずいひつ)】⇒自己の見聞・体験・感想などを、筆に任せて自由な形式で書いた文章。

【見聞(けんぶん)】⇒実際に見たり聞いたりすること。また、それによって得た経験や知識。

第三段落の言葉

 

【埋める(うめる)】⇒ある部分・範囲を物でふさぐ。

【本論(ほんろん) 】⇒この論。

【冒頭(ぼうとう)】⇒はじめの部分。

【指摘(してき)】⇒具体的に取り上げて指し示すこと。

【大和絵(やまとえ)】⇒日本の風景、事物を描いた絵。唐絵(からえ)と区別して用いられる。平安時代中期に成立し、室町時代に至り土佐派の伝統を形成した。

【琳派(りんぱ)】⇒江戸時代の絵画の一流派。装飾的な華麗さを特色とする。

【華やか(はなやか)】⇒明るく人目を引きつけるさま。

【水墨画(すいぼくが)】⇒中国を中心に朝鮮および日本などで流行した東洋絵画の一形式。墨を主顔料にして描く。

【茶室(ちゃしつ)】⇒茶事を行うための室。「茶事(ちゃじ)」とは茶の湯で懐石を伴った客のもてなしのこと。

【わび】⇒質素で落ち着いた趣。茶道、俳諧が理想の境地として求める。

【さび】⇒古びたものに感じられる落ち着いた趣。蕉風(しょうふう)俳諧の根本とされる。

【憧れ(あこがれ)】⇒理想とする物事に強く心が引かれること。

【拒否(きょひ)】⇒こばむこと。

【極度に(きょくどに)】⇒限界まで。

【抑制(よくせい)】⇒おさえとどめること。

【能(のう)】⇒能楽(のうがく)。室町時代、猿楽や田楽などをもとに発展した歌舞劇。

【重要視(じゅうようし)】⇒重要とすること。大事にすること。

【秀吉(ひでよし)】⇒豊臣秀吉。安土桃山時代の武将。

【一輪(いちりん)】⇒開いた一つの花。

【利休(りきゅう)】⇒千利休。安土桃山時代の茶人。

【パリス】⇒ギリシャ神話のトロイの王子。アフロディア、アテナ、ヘラがその美を競った時、審判を下し、アフロディテに勝利を宣した。

【アフロディテ】⇒ギリシャ神話の中の美と愛の女神。ローマ神話のヴィーナス。

【アテナ】⇒アテネの守護神。ゼウスの頭から武装したまま生まれ、知性、技術、戦争をつかさどる。ローマ神話のミネルバ。

【ヘラ】⇒クロノスとレアの子。ゼウスの妃。女性の結婚生活の守護神。嫉妬深く夫や子供たちを苦しめる。ローマ神話のジェノー。

【啓示(けいじ)】⇒人間の力では知ることのできない宗教的真理を、神が神自身または天使など超自然的存在を介して人間へ伝達すること。ここでは、「目を開かれ、教えられること」を意味する。

【排除(はいじょ)】⇒とりのけて、そこからのぞくこと。

【つかの間(ま)】⇒ごく短い時間。ちょっとの間。

【鋭敏(えいびん)】⇒感覚などが鋭いさま。

【無縁(むえん)】⇒関係のないこと。

【徹底(てってい)】⇒中途半端でなく一貫していること。

【美化(びか)】⇒実際以上に美しいものとしてとらえること。

【近松(ちかまつ)】⇒近松門左衛門。江戸時代中期の浄瑠璃・歌舞伎脚本作者。

【心中物(しんじゅうもの)】⇒男女の情死主題とした浄瑠璃や歌舞伎狂言などのこと。

【遭難(そうなん)】⇒登山や航海などで命を失うような危険にあうこと。

【至る(いたる)】⇒広い範囲に及ぶ。行きわたる。

【領域】⇒物事がかかわりをもつ範囲。

【とどまる】⇒同じところにそのままいて動かないでいる。

【及ぶ(およぶ)】⇒ある所・範囲に届く。達する。

【有能(ゆうのう)】⇒能力や才能があること。

【やり手(て)】⇒腕前のある人。

【無能(むのう)】⇒能力や才能がないこと。

【清潔(せいけつ)】⇒人柄や行いが清らかなこと。

【倫理観(りんりかん)】⇒倫理についての考え方。「倫理」とは善悪の判断の規準となるもの。

【著しい(いちじるしい)】⇒はっきりわかるほど目立つさま。明白であるさま。

【規定(きてい)】⇒物事を一定の形に定めること。

【遡る(さかのぼる)】⇒物事の過去にたちかえる。

【困難(こんなん)】⇒非常にむずかしいこと。

まとめ

 

以上、今回は『日本人の美意識』に出てくる言葉の意味をまとめました。それぞれの言葉の意味が分かれば、本作の内容をも分かりやすくなるはずです。

ぜひノート代わり、プリント代わりにして頂ければと思います。なお、本文のあらすじや要約、テスト対策などについては以下の記事で解説しています。

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国語力アップ.com管理人

大学卒業後、国語の講師・添削員として就職。その後、WEBライターとして独立し、現在は主に言葉の意味について記事を執筆中。 【保有資格】⇒漢字検定1級・英語検定準1級・宅地建物取引士など。

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