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工程 行程 違い 意味 使い分け

 

今回は
工程」と「行程
の違いを解説していきます。

 

仕事を進めていく上で、

「こうてい表」

「こうてい管理」

などと言いますね。

製造業などに勤めている方は、
よく使う言葉だと思います。

 

この2つの使い分けは、
一体どう行えばよいのでしょうか?

さっそく、確認していきましょう。

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工程の意味

 

まずは、
「工程」の意味です。

【工程(こうてい)】

仕事や作業を進めていく順序・段階。また、その進みぐあい。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

工程」とは、
仕事や作業を進めていく順序・段階
のことを言います。

簡単に言うと、
仕事の順番」ということですね。

 

主な使い方は、以下の通りです。

工程表を管理する」

この場合の「工程表」とは、
モノの製造や建物の工事などに対して使う
と思ってください。

 

例えば、
パン工場などでは

  • 12時までに小麦粉を準備する
  • 14時からパンを焼き始める
  • 16時にはパンを完成させる

のように大まかな順番がありますよね?

このような、
「仕事を進めていく順番」を
「工程」と言うわけです。

 

一言で、
仕事の流れ」と覚えてもよいでしょう。

行程の意味

 

続いて、
「行程」の意味です。

【行程(こうてい)】

目的地へ行くまでの距離。道のり。

②(比喩的にある目標に達するまでの過程。里程。道程。

旅行などの日程。

④ピストンなどの往復する距離。ストローク。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

「行程」には4つ意味がありますが、
一般的に使われるのは①~③です。

④は自動車のエンジンなどに使う専門用語なため、
覚えなくて構いません。

 

それぞれの意味を解説すると、

①は「距離や道のり」という意味です。

 

この場合は、
以下のように使います。

  • 約10キロの行程
  • 歩いて1時間かかる行程
  • 迷いやすい複雑な行程

どちらかと言うと、
「道のり」よりも「距離」の
意味で使われることが多いですね。

 

②は「過程・プロセス」という意味です。

 

これは「工程」の意味と似ていますが、
重要なのは「比喩的」という点です。

 

比喩(ひゆ)」とは、
何かを他の何かに置きかえて表現すること」を言います。

【例】⇒「人生はドラマだ」

※人生をドラマに置き換えて、表現している。

 

「比喩」の詳しい意味は、
以下の記事を参照してください。

参考:>>比喩とは?意味や例文をわかりやすく解説

 

そして、
③は「(旅行などの)日程」という意味です。

 

この場合は、
以下のように使います。

  • 旅行の行程を組む
  • 旅行の行程をキャンセルする

 

ただの日程ではなく、
旅行のように「どこかに外出する日程
という点がポイントですね。

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工程と行程の違い

工程 行程 違い 使い分け

 

ここまでの内容を整理すると、

工程」=仕事や作業を進めていく順序・段階。

行程」=距離。日程。過程・プロセス。

ということでした。

 

両者の違いを簡単に言うと、

工程】は「仕事の順番」に使い、
行程】は「距離」や「旅行の日程」に使う。

となります。

 

つまり、「行程」の方は
原則として仕事に対しては使わない
ということですね。

 

ただし、
「行程」には「過程・プロセス
という意味もあります。

この意味の場合は、
比喩的に使えるのが特徴でした。

したがって、
本来は仕事に使う言葉でなくても
仕事に置き換えて使うこともできるのです。

 

典型的な例が
ロードマップ(行程表)
という言葉ですね。

 

ロードマップ」とは、
企業が将来目指していく過程を、
比喩的にまとめたもの
です。

会社がこれから進む道を、
人生のように例えることにより、
将来の発展を目指していきます。

 

元々、日本にはない言葉でしたが
外来語の翻訳として一般に使われるようになりました。

そのため、現在では、
「ロードマップ」=「行程表
と訳されているのです。

 

このように、「行程」の方は
過程・プロセス」という意味の場合、
比喩的に使われるのがポイントとなります。

工程表と行程表の違い

 

では、まぎらわしい
「こうていひょう」の違いを整理しておきましょう。

後ろに「表」がつく場合は、
「どちらもビジネスで使える」ということでした。

 

工程表」=モノの製造や建物の工事などの順番・流れ。

行程表」=企業が将来目指す過程を、比喩的にまとめたもの。

 

工程表」は、
製造業における作業スケジュール
と言えば分かりやすいでしょう。

スケジュールなので、
あらかじめゴールが決められています。

そして、その決められたゴールに対して
「ルール通り・マニュアル通り進んでいく」という感じですね。

 

一方で、
行程表」の方は製造業の流れなどではなく、
もっと広い分野の未来図を表したものです。

そして、
マニュアル通りに進めるのではなく、
自分達独自の考えで「行程」を設定します。

 

例えば、
会社の5年後の未来をまとめるとしましょう。

  • 株式上場をし、会社の規模を大きくするまでの過程
  • 新しい事業を始めて、利益を倍にするまでの過程
  • 社員の数を今の3倍に増やすまでの過程

 

こういった過程を、
比喩的にまとめたものが行程表なのです。

 

違いを理解できたでしょうか?

 

どちらも「先の予定を表したもの
という意味では共通しています。

しかし、両者は
作業の中身や進め方に関して
明確な違いがあるわけですね。

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使い方・例文

 

では、最後にそれぞれの使い方を
例文で確認しておきましょう。

 

【工程の使い方】

  1. 分譲住宅の工程表を現場監督に配る。
  2. 工程表を見てから、実際の作業に取りかかる。
  3. 商品の製造工程を、管理する仕事を任された。
  4. 今回の不祥事は、製造工程にミスがあったため起こった。
  5. 実際の現場に足を運び、作業の工程を学ぶ。

 

【行程の使い方】

  1. 夕方には、約10キロの行程を歩き終えていた。
  2. 夏休みなので、ハワイ旅行の行程を組むことにした。
  3. 西洋人は、近代化の行程で学問を研究してきた。
  4. 彼が歩んできた行程は、いばらのように苦しいものだった。
  5. 会社が進むべき道を、行程表にまとめる。

まとめ

 

いかがだったでしょうか?

 

内容を簡単にまとめると、

工程」=仕事や作業の順番に使う。

行程」=距離や旅行の日程に使う。

工程表」=モノの製造や建物の工事などの順番・流れ。(マニュアル通り進める。)

行程表」=企業が将来目指す過程を、比喩的にまとめたもの。(独自に進める。)

ということでした。

 

ポイントは、「行程」は
過程・プロセス」という比喩の意味でも使える点ですね。

この意味の場合は、
両者を混同しやすいので注意しましょう。

では、今回は以上です!

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