この記事の読了時間: 455

一言一句 意味 使い方 語源 類語

 

四字熟語には、
数字を使ったものが数多くあります。

一言一句」という有名な四字熟語もその1つです。

日常的に耳にする言葉ですが、
詳しい意味や使い方は知っているでしょうか?

 

今回は、
「一言一句」の意味や使い方だけでなく
類語や英語についても解説していきます。

では、さっそく確認してみましょう。

スポンサーリンク

一言一句の意味

 

まずは、
基本的な意味と読みです。

【一言一句(いちごんいっく)】

ちょっとしたことば。ほんのひとこと。ことばを大切にすることのたとえ。

出典:学研 四字辞典熟語

読み方は、「いちごんいっく」です。

「いちんいっく」と読むこともあるので覚えておいてください。

 

「一言一句」は、「ちょっとした言葉」という意味です。

例えば、以下のような使い方をします。

大統領は、一言一句を慎重に考えながら記者会見を行った。

国のトップである大統領は、
発言にとてつもない影響力がありますよね。

もしも失言などがあれば、国民からの支持だけでなく、
他国との関係にも大きな影響を及ぼしかねません。

だからこそ、ほんのわずかな言葉でさえも、
慎重に選んで発言する責任があると言えるでしょう。

 

このように、「一言一句」とは、
ちょっとした些細(ささい)な言葉」を表す時に使われるのです。

一言一句の語源

 

次に、この言葉の語源を確認していきましょう。

「一言一句」は、
同じ意味の言葉を2つ並べて強調した四字熟語です。

 

「言」は「言葉」を表すので、
一言」の意味は「一つの言葉」です。

「句」は「文中や言葉のひと区切り」を意味するので、
一句」は「文章の一節・ひとこと」を表します。

 

つまり、
どちらも「短い言葉」という意味を持つ単語なのです。

 

似た単語を2つ並べることで、
「短い言葉」という意味をより強めているわけですね。

「一言一句」は、
「短い言葉」という意味が強調されて、結果的に
「ほんのわずかな言葉」を表すようになったのです。

スポンサーリンク

一言一句の類語

一言一句 類語 対義語

続いて、
「一言一句」の類語をご紹介します。

【一言半句(いちごんはんく)】

ほんのわずかな言葉。

「いちげんはんく」とも読みます。

「半句」とは、
「一言にも満たないほどわずかな言葉」という意味です。

「一言半句のあいさつもない」のように、否定文として多く使われます。

【片言隻句(へんげんせきく)】

ちょっとした言葉。

「へんげんせっく」とも読み、
「片言」・「隻句」どちらも「わずかな言葉」という意味です。

【片言隻語(へんげんせきご)】

ほんのちょっとした言葉。

「隻語」は、「短い言葉」を表します。

【一字一句(いちじいっく)】

一つの文字と一つの語句。

「一言一句」と同じで、似た意味の「一字」と「一句」を並べて強調しています。

「一言一句」は「話し言葉」、「一字一句」は「書き言葉」に
使う場合が多いのが違いです。

全部で4つ紹介しました。

どの類語も、
ほんのわずかな言葉」という意味で使うことができます。

 

他にも、「一語一句(いちごいっく)」という言葉があります。

文学作品などにも使われ、広く浸透している言葉ですが、
実は辞書には載っていません。

一般的に使われていますが、
「正しい日本語かどうか」という点では、
他の類語を使った方が安心でしょう。

 

では、「一言一句」の対義語もご紹介しておきます。

【千言万語(せんげんばんご)】

非常に多くの言葉。

「せんげんまんご」とも読み、
「千」・「万」は数の多さを示します。

一言一句の英語

 

次は、英語訳です。

「一言一句」は、
英語では以下のように言います。

 

single word(ちょっとした言葉)」

every word(一つ一つの言葉)」

 

「single」は「たっと一つの」、
「every」には「あらゆる」という意味があります。

 

例文だと、以下のような言い方です。

She does not miss a single word.(彼女は、一言一句聞き漏らさない。)

We listened to his every word.(私たちは、彼の言葉一つ一つに耳を傾けた。)

 

もう1つご紹介します。

every single word and phrase(一言一句)」

 

「every single」は「ありとあらゆる」、

「word」は「語」、「phrase」は「句」という意味です。

合わせると、「ありとあらゆる言葉」となり、
「一言一句」として使うことができます。

 

色々な言い方を覚えておくと、
表現のパターンが増えて便利ですよ。

スポンサーリンク

一言一句の使い方・例文

 

最後に、「一言一句」の使い方を
例文で確認しましょう。

 

  1. 私の特技は、映画のセリフを一言一句違わず暗唱できることです。
  2. 有名な先生の講演会なので、一言一句も聞きもらさないようにしよう。
  3. 卒業式での恩師の話は、一言一句大切に今も胸にとどめている。
  4. 彼を説得するために、私は一言一句に思いを込めた。
  5. 祖母と母の口癖が、一言一句同じだったので思わず笑ってしまった。
  6. 先輩は、ミスをしても一言一句も言い訳をしない。

 

「一言一句」は、
主に「誰かが話している言葉」に対して
使われると考えてください。

例文を見てみると、
「暗唱」・「講演会」・「口癖」など、
誰かが話していると分かる言葉が入っていますね。

「一言一句」には、
「ほんのわずかな言葉もおろそかにせず、大切にする」
という意味が込められています。

そのため、「一言一句大切に」「一言一句も聞き漏らさない」のように、
「言葉の重み」を表した使い方をすることが多いのです。

関連:>>片言隻語の意味とは?由来や例文・類語も解説

まとめ

 

いかがでしたか?

 

今回の内容をまとめると、

一言一句」=ほんのわずかな言葉。

語源」=「短い言葉」という似た単語を2つ並べて意味を強調したことから。

類語」=「一言半句・片言隻句・片言隻語・一字一句」など。

英語」=「single word」「every word」

ということでした。

 

言葉の持つ影響力は、私たちの思っている以上に大きいものです。

何でも自由に発信できる今の時代だからこそ、
自分の「一言一句」に責任を持つことが大切ですね。

スポンサーリンク