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民主主義とは 意味 対義語 簡単に わかりやすく

 

民主主義」という言葉は、
普段のニュースでたびたび耳にしますね。

特に、選挙などの政治イベントが近くなると
よく聞く言葉かと思われます。

ところが、「どんな意味?」と聞かれると
多くの人が返答に困ってしまうのではないでしょうか。

そこで今回は、「民主主義」の意味を
「対義語」や「メリット・デメリット」などを含め
簡単にわかりやすく解説しました。

後半では「資本主義」や「社会主義
共産主義」との違いについても触れています。

さっそく、確認していきましょう。

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民主主義を簡単に

 

まず、「民主主義」の意味を調べると、
次のように書かれています。

【民主主義(みんしゅしゅぎ)】

人民が権力を所有し行使する政治形態。古代ギリシャに始まり、17、18世紀の市民革命を経て成立した近代国家の主要な政治原理および政治形態となった。近代民主主義においては、国民主権・基本的人権・法の支配・権力の分立などが重要とされる。現代では政治形態だけでなく、広く一般に、人間の自由と平等を尊重する立場をいう。デモクラシー

出典:デジタル大辞泉(小学館)

上の説明だと難しいため、簡単に解説します。

民主主義」とは、
国民一人一人が政治に参加できるシステムのこと」だと思ってください。

 

民主(みんしゅ)」は、「国役」と書きます。

言いかえれば、
「国民一人一人に権力がある」ということです。

そして、「主義」とは
社会の仕組みや考え方のこと」を指します。

つまり、
国民全員が主役となり、国を作っていく仕組み」を
「民主主義」と言うわけです。

 

例えば、日本では18歳になると
選挙に参加して投票することができます。

そして、投票の結果、
自分たちのリーダーである総理大臣を決めます。

ところが、海外の国では「独裁国家」と言って
「王様がすべてを決めてしまう」という国もあるのです。

もちろん、独裁国家の国民は自分たちでリーダーを選べません。

なぜなら、王様がすべてのルールを決めてしまうからです。

その点では、日本は国民に選挙権があり、
一人一票という平等も認められているので、
ちゃんとした民主主義の国と言えるのです。

 

元々、「民主主義」という言葉は、
「英語」の「democracy」を訳したものから来ています。

「democracy」は、ギリシャ語の
デモス(人民)」と「クラティア(~の支配)」を結合したものです。

よって、「民主主義」には、
人民(国民)」の「支配」によって、自由や人権を勝ち取る
という意味が込められていることが分かるかと思います。

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民主主義=多数決

民主主義 多数決

 

「民主主義」は、大昔から
ずっとあったシステムではありません。

元々、この言葉は近代以降になってから登場しました。

※「近代」=世界だと15世紀以降~20世紀中頃。

 

広い意味での「民主主義」は古代ギリシア時代にも存在していました。

ただ、当時は選挙に参加できるのは戦士の男子のみで、
「奴隷制度」が基本だったという歴史があります。

もちろん、普通の女性や戦士以外の男性には選挙権はありませんでした。

 

そんな中、時代は「近代」へと突入していきます。

近代より前の時代は、
王様や神様が一番偉い」とする考え方が中心でした。

しかし、だんだんと
人間には自由や人権・理性があるのだ」という考えが強くなっていきます。

これは、王様中心の政治が見直され、
神が世界の中心という宗教的な価値観が薄れていったからだと言えます。

そして生まれたのが、
「民主主義」というシステムなのです。

 

「民主主義」では、
多数決」でルールを決めていきます。

「多数決」では、みんなで話し合って物事を決め、
賛成者の多い意見を優先し、賛成者の少ない意見はそれに従います。

「民主主義」というのはこのように、
意見の異なる者同士で、互いに議論をしていこう
とする考えが基本にあるのです。

民主主義のメリット

民主主義 メリット 長所

 

民主主義」の「メリット」としては、主に次の3つが挙げられます。

 

①「国民の意見が反映されやすい

②「公平性・平等性が保たれる

③「独裁体制が起こりにくい

 

①「国民の意見が反映されやすい

 

「民主主義」は、国民の意見が政治に反映されやすいです。

理由は簡単で、国民が直接選んだ政治家により、
実際の政治が行われるからです。

例えば、「原発を推進すると明言している議員A」と
「原発を廃止すると明言している議員B」がいたとしましょう。

この場合、有権者である私たちとしては
どちらを選べばいいか非常にわかりやすいです。

もしも原発を推進させたいなら「A」を選び、
逆に原発を廃止させたいなら「B」を選ぶだけです。

どっちの議員を多く当選させるかにより、
私たちの意見がそのまま政治に反映されるということです。

 

②「公平性・平等性が保たれる

 

「民主主義」では、公平性・平等性が保たれます

「民主主義」の国では、
皆一人一人に同じ一票が付与されます。

日本では18歳になると、
学生、社会人、主婦などを問わずすべての人に投票権が渡されます。

これがもしも、30歳以下は1票、40歳以下は2票、女性は2票など
年齢や性別により条件が異なってくると公平性が保たれません。

そして、平等な条件とも言えません。

当たり前のことかもしれませんが、
民主主義はすべての人に同じ条件が与えられているシステムなのです。

 

③「独裁体制が起こりにくい

 

「民主主義」では、独裁体制が起こりにくいです。

なぜなら、
定期的に政治家を選び直せるのが民主主義だからです。

例えば、日本だと衆議院選挙は4年以内に一度、
参議院選挙は3年に一度必ず行われます。

これは法律で決められていることです。

もしも独裁体制が起こったと国民が気付けば、
その時点で国民はすぐに政治家を選び直すことができます。

逆に独裁国家だと、選挙すらないため、
大統領や総理大臣がそのままという状態が続いてしまうのです。

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民主主義の問題点

民主主義 問題点

 

一方で、
「民主主義」にも当然「デメリット」は存在します。

大まかに3つに分けて問題点を見ていきましょう。

 

①多数派による抑圧

②ポピュリズムの発生

③国民の政治への無関心

 

①多数派による抑圧

 

1つ目は、「多数派による抑圧」です。

多数決で物事を決めれば、
物事をスムーズに進められます。

一方で、裏を返せば
多数派の尊重」というのは「少数派の切り捨て」でもあるのです。

 

例えば、100人中40人が反対した「A
という法律があったとしましょう。

かなりの数の反対者ですよね。

しかし、民主主義では残りの60人が賛成すれば、
この40人の意見を切り捨てることも可能なのです。

極端な言い方をすれば、
「数の力で勝てば何でも許される」ということです。

 

②ポピュリズムの発生

 

ポピュリズム」とは、
支配者が大衆に合わせようとする考え方」のことです。

日本語では、
大衆迎合主義(たいしゅうげいこうしゅぎ)」とも訳されています。

簡単に言えば、
政治家が国民に気に入られようとする思想」ということです。

 

すでに説明した通り、
「民主主義」は「数の力」によって世の中を動かしていきますので、
大衆を味方にできるかどうかが政治家にとって重要となります。

すると、選挙に勝つために、
大衆の欲望や利益をあおるような政治家
出てくる危険性もあるわけです。

それは、
本来の社会のあり方としてはよくないことであることは誰の目にも明らかでしょう。

 

③国民の政治への無関心

 

「民主主義」の社会では、
誰でも自由に政治に参加することができます。

一方で、別の言い方をすれば、
それは「政治に参加しないのも自由」ということです。

「自由」ということは、
「選挙なんか行かなくても特に問題ない」ということになります。

 

では、選挙に行かない人が多いとどうなるのでしょうか?

簡単に言うと、選挙へ行った人に有利な法律が作られます。

 

もしも、「給料を増やしてほしい」と願う「若者20人」と
「年金を増やしてほしい」と願う「お年寄り80人」がいたとします。

どちらの支持を得れば、政治家は
選挙に受かることができるでしょうか?

当然、「後者」ですよね。

 

つまり、政治に無関心な人が増えれば、
偏った世の中になる可能性もある
ということです。

「民主主義」は、
国民一人一人に自由が認められています。

一方で、「自由」の裏には同時に
「責任」も含められているのです。

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民主主義の対義語

民主主義 対義語

 

「民主主義」の「対義語」は何になるのでしょうか?

「民主主義」というのは、
みんなが政治に参加できるシステムでした。

したがって、
みんなが政治に参加できないシステム」が「対義語」となります。

 

具体的には、以下のような言葉です。

  • 独裁制(どくさいせい)
  • 専制(せんせい)
  • 全体主義(ぜんたいしゅぎ)

 

独裁制」や「専制」とは、
一人の人間に権力が集中したシステム」のことだと考えてください。

これらの体制では、
「議会(話し合いの場)」を設けません。

また、全てのルールを権力者が決めるため、
国民には自由や人権がないのです。

 

そして、「全体主義」とは
国や社会など全体の利益を最優先する考え方」のことを指します。

英語では「ファシズム(fascism)」とも訳され、
世界史などにもよく出てくる言葉です。

関連:>>ファシズムとは?意味をわかりやすく簡単に解説

「ファシズム」は、
国民一人一人のことではなく国や社会を優先する考えを表すので、
「民主主義」の「対義語」となるのです。

 

なお、「民主主義」の対義語として
社会主義」や「共産主義」を挙げる人もいますが、
この2つは対義語ではありません。

念のため、混同しやすい「資本主義」とも合わせて意味を確認しておきます。

資本主義」=資本家が労働者を雇い、利益を得る社会システム

社会主義」=生産手段を国が管理し、平等を実現しようとするシステム。

共産主義」=社会主義をさらに発展させたシステム。究極の平等を目指す。

関連:>>資本主義・社会主義・共産主義の意味をわかりやすく解説

 

まず、「社会主義」や「共産主義」は「資本主義」の対義語です。

「資本主義」は、「資本」や「株」など経済的なシステムのことを指します。

一方で、「民主主義」は
「選挙」や「法律」など政治的なシステムのことを指すのです。

要するに、
「そもそもの対象が全く異なる」ということですね。

「民主主義」という言葉自体には、
「資本家が労働者を雇って~」などのような
経済的な要素、お金の要素は含まれていないのです。

まとめ

 

以上、内容を簡単にまとめると、

民主主義」=国民一人一人が政治に参加できるシステム。

対義語」=「独裁制・専制・全体主義

メリット」=「国民の意見が反映されやすい」「公平性・平等性が保たれる」「独裁体制が起こりにくい」。

デメリット」=「多数派による抑圧」「ポピュリズムの発生」「国民の政治への無関心」。

ということでした。

 

私たちの社会は、民主主義によって動いています。

もしも民主主義がなければ日本という国は成立しません。

この記事をきっかけに、「民主主義とは何か」といったことを
今一度考えてみてはいかがでしょうか?

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国語力アップ.com管理人

大学卒業後、国語の講師・添削員として就職。その後、WEBライターとして独立し、現在は主に言葉の意味について記事を執筆中。 【保有資格】⇒漢字検定1級・英語検定準1級・日本語能力検定1級など。

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