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弁証法とは 具体例 簡単に わかりやすく

 

今回は
弁証法」について
解説していきたいと思います。

 

「弁証法」という言葉は、
哲学の専門用語というイメージですね。

ところが、
この言葉は現代文の用語としても
よく登場するのです。

そのため、
現代文にもスポットを当てて、
解説していきたいと思います。

 

では、さっそく見ていきましょう。

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弁証法の意味

 

まずは、
基本的な意味です。

【弁証法(べんしょうほう)】

対立または矛盾する2つの事柄を統一・総合することによって、高い次元の結論へと導く思考方法。

※「矛盾(むじゅん)」とは、
「つじつまが合わないこと・両方成立できないこと」
だと思ってください。

 

「弁証法」は、元々は、
「対話の中で相手の発言に矛盾を見つけ、
その矛盾を修正していく」という意味でした。

 

しかし、現在では哲学者の
「ヘーゲル(1770年~1831年)」が主張する意味が一般的です。

 

ヘーゲルが主張する「弁証法」とは、

ある主張とそれに矛盾する主張を合わせて、
どちらの主張も切り捨てずに、より高いレベルの結論へと導くこと」を言います。

 

これだけだと分かりにくいため、
具体例を出しましょう。

 

「ゲームをしたい子供」と
「勉強をさせたい親」がいたとします。

どちらの主張も切り捨てずに、
高いレベルの結論にするにはどうすればよいでしょうか?

 

この場合は、一つの例として、

子供に学習ゲームを与える

というのは弁証法的な解決と言えます。

 

つまり、
「子供と親の主張を合わせた高い次元の結論」
ということですね。

 

ここで注意したいのは、
「弁証法」は「妥協」することではない
ということです。

例えば、
「ゲームの時間を決めてその後は勉強する」
ような妥協する案は、「弁証法」とは言えません。

 

「弁証法」はあくまで、
より高いレベルで一つの結論をまとめ上げる
という思考方法なのです。

ポイントは、
「より高いレベル」という点ですね。

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弁証法の具体例

弁証法 具体例

 

「弁証法」の具体例は
他に何があるでしょうか?

 

もう少し詳しく見ていきましょう。

世の中には対立・矛盾する事柄は
たくさんあります。

 

例えば、
経済と環境問題」です。

 

経済を発展させるべきだ」という考え方と
環境を保護すべきだ」という考え方は矛盾しています。

 

経済発展を優先させれば、
自然が破壊され環境は悪化してしまいます。

一方で、
環境保護を優先させれば、
経済は停滞してしまいます。

 

そこで、環境を保護しながら
経済を発展させる考えを導入したとしましょう。

 

例えば、
ハイブリッドカー」の導入です。

 

「ハイブリッドカー」とは、
普通の車より二酸化炭素の排出量が
少ない車のことです。

 

二酸化炭素を減らすことは
環境保護につながります。

一方で、
新たな車を市場に導入することも
経済の発展につながります。

 

したがって、
「ハイブリッドカー」を導入する考えは、
「弁証法的」な思考と言えるのです。

 

何となく「弁証法」の意味が
理解できたでしょうか?

 

弁証法の仕組みを整理すると、

A」という「意見」がある。

一方で、「B」という「反対意見」がある。

そこで、
「A」と「B」を合わせて
C」という「新しい結論」を出す。

という流れですね。

 

哲学の用語だと、

「A」のことを「テーゼ
「B」のことを「アンチテーゼ」
「C」のことを「ジンテーゼ」と言います。

そして、
「A」と「B」を合わせることを
アウフヘーベン」と言います。

 

これらの用語も覚えておくと、
「弁証法」の理解がしやすくなるでしょう。

 

ちなみに、
「弁証法」という考えは終わりがありません。

 

例えば、
以下のような考えがあったとします。

「A」⇒パンが食べたい

「B」⇒肉が食べたい

「C」⇒ハンバーガーを食べればよい。

すると、

「C」⇒ハンバーガーが食べたい

「D」⇒チーズが食べたい

「E」⇒チーズバーガーを食べればよい。

となります。

 

このように、「否定の否定」によって、
新たな次元が次々と生まれる思考が
「弁証法」なのです。

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弁証法をビジネスで

 

「弁証法」という言葉は、
ビジネス」でもよく使われてます。

 

当然のことながら、
ビジネスでは顧客の要望に応え、
利益を上げ続けることが求められますよね?

したがって、
高いレベルの結論を出す弁証法は
まさにうってつけの考え方なのです。

 

例えば、
古いビジネスモデル」と「新しいビジネスモデル
があったとしましょう。

前者は、
主に本や雑誌などの紙を使った販売戦略です。

一方で、
後者は電子書籍などのITを使った販売戦略です。

 

普通に考えれば、
後者の方がコストもかからず
時代にかなった戦略と言えるでしょう。

実際に、
各企業は紙媒体の市場を縮小する傾向にあります。

 

ところが、弁証法的な考えでは
前者の古いビジネスモデルは切り捨てません。

あくまで、
両者を統合して過去にないビジネスモデルを構築するのです。

 

例えば、
「電子書籍を一定数購入すれば、無料で紙の書籍をプレゼントする」
というのはどうでしょうか?

 

「本や雑誌などの媒体で、自宅に保存しておきたい」
というニーズは、一定数ですが必ず存在します。

インテリアにこだわり、
本棚をおしゃれにする人もいるくらいですからね。

 

逆に、紙媒体を中心に読んでいる人でも、
「通勤や旅行などの外出先ではスマホで読みたい」
という人もいるはずです。

そんな人には、本を一定数購入すれば
無料でキンドルなどの電子書籍端末をプレゼントする
というのもよいでしょう。

 

このように、ビジネスでも
反対意見を排除せずにどちらの意見も高めていく考え
は有効活用できます。

うまくいけば、
どちらの顧客層にも照準を合わせられるので、
結果的に利益が増幅することになるでしょう。

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弁証法の例文

 

では、「弁証法」は実際の文章で
どのように使われるのでしょうか?

以下の例文で確認しておきましょう。

 

  1. 弁証法は、対立するものが一つであることを証明する。
  2. 歴史はただ繰り返すのではなく、弁証法的に発展していく。
  3. 弁証法的な議論により、お互いの意見を統合していく。
  4. 「ラーメンを食べたい人」と「カレーを食べたい人」
    弁証法的に考えた結果、「カレーラーメン」が生まれた。
  5. 物理学の発達の仕方は、弁証法的と言えるだろう。
  6. 弁証法的唯物論」とは、弁証法的に唯物論を主張することだ。
  7. 心身二元論を統一した考えにするには、弁証法的な思考が必要だ。

 

現代文では、「弁証法」は
唯物論」や「心身二元論」と
からめて出題されることが多いです。

そのため、
以下の記事も確認しておくことを
おすすめします。

関連記事:>>唯物論とは?意味や対義語をわかりやすく解説

関連記事:>>心身(物心)二元論とは?例や問題点をわかりやすく解説

まとめ

 

いかがしたか?

内容をまとめると、

弁証法」=対立・矛盾する2つの事柄を統一し、高い次元の結論へ導く思考方法。

ということでした。

 

ポイントは、
「妥協ではなく、より高いレベルに統合すること」
だと言えるでしょう。

この記事をきっかけに、
ぜひ正しい意味を覚えてみてくださいね。

今回は以上です!

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