下「先生と遺書」に出てくる言葉
【煩悶(はんもん)】⇒色々と悩み苦しむこと。苦しみもだえること。
【糊口(ここう)】⇒ほそぼそと暮らしを立てること。生計。
【状差(じょうさし)】⇒柱や壁に掛けて、受け取った手紙を入れておくもの。
【一瞥(いちべつ)】⇒ちょっとだけ視線を向けること。
【有り体(ありてい)】⇒ありのまま。うそ偽りのないこと。
【放擲(ほうてき)】⇒投げ出すこと。
【遂行(すいこう)】⇒任務や仕事をやりとげること。
【鋭敏(えいびん)】⇒感覚などが鋭いこと。敏感。
【倫理(りんり)】⇒人として守り行うべき道。道徳。モラル。
【損料(そんりょう)】⇒衣服などを借りるとき、その損耗を償う意味で支払う料金。使用料。
【他日(たじつ)】⇒将来における不定の日を指す語。
【鷹揚(おうよう)】⇒小さなことにこだわらず、ゆったりとしているさま。
【茫然(ぼうぜん)】⇒気抜けしてぼんやりしているさま。
【分別(ふんべつ)】⇒道理をよくわきまえていること。
【万事(ばんじ)】⇒すべてのこと。あらゆること。
【後来(こうらい)】⇒行く末。将来。
【徳義心(とくぎしん)】⇒徳義(人として守るべき道徳上の義務)を重んじる心。
【悩乱(のうらん)】⇒悩み苦しんで心が乱れること。
【殺伐(さつばつ)】⇒うるおいやあたたかみの感じられないさま。
【粗野(そや)】⇒言動が下品であらあらしいさま。
【照会(しょうかい)】⇒問い合わせて確かめること。
【表沙汰(おもてざた)】⇒内密にしたいことが世間に知れ渡ること。
【定めて(さだめて)】⇒おそらく。きっと。
【質朴(しつぼく)】⇒性格がすなおで律義なこと。
【回顧(かいこ)】⇒過ぎ去ったことを思い起こすこと。
【事業家(じぎょうか)】⇒事業を経営する人。
【篤実(とくじつ)】⇒情が深く誠実なこと。
【懸物(かけもの)】⇒賭け事の勝者に与えられる賞品。
【香炉(こうろ)】⇒香をたくための器。
【嗜好(しこう)】⇒ある物を特に好み、それに親しむこと。好み。
【田舎紳士(いなかしんし)】⇒紳士ぶっているが、どこか洗練されていないところのある男。
【闊達(かったつ)】⇒度量が広く、ささいなことにこだわらないさま。
【材幹(さいかん)】⇒物事をうまく処理していく才能のあること。
【界隈(かいわい)】⇒付近。近辺。
【由緒(ゆいしょ)】⇒現在に至るまでの立派な歴史。
【異議(いぎ)】⇒反対の意見。異論。
【反問(はんもん)】⇒質問をしてきた相手に、逆に問いただすこと。
【縁談(えんだん)】⇒候補者を挙げてする結婚の話。
【所帯(しょたい)じみた】⇒所帯持ちの苦労が感じられるさま。
【余儀(よぎ)なくされる】⇒やむをえず、そうせざるを得ないさま。
【気兼ね(きがね)】⇒他人の思わくなどに気をつかうこと。遠慮。
【存生(ぞんじょう)】⇒この世に生きていること。生存。
【布衍(ふえん)】⇒おし広げること。
【清新(せいしん)】⇒新鮮でいきいきしていること。
【刹那(せつな)】⇒きわめて短い時間。瞬間。
【善は急げ(ぜんはいそげ)】⇒よいことはためらわずすぐに行え。
【祝言(しゅうげん)】⇒祝いの言葉。
【取っ付き(とっつき)】⇒最初。
【頭を痛める(あたまをいためる)】⇒ある事を考えて、色々と心配したり悩んだりする。
【掌(たなごころ)】⇒てのひら。手の裏。
【翻す(ひるがえす)】⇒さっと裏返しにする。
【俗に言う(ぞくにいう)】⇒世間一般が言うところの。
【めくら(盲目)】⇒物事の筋道や本質をわきまえないこと。
【俄然(がぜん)】⇒突然ある状態が生じるさま。急に状況が変わるさま。
【当世流(とうせいりゅう)】⇒今はやりのやり方。現代風。
【妾(めかけ)】⇒正妻の他に愛し養う女性。
【談判(だんぱん)】⇒事件やもめごとに決着をつけるために相手方と話し合うこと。
【不穏当(ふおんとう)】⇒おだやかでないこと。
【成行き(なりゆき)】⇒ 物事が次第に変化していく様子や過程。
【猜疑(さいぎ) 】⇒何か自分に不利になるようなことをするのではないかと思って人を疑うこと。
【顛末(てんまつ)】⇒事の最初から最後までの事情。一部始終。
【貴い(たっとい)】⇒尊い。きわめて価値が高い。
【見地(けんち)】⇒よりどころとなる立場。観点。
【策略(さくりゃく)】⇒自分の目的を達成するために、相手をおとしいれるはかりごと。
【下卑(げび)】⇒下品で卑しいこと。意地汚いこと。
【公沙汰(おおやけざた)】⇒争いごとの解決を裁判所などの公的機関に任せること。
【訴訟(そしょう)】⇒訴え出ること。裁判を申し立てること。
【落着(らくちゃく)】⇒裁判などの決着がつくこと。
【足元を見る(あしもとをみる)】⇒相手の弱みにつけこむ。
【踏み倒す(ふみたおす)】⇒代金や借金などを支払わないままで済ます。
【漫ろ心(そぞろごころ)】⇒そわそわと落ち着かない心。浮ついた心。
【がたぴし】⇒建物や家具などのつくりが悪く、きしむさま。
【厩(うまや)】⇒馬を飼っておく小屋。馬小屋。
【未亡人(びぼうじん) 】⇒みぼうじんと同じ。夫と死別した女性。
【来意(らいい)】⇒ 訪ねてきた目的。来訪の理由。
【感服(かんぷく)】⇒深く感心し、尊敬や尊重の気持ちを抱くこと。
【琴(こと)】⇒弦楽器(げんがっき)の総称。
【唐めいた(からめいた)】⇒唐風であるさま。唐風に見えるさま。
【邪気(じゃき)】⇒人に害を与えようとする心。
【へどもど】⇒どうしていいのか、うろたえまごつくさま。
【風采(ふうさい)】⇒外部から見た、容貌・服装などの様子。
【臆面(おくめん)】⇒気おくれした顔つき。臆した様子。
【沈鬱(ちんうつ)】⇒気分がしずみ、ふさぎこむこと。
【巾着切り(きんちゃくきり)】⇒他人が身につけている金品を、気付かれないようにすばやく盗み取ること。また、その人。
【俸給(ほうきゅう)】⇒給料。
【こせつく】⇒気持ちにゆとりや落ち着きがないこと。
【痕迹(こんせき)】⇒過去にある事物があったことを示すあとかた。形跡。
【気高い(けだかい)】⇒すぐれて上品に見える。気品がある。
【奇異(きい)】⇒普通と様子が異なること。不思議なこと。
【待遇(たいぐう)】⇒人をもてなすこと。
【狡猾(こうかつ)】⇒ずるくて悪賢いさま。
【策略家(さくりゃくか)】⇒巧みに策略をめぐらす人。また、駆け引きのうまい人。
【絶体絶命(ぜったいぜつめい)】⇒逃げることのできない差し迫った状態や立場にあること。
【いそうろう(食客)】⇒他人の家に世話になり食べさせてもらう人。
【字引(じびき)】⇒辞典や辞書。
【反物(たんもの)】⇒和服用織物の総称。
【白粉(おしろい)】⇒顔や首筋などにつけて肌を色白に美しく見せるための化粧品。
【寄席(よせ)】⇒大衆芸能を興行する演芸場。
【横丁(よこちょう)】⇒表通りから横へ入った町筋。また、その通り。
【級友(きゅうゆう)】⇒同じ学級の友達。同じ学年の友達。
【狐疑(こぎ)】⇒相手のことを疑うこと。
【意中(いちゅう)】⇒心の中。
【容色(ようしょく)】⇒美貌。容姿がよいこと。
【婿(むこ)】⇒結婚して妻の家系に入った男性。
【得策(とくさく)】⇒うまいやりかた。
【行路(こうろ)】⇒行く道。道すじ。
【許諾(きょだく)】⇒相手の希望や願いを聞き入れて許すこと。
【断行(だんこう)】⇒困難や反対を押しきり、強い態度で実行すること。
【真宗(しんしゅう)】⇒「浄土真宗」の略。
【養子(ようし)】⇒他人の子をもらい育てて、自分の子とすること。また、その子。
【檀家(だんか)】⇒一定の寺に属し、寺に金品を寄進している家。
【睥睨(へいげい)】⇒にらみつけて勢いを示すこと。
【精進(しょうじん)】⇒一つのことに精神を集中して励むこと。一生懸命に努力すること。
【畏敬(いけい)】⇒おそれうやまうこと。
【感化(かんか)】⇒考え方や行動に影響を与え、自然にそれを変えさせること。
【養家(ようか)】⇒養子縁組によって入籍した家。
【なじる(詰る)】⇒相手を問いつめて責める。
【至当(しとう)】⇒きわめて妥当であること。
【数珠(じゅず)】⇒仏や菩薩を礼拝するときに手に掛ける仏具で、小さい玉をつないだ輪。
【爪繰る(つまぐる)】⇒爪先または指先で順に数えること。
【聖書(せいしょ)】⇒キリスト教の聖典。
【コーラン】⇒イスラム教の聖典。
【細大(さいだい)】⇒細かいことと大きなこと。
【墳墓(ふんぼ)】⇒死体・遺骨などを葬った所。
【不埒(ふらち)】⇒道理にはずれていて、けしからぬこと。
【書翰(しょかん)】⇒手紙。
【詰責(きっせき)】⇒人の失敗や罪などを厳しく問いつめること。
【復籍(ふくせき)】⇒婚姻や養子縁組で他の戸籍に入った者が、離婚・離縁などにより元の戸籍にかえること。
【払底(ふってい)】⇒すっかりなくなること。乏しくなること。
【手を拱く(てをこまぬく) 】⇒何もしないで傍観している。
【自活(じかつ)】⇒人の援助を受けずに、自分の力で生活すること。
【忍ぶ(しのぶ)】⇒つらいことを我慢する。じっとこらえる。
【猛進(もうしん)】⇒勢い激しく突き進むこと。
【剛気(ごうき)】⇒強く勇ましい気性。
【調停(ちょうてい)】⇒対立する双方の間に立って争いをやめさせること。
【融和(ゆうわ)】⇒うちとけて互いに親しくなること。
【行掛り(ゆきがかり)】⇒物事の今に至る事情。
【理否(りひ)】⇒道理に合っていることと背いていること。是非。
【度外に置く(どがいにおく)】⇒考慮に入れない。
【勘当(かんどう) 】⇒親が子との縁を切ること。
【継母(けいぼ) 】⇒父の妻で、自分と血のつながっていない母。
【一存(いちぞん)】⇒自分一人だけの考え。
【感傷的(かんしょうてき)】⇒センチメンタル。感情を動かされやすく、涙もろくなっているさま。
【光明(こうみょう)】⇒あかるい光。希望。
【専一(せんいつ)】⇒第一。
【酔興(すいきょう)】⇒好奇心から人と異なる行動をとること。物好きなこと。
【神経衰弱(しんけいすいじゃく)】⇒身体的・精神的な過労により、疲労感や焦燥感など様々な症状を訴える状態。
【発議(ほつぎ)】⇒意見などを言い出すこと。
【実用(じつよう)】⇒日常生活などの場で実際に役に立つこと。
【偏屈(へんくつ)】⇒ひねくれていること。性質がかたくなで、素直でないこと。
【鞭撻(べんたつ)】⇒むちで打ってこらしめること
【光輝(こうき)】⇒かがやき。光り輝くこと。
【快活(かいかつ)】⇒気持ちや性質が明るく元気のよいさま。
【事理(じり)】⇒物事の筋道。道理。
【功徳(くどく)】⇒神仏の恵み。御利益 (ごりやく)。
【取り付き把(とりつきは)】⇒頼りにしてすがるところ。
【喜悦(きえつ)】⇒心から喜ぶこと。大きな喜び。
【遅速(ちそく)】⇒遅いことと速いこと。
【多弁(たべん)】⇒よくしゃべること。言葉数の多いこと。
【首尾よく(しゅびょく)】⇒都合よく物事を運ぶさま。うまい具合に。
【反駁(はんばく)】⇒他人の主張や批判に対して論じ返すこと。反論。
【萌す(きざす)】⇒心の中にある感情や考えなどが生まれる。
【前途(ぜんと)】⇒行く先。将来。
【道学(どうがく)】⇒儒学。中国春秋時代の儒家思想を基本にした学問。
【抽象的(ちゅうしょうてき)】⇒具体性に欠けるさま。
【笑止千万(しょうしせんばん)】⇒非常にばかばかしいこと。
【高踏的(こうとうてき)】⇒ひとりよがりにお高くとまっているさま。
【行商(ぎょうしょう)】⇒店を構えず、商品を持って売り歩く人。
【伽藍(がらん)】⇒大きな寺・寺院の建物。
【日蓮(にちれん)】⇒鎌倉時代の僧。日蓮宗の開祖。安房 (あわ)の人。
【住持(じゅうじ)】⇒ 一寺の主僧を務める僧。住職。
【草書(そうしょ)】⇒書体の一。古くは、篆隷 (てんれい)を簡略にしたもの。
【侮蔑(ぶべつ)】⇒見下しさげすむこと。軽蔑。
【出立点(しゅったつてん)】⇒物事をし始めるよりどころ。
【悵然(ちょうぜん)】⇒悲しみ嘆くさま。がっかりしてうちひしがれるさま。
【豪傑(ごうけつ)】⇒才知・武勇に並み外れてすぐれていて、度胸のある人物。
【悔恨(かいこん)】⇒過ちを後悔して残念に思うこと。
【基調(きちょう)】⇒思想や行動などの根底にある基本的な考え方・傾向。
【惰性(だせい)】⇒これまでの習慣や勢い。
【凱歌を奏する(がいかをそうする)】⇒戦いに勝って喜ぶ。《勝利を喜ぶ歌を歌う意から》
【てんでん】⇒各自(かくじ)。めいめい。
【捌けた(さばけた)】⇒世事に通じていて、物分かりがよいさま。
【外套(がいとう)】⇒防寒などのため、衣服の上に着るゆったりした外衣。
【書見(しょけん)】⇒書物を読むこと。読書。
【足駄(あしだ)】⇒雨の日などに履く、高い歯の下駄 (げた)。
【後生大事(ごしょうだいじ)】⇒物事を大切にすること。
【束髪(そくはつ)】⇒たばねて結われた髪。
【庇(ひさし)】⇒「庇髪 (ひさしがみ)」の略。束髪の一で、入れ毛を使って前髪と鬢 (びん)とをふくらませ、庇のように前方へ突き出して結う髪形。
【瑣事(さじ)】⇒ 取るに足らないつまらないこと。ささいなこと。
【余事(よじ)】⇒本筋以外の事柄。
【優柔(ゆうじゅう) 】⇒ぐずぐずとして決断力がにぶいこと。
【哲理(てつり)】⇒哲学上の道理。人生や世界の本質などに関する奥深い道理。
【迂遠(うえん)】⇒まわりくどいさま。
【懐手(ふところで)】⇒和服を着たとき、手を袖から出さずに懐に入れていること。
【注視(ちゅうし)】⇒注意深くじっと見ること。
【手落り(てぬかり)】⇒手抜かり。不注意のため、しなければならないことを十分にしないこと。
【咀嚼(そしゃく)】⇒文章や事柄の意味などをよく考えて十分に理解し味わうこと。
【解しがたい(かいしがたい)】⇒理解できない。
【素気ない(そっけない)】⇒思いやりが温かさなどが感じられないさま。
【寡言(かげん)】⇒口数が少ないこと。無口。
【一物(いちもつ)】⇒心中に秘めたたくらみや、わだかまり。
【悄然(しょうぜん) 】⇒元気がなく、うちしおれているさま。
【慈雨(じう)】⇒日照り続きの時に降る雨。恵みの雨。
【他流試合(たりゅうじあい)】⇒武術などで、他の流派の人とする試合。
【要塞(ようさい)】⇒国防上の要所につくった軍事的防備施設。
【彷徨(ほうこう)】⇒当てもなく歩き回ること。さまようこと。
【厳粛(げんしゅく)】⇒おごそかで、心が引き締まるさま。
【宗旨(しゅうし)】⇒ある宗教の教えの中心教義。
【窘める(たしなめる)】⇒よくない点に対して注意を与える。
【熾烈(しれつ)】⇒勢いが盛んで激しいさま。
【取り留めのない(とりとめのない)】⇒特に重要ではない。
【宵(よい)】⇒日が暮れてまだ間もない頃。
【影法師(かげぼうし)】⇒光が当たって、障子や地上などに映る人の影。
【果断(かだん)】⇒物事を思いきって行うこと。決断力のあること。
【懊悩(おうのう)】⇒悩みもだえること。
【めっかち(片眼)】⇒一方の目が見えないこと。転じて、ここでは一面的な理解しかできないこと。
【曠野(こうや)】⇒荒れ果てている野。人けもなくて寂しい野原。
【挙止動作(きょしどうさ)】⇒日常的な立ち居振る舞いの動作。
【窮境(きゅうきょう)】⇒非常に苦しい境遇・立場。
【敬服(けいふく)】⇒感心して尊敬の念を抱くこと。
【義眼(ぎがん)】⇒手術で摘出した眼球の代わりに装着する、ガラスや合成樹脂製の眼球。
【薄志弱行(はくしじゃっこう)】⇒意志が弱く、決断力に欠けること。
【官能(かんのう)】⇒生物の諸器官、特に感覚器官の働き。
【居竦まる(いすくまる)】⇒恐ろしさや寒さのあまり、身がすくんで動けなくなる。
【唐紙(からかみ)】⇒中国から渡来した紙。また、それに似せて日本で製した紙。
【合掌(がっしょう) 】⇒顔や胸の前で両の手のひらと指を合わせて拝むこと。
【冷罵(れいば)】⇒あざけりののしること。
【怨言(えんげん)】⇒うらみの言葉。
【駆逐(くちく)】⇒追い払うこと。
【スポイル 】⇒損なうこと。台なしにすること。
【浅薄(せんぱく)】⇒考えや知識が浅く行き届いていないこと。
【爛酔(らんすい)】⇒正体がなくなるほど酒に酔うこと。泥酔。
【愚物(ぐぶつ)】⇒おろか者。
【寂寞(せきぱく)】⇒ひっそりしていてさびしいこと。
【所決(しょけつ)】⇒生死の覚悟を定めること。
【稀薄(きはく)】⇒ある要素の乏しいこと。物事に向かう気持ち・意欲などが弱いこと。
【路傍(ろぼう)】⇒道のほとり。みちばた。
【天寿(てんじゅ)】⇒天から授かった寿命。自然の寿命。
【述懐(じゅっかい)】⇒心中の思いを述べること。
【殉死(じゅんし)】⇒主君が死亡したときに、臣下があとを追って自殺すること。
【大葬(たいそう)】⇒天皇の葬儀。
【叙述(じょじゅつ)】⇒物事について順を追って述べたもの。
【頓死(とんし) 】⇒突然死ぬこと。急死。
【徒労(とろう)】⇒ 無駄な労力。無益な苦労。
まとめ
以上、本記事では『こころ』に出てくる言葉の意味を解説しました。中には専門的な用語もありましたが、いずれも語彙力を上げるためには大事なものばかりです。ぜひ何度も確認して、今後の現代文の読解に役立てて頂ければと思います。