『赤い繭(あかいまゆ)』は、高校国語・現代文の教科書に取り上げられる小説です。有名な作品のため、学校の定期テストの問題としてもよく出題されています。
ただ、本文中に出てくる語句は難しいものも多いです。そこで本記事では、『赤い繭』に登場する言葉の意味を一覧にしてわかりやすくまとめました。
『赤い繭』の言葉一覧
【日が暮れる(ひがくれる)】⇒日が沈み、太陽が沈むころになる。辺りが暗くなり出す様子を表す表現。
【ねぐら】⇒人の寝る場所。また、自分の家。
【何万遍(なんまんべん)】⇒数えきれないほどの多さを示す表現。「遍(へん)」とは回数を示す語。
【切れ端(きれはし)】⇒必要な部分を切り取った残りの小部分。
【首をくくる】⇒首に縄か何かを巻きつけて強く絞めること。もっぱら自殺を意味する表現。
【納得のいく(なっとくのいく)】⇒物事を理解して同意できるさま。
【ふと】⇒思いがけず。不意に。
【重大(じゅうだい)】⇒普通でなく、大変な結果や影響をもたらすような状態であること。
【思いちがい(おもいちがい)】⇒間違えて思い込むこと。
【むろん】⇒もちろん。
【証拠(しょうこ)】⇒事実を明らかにする根拠となるもの。
【半開き(はんびらき)】⇒半分だけ開いていること。
【ひるがえる】⇒風になびいて揺れ動く。
【紳士(しんし)】⇒上品で礼儀正しく、教養の高いりっぱな男性。
【会釈(えしゃく)】⇒軽くあいさつや礼を交わすこと。
【顔がこわばる】⇒顔の表情が硬くなること。
【はたと】⇒突然動作を中止するさま。困惑して途方に暮れるさま。
【やけ】⇒物事が思いどおりに運ばず、どうにでもなれと思慮のない乱暴な振る舞いをすること。
【証明(しょうめい)】⇒ある物事の真偽を、証拠を挙げて明らかにすること。
【おびえる】⇒怖がってびくびくする。
【しゃくにさわる】⇒腹が立つ。
【論理(ろんり)】⇒考えを進めていく筋道。
【変貌(へんぼう)】⇒姿やようすが変わること。
【時たま(ときたま)】⇒ときどき。たまに。
【錯覚(さっかく)】⇒思い違い。勘違い。
【ヒューム管(かん)】⇒鉄筋コンクリート製の管。水道管などに用いる。
【意志(いし)】⇒あることを行いたい、または行いたくないという考え。意向。
【関心(かんしん)】⇒ある物事に特に心を引かれ、注意を向けること。
【変形(へんけい)】⇒形や状態が変わること。
【棍棒(こんぼう)】⇒相当な長さのある木の棒切れ。
【追いたて(おいたて)】⇒追い払おうとすること。
【まして】⇒前の場合でさえそうなのだから、この場合はもちろんそうだという気持ちを表す語。
【とっとと】⇒さっさと。はやく。
【法律(ほうりつ)】⇒社会秩序を維持するために強制される規範。法。
【刷子(はけ)】⇒柄の台に獣毛などを束ねそろえて植え込んだ道具。塗料や液体を塗ったり、粉・ほこりなどを払ったりするのに用いる。
【けば立つ】⇒細かい毛が数多く立つ。
【わだち】⇒車の通ったあとに残る車輪の跡。
【まつわりつく】⇒からみついて離れない。
【せかす】⇒催促して急がせる。
【絹糸(きぬいと)】⇒蚕(かいこ)のまゆからとった糸。
【妙(みょう)】⇒不思議なこと。奇妙なこと。
【地軸(ちじく)】⇒地球の自転軸。
【引力(いんりょく)】⇒二つの物体が互いに引き合う力。
【事態(じたい)】⇒物事の状態、成り行き。
【ゆがむ】⇒物の形が、ねじれたりして正しくなくなる。
【ジャケツ】⇒jacket 毛糸で編んだ、袖の長い上着。
【肘(ひじ)】⇒上腕と前腕とをつなぐ関節部の外側。
【ほころびる】⇒縫い目などがほどける。
【糸瓜(へちま)】⇒ウリ科の蔓性 (つるせい)の一年草。巻きひげで他に絡みつく。葉は手のひら状に浅く裂けていて、長い柄をもつ。
【分解(ぶんかい)】⇒分かれること。
【途方に暮れる(とほうにくれる)】⇒方法や手段が尽きて、どうしてよいかわからなくなる。
【胴(どう)】⇒首・手足を除いた体の中央の部分。
【消滅(しょうめつ)】⇒消えてなくなること。
【繭(まゆ)】⇒ 蚕(かいこ)が口から糸をはいて作る殻状の覆い。白や黄色で、中央のややくびれた楕円形をしている。
【夕陽(ゆうひ)】⇒夕方の太陽。
【妨げる(さまたげる)】⇒邪魔する。妨害する。
【汽車(きしゃ)】⇒鉄道の列車。特に長距離列車。
【踏切(ふみきり)】⇒鉄道線路と道路が同じ平面上で交差する所。
【玩具(おもちゃ)】⇒遊び道具。「がんぐ」とも読む。
まとめ
以上、本記事では『赤い繭』に出てくる言葉の意味を一覧にしてまとめました。ぜひノート代わりにして確認して頂ければと思います。