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鼻 慣用句 ことわざ 一覧まとめ 意味 例文

 

慣用句やことわざの中には、体の一部を使ったものがあります。

その中でも「」というのは、「目」や「口」ほどではないですが種類が非常に多いです。受験や漢字検定などにおいてもよく出題されます。

そこで本記事では、「鼻」を使った慣用句・ことわざを一覧にしてまとめました。

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鼻を含む慣用句(初級編)

 
鼻が高い(はながたかい)】⇒誇らしく思う。得意げな様子である。自慢げである。【例文】⇒息子が東大に入り、親御さんも鼻が高いことだろう。
鼻が利く(はながきく)】⇒嗅覚が鋭い。転じて、隠し事などを敏感に察知するさま。また、利益に敏感なさま。【例文】⇒鼻が利く彼は、金儲けの話になるとすぐにやって来る。
鼻に付く(はなにつく)】⇒人の言動が嫌みに感じられる。飽きて嫌になる。【例文】⇒自慢話ばかりしてきて、鼻に付く人だ。
鼻で笑う(はなでわらう)】⇒相手を見下し、小馬鹿にしたように笑う。【例文】⇒おまえに何ができるのかと、鼻で笑われてしまった。
鼻にかける(はなにかける)】⇒自慢する。得意がる。誇らしそうに振る舞う。【例文】⇒彼女は夫が高学歴の医者であることを鼻にかけている。
鼻であしらう(はなであしらう)】⇒返事もろくにせずに、まともに取り合わない。相手を冷淡に扱う。【例文】⇒お金を借りようと友人に頼んだが、鼻であしらうように追い返された。
鼻息が荒い(はないきがあらい)】⇒意気込みが激しい。強気である。【例文】⇒彼は明日の試合に勝とうと、鼻息が荒い状態だ。
鼻の下が長い(はなのしたがながい)】⇒女性に甘い。色香に迷いやすい。好色である。【例文】⇒今度の新しい部長は、鼻の下が長いことで有名だ。
鼻血も出ない(はなぢもでない)】⇒金をすべて使い切って一円も残っていない。【例文】⇒今月は競馬で負けまくって、鼻血も出ない状況だ。
目と鼻の先(めとはなのさき)】⇒非常に距離が近いことのたとえ。※目と鼻の間は距離が近いため。【例文】⇒この物件はコンビニまで目と鼻の先である。
目から鼻へ抜ける(めからはなへぬける)】⇒非常に頭の働きのよいさま。また、抜け目なくすばしこいさま。【例文】⇒ 彼は目から鼻へ抜けるような賢い青年である。
鼻っ柱を折る(はなっぱしらをおる)】⇒相手の自信や負けん気を打ち砕く。高慢やうぬぼれをくだく。【例文】⇒あいつは最近調子に乗っているので、鼻っ柱を追ってやろう。
鼻っ柱が強い(はなっぱしらがつよい)】⇒負けん気が強く簡単に妥協したり屈服したりしない。強情で譲らない。【例文】⇒彼は鼻っ柱が強いので、上司とよく衝突する。
鼻筋が通る(はなすじがとおる)】⇒眉間(みけん)から鼻先までの線がすっきりと整った美しい顔立ちのこと。【例文】⇒彼女は鼻筋が通った美女である。
鼻を突く(はなをつく)】⇒①臭いが強く鼻を刺激する。②主人から勘当される。【例文】⇒ゴミ屋敷に入ると、鼻を突く臭いが立ち込めていた。

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鼻を含む慣用句(中級編)

 

鼻が曲がる(はながまがる)】⇒鼻が曲がるほど悪臭が強烈で耐え難い状態である。【例文】⇒生ごみの集積場は臭いがきつく、鼻が曲がるほどであった。
鼻が凹む(はながへこむ)】⇒得意げに振る舞っている人がやり込められる。恥をかかされる。意気消沈する。【例文】⇒自信満々で挑んだ大会だが、鼻が凹むような敗北を喫した。
鼻持ちがならぬ(はなもちがならぬ)】⇒臭気がひどくて我慢ができない。転じて、言動が我慢ならない。嫌味である。【例文】⇒女性の前だけ格好つける鼻持ちがならぬ野郎だ。
鼻声を出す(はなごえをだす)】⇒女性や子供が甘えて、鼻に掛かった声を出す。【例文】⇒若い妻に鼻声を出してねだられ、ブランド物のバッグを買わされた。
鼻を鳴らす(はなをならす)】⇒鼻に掛かったような甘えた声を出す。また、不満を表したり小馬鹿にしたりする。【例文】⇒その娘は鼻を鳴らすような声でおこづかいをおねだりした。
鼻息を窺う(はないきをうかがう)】⇒相手の機嫌や意向を損ねないように行動する。【例文】⇒上司の鼻息を窺うようにして、恐る恐る自分の意見を述べる。
鼻が胡坐をかく(はながあぐらをかく)】⇒鼻が低く横に広がり、穴が上向き気味であるさま。【例文】⇒彼は鼻が胡坐をかくような顔をしている人物だ。
鼻に当てる(はなにあてる)】⇒自慢する。鼻にかける。【例文】⇒東大へ合格したことを鼻に当てる
鼻を打つ(はなをうつ)】⇒強いにおいが鼻を刺激する。鼻を突く。【例文】⇒鼻を打つような消毒液だ。
鼻薬を嗅がせる(はなぐすりをかがせる)】⇒賄賂(わいろ)を少しばかり贈る。※「鼻薬を利かせる」とも。【例文】⇒担当者に鼻薬を嗅がせておいたので、これで大丈夫だろう。

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鼻毛が長い(はなげがながい)】⇒女の色香(いろか)に迷い、だらしなくなっているさま。【例文】⇒鼻毛が長い酔客と出くわした。
鼻毛を読む(はなげをよむ)】⇒女が男の心の内を見抜き、思うままにもてあそぶ。※「鼻毛を数える」とも。【例文】⇒彼は鼻毛を読まれているとも知らず、女性にプレゼントを贈り続けた。
鼻毛を抜く(はなげをぬく)】⇒すきをみてだます。たぶらかす。心の内を見透かして出し抜く。【例文】⇒まさか彼女が犯人だなんて、鼻毛を抜かれた気分である。
鼻毛を伸ばす(はなげをのばす)】⇒女に甘くなる。女にデレデレする。女の色香に溺れだらしなくなる。【例文】⇒ああいう悪女に鼻毛を伸ばしていると、その内ひどい目にあうぞ。
鼻を突き合わせる(はなをつきあわせる)】⇒非常に近くに寄り合う。また、狭い場所に一緒にいる。【例文】⇒鼻を突き合わせたように、木造住宅が立ち並んでいる。
鼻を明かす(はなをあかす)】⇒得意がっている人を出し抜き、あっと言わせる。【例文】⇒いつもやられてばかりだから、今日こそはあいつの鼻を明かしてやりたい。
木で鼻を括る(きではなをくくる)】⇒無愛想な態度や素っ気ない態度。冷たい態度。【例文】⇒あの店員は木で鼻を括るような接客態度だ。
鼻も動かさず(はなもうごかさず)】⇒ 顔色も変えず、ぬけぬけとしらを切るさま。【例文】⇒鼻も動かさずに、相手をだますなんて大した男だ。
目糞鼻糞を笑う(めくそはなくそをわらう)】⇒自分の欠点には気付かずに、他人のことをあざ笑うこと。※汚い目やにが、鼻くそを汚いと言って笑うことから。【例文】⇒遅刻した彼が、遅刻者を注意するなんて目糞鼻糞を笑うだ。

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鼻を含む慣用句(上級編)

 

鼻面を取って引き回す(はなづらをとってひきまわす)】⇒牛の鼻面を取ってあちらこちらと連れ歩く。転じて、他人を思うがままに動かすことのたとえ。【例文】⇒20歳も年下の小娘に、鼻面を取って引き回されることになるとは。
鼻祖(びそ)】⇒最初に物事を始めた人。元祖 。※中国で胎生動物はまず鼻から形作られるとされたことから。【例文】⇒インターネットビジネスの鼻祖と呼ばれる人物。
鼻の下が干上がる(はなのしたがひあがる)】⇒生活に困る。生計の道を断たれ食うのに困る。【例文】⇒当時は仕事もなく、鼻の下が干上がるような日々を送っていました。
鼻を蠢かす(はなをうごめかす)】⇒鼻をひくひくさせる。転じて、得意そうな様子を見せる、自慢する。「小鼻を蠢かす」とも言う。【例文】⇒家宝の壺を褒められた父は、得意げに鼻を蠢かした
鼻を欠く(はなをかく)】⇒多くの犠牲を払う。得るものより失うものの方が多い。甚だしく損をする。【例文】⇒初めてのギャンブルだったが、鼻を欠くような結果だった。
鼻を摘(つま)まれても分からない】⇒真っ暗で何も見えないさま。※目の前で誰かに鼻をつままれても分からないことから。【例文】⇒停電により、辺りは鼻を摘まれても分からないような状況でした。
鼻脂引く(はなあぶらひく)】⇒鼻脂を塗って表面を滑らかにする。転じて、うまくいくように準備をしたり最後の仕上げをしたりすることのたとえ。※「鼻脂」とは鼻の頭や小鼻の辺りににじみ出てくる脂のこと。【例文】⇒プレゼンが上手くいくよう、鼻脂引く彼であった。
卵に目鼻(たまごにめはな)】⇒色白でかわいらしい顔立ちのたとえ。【例文】⇒彼女は卵に目鼻のようなかわいらしい顔をしている。
花の下より鼻の下(はなのしたよりはなのした)】⇒花の下で風流な気分に浸るよりも、鼻の下にある口で食べ物を食べた方がよいこと。転じて、芸術や文化よりも暮らしを立てることの方が大事であること。【例文】⇒まずは仕事をしてお金を稼ぎなさい。花の下より鼻の下と言うだろう。
得手に鼻つく(えてにはなつく)】⇒自分の得意なことだと、かえって油断をして失敗すること。【例文】⇒水泳選手が溺れるなんて、得手に鼻つくとはこの事だ。

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目鼻が突く(めはながつく)】⇒物事の大体のところが決まる。おおよその見通しが立つ。【例文】⇒新規ビジネスの目鼻が突くことになった。
酸鼻を極める(さんびをきわめる)】⇒心を大きく痛める。目を背けるほどむごたらしく痛ましい。【例文】⇒事故現場は、酸鼻を極める光景であった。
小鼻が落ちる(こばながおちる)】⇒病人が衰弱して死に近づく時、小鼻の肉がそげ細ること。【例文】⇒入院中の祖父に会うと、小鼻が落ちるような姿に変わっていた。
小鼻を膨らます(こばなをふくらます)】⇒不満そうにするさま。【例文】⇒「早く宿題をしなさい」と叱ると、娘は小鼻を膨らませて立ち上がった。
鼻の下の建立(はなのしたのこんりゅう)】⇒寺社などで寄進を募るのは、僧侶や神官の生活の手段のためである。【例文】⇒ お賽銭は己のためだけに行うわけではない。鼻の下の建立と言うだろう。
南瓜に目鼻(かぼちゃにめはな)】⇒丸顔で太っていて背の低い人の形容。【例文】⇒ かぼちゃに目鼻のような顔立ちをした男を目撃した。
時の用には鼻を削げ(ときのようにははなをそげ)】⇒危急の際には手段を選んでいられないことのたとえ。急を要する大事の際には、自分の鼻をそぐような非常手段をとるのもやむを得ないため。【例文】⇒うかうかしていられないな。時の用には鼻を削げと言うだろう。
炭団に目鼻(たどんにめはな)】⇒色が黒くて丸顔で、目鼻がついているだけという不美人の形容。【例文】⇒娘は僕の方の家系に似てしまってね。かわいそうに、炭団に目鼻なんだ。

まとめ

 

以上、今回は「鼻」を使った慣用句・ことわざを一覧にしてまとめました。全部で約50個ほどとなりますが、辞書やことわざ辞典などに記載されているものはほぼすべて載せてあります。

高校受験・大学受験などであれば、この中から出題される可能性は高いです。ぜひ何度も読み直して、正しい意味を理解して覚えて頂ければと思います。

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国語力アップ.com管理人

大学卒業後、国語の講師・添削員として就職。その後、WEBライターとして独立し、現在は主に言葉の意味について記事を執筆中。 【保有資格】⇒漢字検定1級・英語検定準1級・日本語能力検定1級など。

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