言語と記号 語句調べ 現代文ノート 授業 プリント

『言語と記号』は、高校現代文の授業で学ぶ評論文です。学校の教科書でも採用されているため、定期テストなどでも問題が出されます。

ただ、本文中には辞書で調べても分かりにくい語句が多くあります。そこで今回は、『言語と記号』に出てくる言葉の意味を一覧にしてわかりやすくまとめました。

第一段落の語句一覧

 

【まことに】⇒本当に。実に。

【記号(きごう)】⇒あるものを別のもので表すこと。また、そうして表されたもの。言語がその代表で、他にしるしや身振り、交通信号、地図記号など広く含まれる。

【演算記号(えんざんきごう)】⇒+、-、×、÷などの記号。演算とは計算することを意味する。

【交通信号(こうつうしんごう)】⇒赤・黄・青の色灯を点滅し、通行の可否を知らせる信号。

【標識(ひょうしき)】⇒目印。目印として設けられたもの。

【典型的(てんけいてき)】⇒物事の最も特徴的な性質を示しているさま。

【推し量る(おしはかる)】⇒類似の事実を当てはめてみて、見当をつける。推測する。

【ジェスチャー】⇒身振りや手振り。

【けだし】⇒たしかに。思うに。物事を確信をもって推定する意。

【現象(げんしょう)】⇒自然界や人間界に形をとって現れるもの。

【告知(こくち)】⇒告げ知らせること。通知すること。

【指示(しじ)】⇒物事をそれと指し示すこと。

【儀礼(ぎれい)】⇒それぞれの宗教や文化において定型化された行動。

【彫刻(ちょうこく)】⇒木・石・金属などに文字や絵、模様を彫り込んで作った立体的な像。

【演劇(えんげき)】⇒俳優が舞台で身ぶりやせりふを使い、物語を演じて見せる芸術。

【建築(けんちく)】⇒家やビルなどの建物を作り上げること。

【広義(こうぎ)】⇒広い意味。

【免れる(まぬがれる)】⇒のがれる。さける。

【辞典(じてん)】⇒国語辞典などのように、語の意味や使い方を示す辞書。

【思想(しそう)】⇒人生や社会についての一つのまとまった考え。

【符号(ふごう)】⇒ある情報を伝達するために体系的に使われる記号。※「記号」は広く言語や文字・各種のしるし・身振りなどを含むのに対し、「符号」は文字を除き、図形・音声・光・電波などのしるしについて使うことが多い。符号を含む広い意味を持った言葉が記号。

【総称(そうしょう)】⇒まとめて呼ぶこと。まとめて呼んだ名前。

【定義(ていぎ)】⇒物事の意味を他と区別できるように、明確に言葉で限定すること。

第二段落の語句一覧

 

【本質(ほんしつ)】⇒物事の根本的な性質。

【追究(ついきゅう)】⇒不明の事柄を調べて明らかにしようとすること。

【体系化(たいけいか)】⇒個々の知識や情報などを相互に結び付けた上で、一つにまとめ上げること。

【遡る(さかのぼる)】⇒物事の過去や根本にたちかえる。

【淵源(えんげん)】⇒物事の起こり基づくところ。根源。

【根底(こんてい)】⇒物事や考え方のおおもととなるところ。根本。

【代用品(だいようひん)】⇒ある物の代わりに用いる品。

【普遍的観念(ふへんてきかんねん)】⇒共通認識。誰もがそうだと思っていること。普遍的とは「全てのことに共通して当てはまるさま」、「観念」とは「人それぞれが抱く考え」を表す。

【唱える(となえる)】⇒声に出して言う。

【実がない(じつがない)】⇒中身がない。内容がない。

【事物(じぶつ)】⇒さまざまな事柄や物。「事」に重点が置かれる「物事」に対して、「事物」は「物」に重点が置かれる。

【カテゴリー】⇒範疇(はんちゅう)。「範疇」とは、同じような性質のものが含まれる範囲を表す。

【概念(がいねん)】⇒物事の大まかな意味内容。

【指向(しこう)】⇒ある方向・目的に向かうこと。

【慕う(したう)】⇒恋しく思う。

【慈しむ(いつくしむ)】⇒大切にする。

【まいか】⇒~ないだろうか。《打消し推量の助動詞「まい」の終止形+係助詞「か」》

【濃淡(のうたん)】⇒濃いことと薄いこと。

【緋色(ひいろ)】⇒ 濃く明るい赤色。

【紅(べに)】⇒鮮やかな赤。

【ワインレッド】⇒赤ワインのような濃い赤紫色。

【差異(さい)】⇒ものとものの違い。差。

【多様(たよう)】⇒色々と種類の違ったものがあること。

【ラベル】⇒品物や容器などに貼る紙片。品名や分類記号・宛先などを表示するために行う。

【赤子(あかご)】⇒生まれて間もない子。赤ん坊。

【命名(めいめい)】⇒名前をつけること。

【ほかならぬ】⇒それ以外のものでは決してない。まさしくそうである。

【くくる】⇒一つにまとめる。

【認識(にんしき)】⇒事物・事柄が何であるかを知ること。

【ともすれば】⇒どうかすると。何かというと。

【明確(めいかく)】⇒はっきりしていて間違いのないさま。

【神話(しんわ)】⇒実体は明らかでないものの、長い間人々によって絶対のものと信じこまれてきた事柄。

【信仰(しんこう)】⇒特定の対象を絶対のものと信じて疑わないこと。

【全能(ぜんのう)】⇒どんなことでもできること。完全無欠な能力。

【入団儀礼(にゅうだんぎれい)】⇒ある団体に入るための試練として行われる儀礼。

【打ち明ける(うちあける)】⇒人に知られたくない事実や秘密などを、思い切って隠さずに話す。

【蜂蜜(はちみつ)】⇒ミツバチが花から集めてきて巣に蓄えた蜜。

【褐色(かっしょく)】⇒黒みがかった茶色。

【慣習(かんしゅう)】⇒ある社会で古くから受け継がれてきている生活上のならわし。しきたり。

【言霊(ことだま)】⇒古代日本で、言葉に宿ると信じられていた不思議な力。

【雨乞い(あまごい)】⇒日照りが続いたとき、雨が降るように神仏に祈ること。

【儀式(ぎしき) 】⇒神事・祭事などの一定の形式で執り行われる行事。

【分節(ぶんせつ)】⇒全体をいくつかの区切りに分けること。

【解釈(かいしゃく)】⇒ 言葉の意味・内容を解きほぐして明らかにすること。

【主体(しゅたい)】⇒他に作用などを及ぼす当のもの。

【相互作用(そうごさよう)】⇒互いに働きかけ、影響を及ぼすこと。

【次元(じげん)】⇒考え方や行為などの水準。

【作用(さよう)】⇒他のものに力を及ぼして影響を与える働き。

【根源的作用(こんげんてきさよう)】⇒最も根本的なはたらき。

第三段落の語句一覧

 

【文化(ぶんか)】⇒人類が自らの手で築き上げてきた精神的な活動。

【往々にして(おうおうにして)】⇒物事がしばしばあるさま。

【テーゼ】⇒命題。

【製作(せいさく)】⇒作ること。

【実践的(じっせんてき)】⇒実際の行動に関係し、行為を目指すさま。これに対し、認識や思考だけに関係するさまを「理論的」と言う。

【外界(がいかい) 】⇒意識から独立してその外部に存在するすべてのもの。

【変貌(へんぼう) 】⇒姿やようすが変わること。

【秩序(ちつじょ)】⇒整っている状態。

【介入(かいにゅう)】⇒当事者以外の者が入り込むこと。

【効用(こうよう)】⇒ききめ。効果。

【仲介(ちゅうかい)】⇒間に入ってとりまとめること。

【想像を絶する】⇒想像をはるかに超えているさま。

【いわんや】⇒まして。なおさら。この件については言うまでもなく明らかであるという気持ちを表す。

【じょうろ】⇒植木などに水をやるのに使う道具。

【散水(さんすい)】⇒水をまくこと。

【蛇口(じゃぐち)】⇒水道管の出口に取り付け、水の量を調節する金属製の器具。

【ほとばしる】⇒勢いよく飛び散る。

【ふすま】⇒木などでできた骨組みの両面に紙や布を張ったもの。和室の仕切りに使う建具の一つ。

【障子(しょうじ)】⇒室内の仕切りや外気を防ぐのに用いる建具の総称。

【錠(じょう)】⇒戸締まりなどに用いる金具。他人に開けられないように、ドア・引き出し・金庫などに取り付ける。

【把握(はあく)】⇒しっかりと理解すること。

【奇妙(きみょう)】⇒珍しくて不思議なこと。

【平素(へいそ)】⇒ふだん。

【仮面(かめん)】⇒本心や素性を隠すもの。

【本性(ほんしょう)】⇒本来もっている性質。

【不可思議(ふかしぎ)】⇒不思議。人間の認識・理解の限界を超えていること。

まとめ

 

以上、今回は『言語と記号』に登場する語句の意味をまとめました。ぜひノート代わりにして確認して頂ければと思います。なお、本文のあらすじや要約、テスト対策などについては以下の記事で解説しています。