『コミュニティ空間としての都市』は、教科書・論理国語で学習する文章です。定期テストなどにも出題されています。
ただ、本文を読むと意味の分かりにくい語句が多く出てきます。そこで今回は、『コミュニティ空間としての都市』に出てくる重要語句を簡単にまとめました。
第一段落の語句一覧
【高齢化(こうれいか)】⇒総人口に占める65歳以上の高齢者の割合が高まっている状態。
【世帯(せたい)】⇒ひとつの家族として、独立して生活を営んでいる人々の集まり。
【国勢調査(こくせいちょうさ)】⇒政府が、国の人口や世帯などを明らかにするために、ある時期に全国で一斉に行う調査。
【顕著(けんちょ)】⇒はっきりしていて、目立つさま。
第二段落の語句一覧
【視野(しや)】⇒物事を考えたり判断したりする範囲。
【孤独(こどく)】⇒仲間や身寄りがなく、ひとりぼっちであること。
【孤立(こりつ)】⇒一人だけ他から離れて、他からの助けやつながりがないこと。
【ゼミ】⇒大学における演習形式の授業。教授の指導のもとに、少人数の学生が特定のテーマについて研究し、報告・討論する。ゼミナールの略。
【卒業論文(そつぎょうろんぶん)】⇒最終学年の学生が、学問研究の成果として提出する論文。
【構想(こうそう)】⇒主題に沿って、その内容や実現方法などの組み立てを考えること。また、その考え。
【概して(がいして)】⇒おおむね。一般に。
【ネガティブ】⇒否定的なさま。消極的。
【趣旨(しゅし)】⇒文章や話などで、言おうとする事柄。
【回避(かいひ)】⇒ある事態に直面するのを避けること。不都合な事態にならないようにすること。
【ひとしきり】⇒しばらくの間。
【先進諸国(せんしんしょこく) 】⇒政治・経済・文化などが、国際水準からみて進んでいる国々。
【大まか(おおまか)】⇒細かいことにこだわらずに物事を済ませるさま。おおざっぱ。
【いわゆる】⇒世間一般に言われる。よく言う。
【個人主義(こじんしゅぎ)】⇒個人の権利や自由を尊重することを主張する考え方。
【家族主義(かぞくしゅぎ)】⇒家族内にみられる人間関係や意識を、家族以外の社会集団へも広げ、適用しようとする考え方。
【逆説的(ぎゃくせつてき)】⇒真理にそむくようでいながら、実際には真理をついているさま。
【ないし】⇒もしくは。
【典型(てんけい)】⇒同類のものの中で、最もよくその本質や特徴を示しているもの。
【境界(きょうかい)】⇒物事のさかい。
【希薄(きはく)】⇒乏しいさま。
【集約(しゅうやく)】⇒物事を整理して、一つにまとめること。
【埋没(まいぼつ)】⇒埋もれて見えなくなること。
【核家族(かくかぞく)】⇒夫婦、もしくは夫婦とその未婚の子供から成る家族。
【好循環(こうじゅんかん)】⇒ある事柄がよい状態を生み、それがまたよい結果につながり、好ましい関係が繰り返されること。
【成熟化(せいじゅくか)】⇒十分に成長すること。
【機能不全(きのうふぜん)】⇒もののはたらきや成果が十分でないこと。
【陥る(おちいる)】⇒はまり込む。
【確立(かくりつ)】⇒しっかりと打ち立てること。しっかりと定めること。
第三段落の語句一覧
【言及(げんきゅう)】⇒話がある事柄までふれること。言い及ぶこと。
【首都圏(しゅとけん)】⇒首都とその周辺を含む地域。日本だと、東京都・千葉県・埼玉県・神奈川県・茨城県・栃木県・群馬県・山梨県の全域。
【定期的(ていきてき)】⇒物事が一定の期間を置いて行われるさま。
【たたずむ】⇒しばらく立ち止まっている。じっとその場所にいる。
【団塊世代(だんかいせだい)】⇒1947年から1949年頃の第1次ベビーブーム時代に生まれた世代。他世代に比較して人数が多いことから言う。
【地域デビュー】⇒暮らしている地域で行われている社会貢献活動などに初めて参加すること。
【いずれにしても】⇒どちらにしても
【冗談めかして】⇒冗談のようによそおって。
【背景(はいけい)】⇒物事の背後にある事情。
【要因(よういん)】⇒物事がそうなった主な原因。
【路地(ろじ)】⇒建物と建物との間の狭い道。
【くつろぐ】⇒心身をゆったりと休める。気がねなくのんびりと振る舞う。
【多少なりとも】⇒少ないながらも。
【高度成長期(こうどせいちょうき)】⇒急激に経済が成長した期間。特に、昭和30年代から昭和48年にかけての日本経済をいう。
【ほかでもなく】⇒それ以外のことではなく。
【模索(もさく)】⇒手さぐりで探し求めること。
第四段落の語句一覧
【一概に(いちがいに)】⇒おしなべて。ひとくちに。細かい違いを問題にしないで一様に扱うさま。
【現役世代(げんえきせだい)】⇒実社会で活躍している世代。
【隠居(いんきょ)】⇒家業から離れて、静かに暮らすこと。
【営む(いとなむ)】⇒忙しく物事をする。怠ることなく励む。
【融合(ゆうごう)】⇒とけ合うこと。とけ合って一つのものになること。
【関連(かんれん)】⇒つながり。
【指標(しひょう)】⇒物事を判断したり評価したりするための基準となる目印。
【密着(みっちゃく)】⇒ぴったりとつくこと。
【未知(みち)】⇒まだ知らないこと。
【突入(とつにゅう)】⇒重大な事態に入ること。
【移行(いこう)】⇒移っていくこと。
【収斂(しゅうれん)】⇒縮むこと。引き締まること。
【ありよう】⇒物事の状態。ようす。ありさま。
【転換(てんかん)】⇒別の方向に変えること。
まとめ
今回は、『コミュニティ空間としての都市』に出てくる重要語句をまとめました。なお、本文の要約やテスト問題については以下の記事で解説しています。