越境する動物がもたらす贈り物 意味調べノート 語句 段落分け 漢字 読み方

『越境する動物がもたらす贈り物』は、矢野智司による文章です。教科書・論理国語にも採用されています。

ただ、本文を読むと意味の分かりにくい語句が多く出てきます。そこで今回は、『越境する動物がもたらす贈り物』に出てくる重要語句を段落ごとに簡単にまとめました。

第一段落の語句一覧

 

【使役(しえき)】⇒働かせること。

【有用(ゆうよう)】⇒役に立つさま。

【関心を払う(かんしんをはらう)】⇒注意する。心にかける。

【夢想(むそう)】⇒空想すること。 夢のようにあてもないことを想像すること。

【高次(こうじ)】⇒高い次元。

第二段落の語句一覧

 

【凌駕(りょうが)】⇒他をしのいでその上に出ること。

【驚異(きょうい)】⇒非常に驚くべき事柄。また、それに対する驚き。

【おぞましい】⇒ぞっとする。いかにも嫌な感じがする。

【戦慄(せんりつ)】⇒恐怖で体が震えること。

【説話(せつわ)】⇒人々の間に語り伝えられた話で、神話・伝説・民話などの総称。

【民話(みんわ)】⇒民間に伝承されてきた伝説や昔話。

【始原(しげん)】⇒物事の始め。起こり。原始。

【照らし出す(てらしだす)】⇒その部分に光を当てて、はっきりと現す。明らかにさせる。

【傍ら(かたわら)】⇒そば。すぐ近く。

【不可欠(ふかけつ)】⇒なくてはならないこと。

【特性(とくせい)】⇒そのものだけが持つ性質。

【異類(いるい)】⇒種類の違うもの。

【象る(かたどる)】⇒ある形に似せて作る。「象られている」なので、ここでは、「人間とは何か」という問いや答えが、人間と動物の間にどのように境界線を引くかということに影響される、という意味。

【契約関係(けいやくかんけい)】⇒お互いが法律上の効果を生じるようにして、約束を取り交わす関係にあること。

【合法的(ごうりてき)】⇒法にかなっているさま。

【屠殺(とさつ)】⇒食肉用の家畜類を殺すこと。

【人がよい】⇒善良で他人を疑うことがない。

【強制的(きょうせいてき)】⇒相手の意思を無視し、権力・威力などによって無理にさせるさま。

【武装(ぶそう)】⇒戦闘のための武器を身につけること。

【襲撃(しゅうげき)】⇒襲いかかること。不意をついて攻めること。

【外套(がいとう)】⇒外出時に、防寒などのために衣服の上に着る衣類。オーバーコート。

【懲らしめる(こらしめる)】⇒悪いことをした者に制裁を加え、二度と悪さをしないようにさせること。

【歓待(かんたい)】⇒手厚くもてなすこと。

【交歓(こうかん)】⇒互いに打ち解けて楽しむこと。

【贈与(ぞうよ)】⇒お金や物などを贈り与えること。

【葛藤(かっとう)】⇒お互いが譲らず対立し、いがみ合うこと。

【闘争(とうそう)】⇒相手に勝とうとして争うこと。

第三段落の語句一覧

 

【法外(ほうがい)】⇒普通に考えられる程度をはるかに越えているさま。

【生起(せいき)】⇒事件や現象などが現れ起こること。

【返礼(へんれい)】⇒人から受けた礼や贈り物に対して、行為や品物で報いること。

【局面(きょくめん)】⇒物事の状況。

【均衡(きんこう)】⇒二つ以上の物事の間で、釣り合いがとれていること。

【義務的(ぎむてき)】⇒進んでするのでなく、義務としてするさま。

【儀礼的(ぎれいてき)】⇒儀礼の形式だけを重んじて物事を行うさま。

【暗黙(あんもく)】⇒口に出さないで黙っていること。

【受贈(じゅぞう)】⇒贈り物を受け取ること。

【サイクル】⇒周期。

【反復(はんぷく)】⇒何度も繰り返すこと。

【動的(どうてき)】⇒動きに富んでいるさま。また、変化や進展しつつあるさま。

【冠婚葬祭(かんこんそうさい)】⇒成人式・結婚式・葬式、祖先の祭典のこと。また、一般に、慶弔(けいちょう)の儀式。

【手を差し伸べる(てをさしのべる)】⇒助ける。援助する。

【縁(えん)もゆかりもない】⇒何の関係もない。

【異邦人(いほうじん)】⇒異国の人。外国人。

【掟(おきて)】⇒守れなければならないこと。決まり。

【前代未聞(ぜんだいみもん)】⇒今までに一度も聞いたことがないこと。非常に珍しいこと。

【慈悲(じひ)】⇒いつくしみ、あわれむ心。

【無償(むしょう)】⇒報酬を求めないこと。

【はらむ】⇒内に含み持つ。

【過剰さ(かじょうさ)】⇒必要以上に多い状態。

【帯(お)びさえする】⇒ある性質や傾向を持ちさえする。

【既成(きせい)】⇒すでにできあがっていること。

【越境(えっきょう)】⇒境界線を越えること。

【譚(たん)】⇒物語。多くは、「~譚」の形で用いる。

【報恩(ほうおん)】⇒恩に報いること。

【初発(しょはつ)】⇒物事のはじめ。

【何の変哲もない(なんのへんてつもない)】⇒特に取り立てて言うほどのこともない。平凡である。

【変質(へんしつ)】⇒物事の性質が変わること。

【予期(よき)】⇒前もって期待すること。

【なす】⇒する。行う。「なそうとした」で「行おうとした」という意味。

【解する(かいする)】⇒解釈する。理解する。

第四段落の語句一覧

 

【断絶(だんぜつ)】⇒隔たり。

【アニミズム】⇒自然界のすべての事物には、霊魂が宿ると信じる考え方。

【由来する(ゆらいする)】⇒ある物事が何かに基づいて起こる。

【神道(しんとう)】⇒日本民族古来の伝統的な信仰。自然崇拝・アニミズムなどを特徴とする。

【輪廻転生(りんねてんしょう)】⇒人が何度も生まれ変わり、生死を繰り返すこと。仏教における考え方。

【悉皆成仏(しっかいじょうぶつ)】⇒万物すべてが仏になること。「悉皆」は「一つ残らず全部。ことごとくすべて。」などの意味。

【容易(ようい)】⇒たやすいこと。やさしいこと。

【跳躍(ちょうやく)】⇒はねあがること。とびあがること。

【代価(だいか)】⇒ある事柄を成し遂げるために払うべき犠牲や損害。

【把握(はあく)】⇒物事を完全に理解すること。

【辞さない(じさない)】⇒ためらわない。

まとめ

 

今回は、『越境する動物がもたらす贈り物』の語句をまとめました。ぜひ定期テストの前に見直して頂ければと思います。なお、本文の要約などについては以下の記事で解説しています。