『サッカーにおける資本主義の精神』は、現代文の教科書に出てくる評論文です。
ただ、本文を読むと意味の分かりにくい語句も多く出てきます。そこで今回は、本作に出てくる重要語句を簡単にまとめました。
第一段落の語句一覧
【狂乱(きょうらん)】⇒異常なまでに心を取り乱すこと。
【優に(ゆうに)】⇒十分に。
【匹敵(ひってき)】⇒ちょうど同じくらいであること。
【魅了(みりょう)】⇒人の心をひきつけて、夢中にさせること。
【逢着(ほうちゃく)】⇒出くわすこと。行きあたること。
【開催(かいさい)】⇒催し物を開き行うこと。
【祭典(さいてん)】⇒はなやかな催し。
【回答(かいとう)】⇒質問に対する答え。
第二段落の語句一覧
【反則(はんそく)】⇒ルールに違反すること。
【特異(とくい)】⇒他のものと特に違っている様子。
【着目(ちゃくもく)】⇒目をつけること。
【有する(ゆうする)】⇒持っている。
【奇妙(きみょう)】⇒珍しく、不思議なこと。
【原則的(げんそくてき)】⇒基本的。
【考案(こうあん)】⇒考え出すこと。
【解釈(かいしゃく)】⇒理解すること。
【華麗(かれい)】⇒はなやかで美しいこと。
【蹂躙(じゅうりん)】⇒踏みにじること。
【要請(ようせい)】⇒必要だとして、強く願い求めること。
【I’ve got it】⇒「やった!」といった意味。
【排除(はいじょ)】⇒おしのけて、なくすこと。
【厳密(げんみつ)】⇒細かい点まで手落ちなく厳しく行うさま。
【遵守(じゅんしゅ)】⇒規則やルールを固く守ること。
【体系的(たいけいてきに)】⇒組織的。
第三段落の語句一覧
【蓄積(ちくせき)】⇒たくわえ。
【成分化(せいぶんか)】⇒文書の形にはっきりと書き表すこと。
【標準化(ひょうじゅんか)】⇒一定の基準を定めて、全体をそれに合わせること。
【繁栄(はんえい)】⇒栄えること。
【富裕層(ふゆうそう)】⇒一定以上の大きな経済力を持つ階層。ブルジョワジー。
【子弟(してい)】⇒子や弟。転じて、年少者。
【支配的(しはいてき)】⇒支配しているさま。
【密集(みっしゅう)】⇒すきまもないほどぎっしりと集まること。
【規範(きはん)】⇒行動や判断の基準となる模範。従うべきお手本。
【解明(かいめい)】⇒解き明かすこと。
【遡行(そこう)】⇒さかのぼること。
【~に類する】⇒~と似通っている。
【起源(きげん)】⇒物事のおこり。はじまり。
【前近代的共同体(ぜんきんだいてききょうどうたい)】⇒土地や財産を共有することで結びついていた、資本主義社会になる前の地域社会。
【ランドマーク】⇒風景の中で目印や象徴となるもの。
【市門(しもん)】⇒町の入り口の門。
【終結(しゅうけつ)】⇒物事が終わりになること。終わり。
【阻害(そがい)】⇒邪魔をすること。妨げること。
【継承(けいしょう)】⇒受け継ぐこと。
第四段落の語句一覧
【考証(こうしょう)】⇒昔のことを調べ考え、証拠を引いて説明すること。
【洞察(どうさつ)】⇒よく見通すこと。本質を見抜くこと。
【来歴(らいれき)】⇒由来。
【高揚感(こうようかん)】⇒気分の高まり。
【醍醐味(だいごみ)】⇒物事の本当のおもしろさ。深い味わい。
【漫喫(まんきつ)】⇒十分に楽しむこと。
【鬱屈感(うっくつかん)】⇒気分が晴れ晴れしない感じ。
【転化(てんか)】⇒移り変わること。
【資本主義(しほんしゅぎ)】⇒資本家が労働者を雇って商品を生産し、利益を得る経済の仕組み。18世紀後半のイギリスの産業革命により始まった。
【根幹的(こんかんてき)】⇒物事のおおもととなるさま。
【通念に反する(つうねんにはんする)】⇒世間一般の考え方とは異なる。「通念」とは「一般に共通した考え」という意味。
【禁欲(きんよく)】⇒欲望を抑えること。
【充足(じゅうそく)】⇒目的を達して、十分に満足すること。
【拒否(きょひ)】⇒拒むこと。
【投資(とうし)】⇒利益を得ることを見込み、資金を投入すること。
【~を~たらしめる】⇒~をまさに~そのものにする。
【精妙(せいみょう)】⇒極めて細かく巧みであるさま。
【協働(きょうどう)】⇒同じ目的のために、協力して働くこと。
【無論(むろん)】⇒言うまでもなく。もちろん。
【還流(かんりゅう)】⇒流れ戻ってくること。再び元に戻ること。
【拮抗(きっこう)】⇒力にほとんど差がなく、お互いに張り合うこと。
【契機(けいき)】⇒物事を変化させるための最も重要な要素。
【含意(がんい)】⇒表面に表れない意味を含み持つこと。
【仮説(かせつ)】⇒あることを説明するために仮に立てた説。
【普及(ふきゅう)】⇒広く行き渡ること。
【覇権(はけん)】⇒力をもってする支配力。
第五段落の語句一覧
【矛盾(むじゅん)】⇒二つの物事が食い違い、つじつまが合わないこと。
【帰結(きけつ)】⇒最終的な結論。変化の終着点。
【先走り(さきばしり)】⇒先を急いで軽率に物事を行うこと。
【極限的(きょくげんてき)】⇒限度ぎりぎりであるさま。
【消耗(しょうもう)】⇒使って減らすこと。使用してなくなること。
【一喜一憂(いっきいちゆう)】⇒状況が変わるたびに、喜んだりがっかりしたりすること。
【変遷(へんせん)】⇒移り変わり。
【示唆(しさ)】⇒それとなく知らせること。暗にほのめかすこと。
【侵食(しんしょく)】⇒徐々に侵していくこと。
【決済(けっさい)】⇒代金や商品の受け渡しをして、取引を完了すること。
【恐慌(きょうこう)】⇒景気が悪化して資本の循環が途絶えることで、経済が立ち行かなくなる現象。
【推敲(すいこう)】⇒一度書き上げた文章を、再び練り直すこと。
【豪語(ごうご)】⇒いかにも自信ありげに大きなことを言うこと。
【言及(げんきゅう)】⇒その話題について触れること。
【説く(とく)】⇒説明する。
【修正(しゅうせい)】⇒よくないところを直して正しくすること。
【変容(へんよう)】⇒様子が変化すること。
【予兆(よちょう)】⇒前触れ。きざし。
【前衛的(ぜんえいてき)】⇒物事の最先端に位置するさま。時代に先駆けているさま。
【不毛地帯(ふもうちたい)】⇒作物が育たない土地。転じて、物事が根付かない所。
【共鳴(きょうめい)】⇒二つのものが調子を合わせて何かを行うこと。
【はらむ】⇒含む。
まとめ
以上、今回は『サッカーにおける資本主義の精神』の重要語句をまとめました。ぜひノート代わりにしてもらえればと思います。なお、本文の要約やテスト対策については以下の記事で解説しています。