『私時代のデモクラシー』は、教科書・現代文に収録されている文章です。ただ、本文を読むと意味の分かりにくい言葉も多く出てきます。
そこで今回は、『私時代のデモクラシー』に出てくる重要語句を一覧にして簡単にまとめました。
第一段落の語句一覧
【常套句(じょうとうく)】⇒決まり文句。ありふれた言葉。
【最たるもの(さいたるもの)】⇒程度が最もはなはだしいもの。
【矛盾(むじゅん)】⇒前に言ったことと後に言ったことが食い違い、つじつまが合わないこと。
【洗練(せんれん)】⇒無駄を省き、より優れたものにすること。
【市場(しじょう)】⇒商品の需給関係を表した抽象的な概念。
【消費者(しょうひしゃ)】⇒物を買って使う者。
【綿密(めんみつ)】⇒細かくて詳しいさま。
【類型化(るいけいか)】⇒個性がなくて、ありふれたものにすること。
【演出(えんしゅつ)】⇒効果を上げるように、工夫をめぐらすこと。
【吊り広告(つりこうこく)】⇒電車やバスなどの中に吊り下げて見せる広告。
【日常茶飯事(にちじょうさはんじ)】⇒ごく平凡なありふれたこと。いつものこと。
【口よどむ(くちよどむ)】⇒すらすらと言葉が出ずに口ごもる。「言い淀む(いいよどむ)」と同じ意味。
第二段落の語句一覧
【飛躍(ひやく)】⇒正しい順序や段階を踏まずに進むこと。
【近代(きんだい)】⇒15、16世紀以降~20世紀中頃までの時代。
【拘束(こうそく)】⇒思想・行動などの自由を制限すること。
【解放(かいほう)】⇒解き放つこと。束縛を解いて自由にすること。
【慣習(かんしゅう)】⇒ある社会で古くから受け継がれてきている生活上のならわし。しきたり。
【束縛(そくばく)】⇒制限を加えて行動の自由を奪うこと。
【服従(ふくじゅう)】⇒他の意見や命令に従うこと。
【重視(じゅうし)】⇒重要に思うこと。
【根本原則(こんぽんげんそく)】⇒物事が成り立つ根本的な規則。
【存続(そんぞく)】⇒引き続き存在すること。
【至上命題(しじょうめいだい)】⇒達成しなくてはならない最重要課題。
【解体(かいたい)】⇒一つにまとまっているものを、ばらばらにすること。
【合意(ごうい)】⇒お互いの意思が一致すること。
【婚姻(こんいん)】⇒法律上の手続きを踏んで、夫婦となること。
【核家族(かくかぞく)】⇒夫婦とその未婚の子供からなる家族。
【過程(かてい)】⇒物事の経過の道筋。プロセス。
【自覚的(じかくてき)】⇒自ら知って、感じ取るさま。
【見る影もない(みるかげもない)】⇒以前とは比べものにならないくらい、みすぼらしいさま。
【聖なるもの(せいなるもの)】⇒けがれがなく、尊いもの。
【畏れる(おそれる)】⇒近づきがたいものとして、かしこまり敬う。
【源泉(げんせん)】⇒物事が発生してくるもと。
【指針(ししん)】⇒物事を進める方針。手引き。
【社会理論(しゃかいりろん)】⇒社会現象から、基礎的な概念を導き、論理的に構成されるもの。
【理念(りねん)】⇒ある物事がどうあるべきかという根本の考え。
【公正(こうせい)】⇒公平で偏っていないこと。
【革命(かくめい)】⇒社会や国家の仕組みを一気に変えること。
【差異(さい)】⇒違い。差。
【もっぱら】⇒ひたすら。ただただ。
【折り返し点に達する(おりかえしてんにたっする)】⇒ここでは、その時代の半分が経過したことを表す。
【跳ね返る(はねかえる)】⇒ある物の動きが他に影響してそれを動かす。
【認識(にんしき)】⇒ある物事を知り、その本質などを理解すること。
【原語(げんご)】⇒翻訳した言葉に対して、その元になった外国語。
第三段落の語句一覧
【絶対的(ぜったいてき)】⇒他の何物とも比較できない状態・存在であるさま。
【モデル】⇒手本。模範。
【意味合い(いみあい)】⇒他との関連も含めた意味。事情。
【抑圧(よくあつ) 】⇒無理やりおさえつけること。
【掲げる(かかげる)】⇒主義や方針を広く一般に示す。
【唯一(ゆいいつ)】⇒それだけ。一つだけで他にないこと。
【様相(ようそう)】⇒ありさま。状態。
【アイデンティティ】⇒自己同一性。
【承認(しょうにん)】⇒よいと認めて許すこと。同意すること。
【個人主義(こじんしゅぎ)】⇒国家や社会の利益よりも、個人の意義と価値を重視する考え方。
【起点(きてん)】⇒物事の始まるところ。
【自意識(じいしき)】⇒自分自身についての意識。自我意識。
【固有性(こゆうせい)】⇒そのものだけに特有な属性。
【パラドクス】⇒逆説。二つの矛盾した事柄が両立していること。
【さりとて】⇒そうかといって。だからといって。
【ありふれた】⇒どこにでもあって珍しくないさま。
【焦点(しょうてん)】⇒注意や関心の集まるところ。
【デモクラシー】⇒民主主義。
【形成(けいせい)】⇒形づくること。
【自明(じめい)】⇒特に説明しなくても、明らかであること。分かりきっていること。
【当事者(とうじしゃ)】⇒その事柄に直接関係している人。
【頻繁(ひんぱん)】⇒しきりに行われること。
まとめ
以上、今回は『私時代のデモクラシー』に出てくる重要語句をまとめました。ぜひ定期テスト用に見直して頂ければと思います。なお、本文の要約やあらすじについては以下の記事にて解説しています。