『景観とは何か』は、高校現代文の授業で学びます。比較的有名な評論文なので、教科書にも取り上げられています。
ただ、作中に出てくる語句や漢字は意味が分かりにくいものも多いです。そこで本記事では、『景観とは何か』に登場する言葉を一覧にして簡単にまとめました。
『景観とは何か』の言葉一覧
【景観(けいかん)】⇒風景。景色。特に、すばらしいながめ。
【風景(ふうけい)】⇒目に映る広い範囲のながめ。景色。風光。
【定義(ていぎ)】⇒物事の意味・内容を他と区別できるように、言葉で明確に限定すること。
【社会学(しゃかいがく)】⇒人間の社会生活を研究する学問のこと。
【考察(こうさつ)】⇒物事を明らかにするために、よく調べて考えをめぐらすこと。
【捉える(とらえる)】⇒物事の本質・内容などを理解して自分のものとする。
【最大公約数的(さいだいこうやくすうてき)】⇒(比喩的に)無難な。妥協した。共通認識の。「最大公約数」とは「二つ以上の自然数の公約数の中で最大のもの」という意味。転じて、「異なる複数の意見の中で妥協できる最大限のもの。種々の意見の間にみられる共通点。最大限の落とし所。」などを表す。
【特色(とくしょく)】⇒他と特に異なっているところ。他のものよりすぐれて目立つ点。
【風姿(ふうし) 】⇒姿。かたち。みなり。
【風采(ふうさい)】⇒容姿・服装・態度などの、人の見かけ上のようす。
【調和(ちょうわ)】⇒全体がほどよくつりあって、まとまっていること。
【見出だす(みいだす)】⇒見つけ出す。発見する。
【認知(にんち)】⇒何かを認識・理解すること。
【対象化(たいしょうか)】⇒自分の感覚や主観などを外側に移して、自分が外にある対象を見るようにそれらを取り扱うこと。
【観賞(かんしょう)】⇒物を見て、その美しさや趣などを味わい楽しむこと。
【営み(いとなみ)】⇒物事をすること。行為。
【~にしろ、~にしろ】⇒~の場合も、~の場合も。
【漫然と(まんぜんと)】⇒ぼんやりと。明確な目的や目的意識などを持たずにいるさま。
【相関(そうかん)】⇒二つのものが密接にかかわり合っていること。
【人工的(じんこうてき)】⇒自然と似たものを、人間がつくったり起こさせたりするさま。
【牧畜(ぼくちく)】⇒牛馬・羊などの家畜を飼育し繁殖させること。
【農耕(のうこう)】⇒田畑を耕して農作物を作ること。
【集落(しゅうらく)】⇒人が集まり住んでいる所。人家が集まっている所。
【形成(けいせい)】⇒形づくること。一つのまとまったものに作り上げること。
【ダム】⇒利水・治水などの目的で、河川をせき止め、上流部に水を蓄える構造物。
【営々(えいえい)】⇒せっせと休みなく励むさま。
【遺伝的(いでんてき)】⇒遺伝子によって次の世代の細胞へ伝達されるさま。
【様式(ようしき)】⇒習慣・約束などで定められたやり方。
【やみくもに】⇒先の見通しもなくむやみに事をするさま。
【表象(ひょうしょう)】⇒ものやことをかたちに表すこと。
【メディア】⇒媒体。仲立ちするもの。特に新聞・雑誌・テレビ・ラジオなどの媒体。
【仲立ち(なかだち)】⇒双方の間に立って事をとりもつこと。
【要するに(ようするに)】⇒つまり。
【拡張(かくちょう)】⇒範囲や勢力・規模などを広げて大きくすること。
【媒介(ばいかい)】⇒両方の間に立って、なかだちをすること。とりもつこと。
【よりどころ】⇒頼みとするところ。支えてくれるもの。
【機能(きのう)】⇒全体を構成する個々の部分が固有の働きをなすこと。
【アイデンティティ】⇒自己同一性。自分とは何か。自分らしさ。
【原風景(げんふうけい)】⇒人の心の奥にある原初の風景。懐かしさの感情を伴うことが多い。
【かつて】⇒以前。昔。
【象徴的(しょうちょうてき)】⇒ある物事を象徴するさま。「象徴」とは「形のないものを形のあるもので表すこと」という意味。
【愛着(あいちゃく)】⇒なれ親しんだものに深く心が引かれること。
【図像(ずぞう)】⇒図様を描き示したもの。
【流通(りゅうつう)】⇒広く通用すること。
【共同体(きょうどうたい)】⇒自然的に発生した閉鎖的な社会関係または社会集団。
【壊滅的(かいめつてき)】⇒被害が極めて激しいさま。すっかりだめになってしまうさま。
【根拠(こんきょ)】⇒物事が存在するための理由となるもの。存在の理由。
【持続(じぞく)】⇒ある状態がそのまま続くこと。
【しばしば】⇒たびたび。
まとめ
以上、本記事では『景観とは何か』の重要語句をまとめました。言葉の意味が分かれば、本文の内容も理解しやすくなるはずです。ぜひノート代わりにして何度も読み直して頂ければと思います。