『科学は生きている』は、教科書・論理国語に掲載されている文章です。そのため、高校の定期テストにも出題されています。
ただ、本文には意味の分かりにくい言葉が多く出てきます。そこで今回は、『科学は生きている』に出てくる重要語句を段落ごとにノート形式でまとめました。
第一段落の語句一覧
【科学(かがく)】⇒一般に自然科学のこと。広い意味では、学問全般を指す。
【内包(ないほう)】⇒内部に含み持つこと。
【蓄積(ちくせき)】⇒たくわえたもの。
【内在(ないざい)】⇒物事の本質や特徴がその中に自然に含まれていること。
【漸進的(ぜんしんてき)】⇒少しずつ進むさま。段階を追って物事が進むさま。
【紐解く(ひもとく)】⇒真実を明らかにする。
【栄誉(えいよ)】⇒優れた成果や功績に対して与えられる誉れ(ほまれ)。
【枚挙(まいきょ)にいとまがない】⇒たくさんありすぎて、いちいち数えきれない。
【日常茶飯事(にちじょうさはんじ)】⇒ごく平凡なありふれたこと。日常的に起こる普通の出来事。
【玉石混交(ぎょくせきこんこう)】⇒価値のあるものとないものとが、入り混じっていること。
【知見(ちけん)】⇒見解。見識。
【有用性(ゆうようせい)】⇒役立つこと。実際に使える価値があること。
【再現性(さいげんせい)】⇒ある結果や現象が繰り返し再現できること。
【生態系(せいたいけい)】⇒自然界における生物とその環境が、互いに影響し合っている仕組みのこと。
【可塑性(かそせい)】⇒自在に変化できる性質。形を変えやすい性質。
第二段落の語句一覧
【真理(しんり)】⇒物事の正しい本質や真実のこと。
【帰結(きけつ)】⇒ある結論に落ち着くこと。
【余儀なく(よぎなく)】⇒やむを得ず。仕方なく。※「余儀ない」とは「他になすべき方法がない。やむをえない。」という意味。
【体系(たいけい)】⇒ある一定の原理に基づいて、物事を系統的にまとめた全体。
【構造的(こうぞうてき)】⇒物事の組み立てや仕組みに関するさま。
【強靭(きょうじん)】⇒しなやかで強いこと。柔軟でねばり強いこと。
【確度(かくど)】⇒確かさの度合い。確実さ。
第三段落の語句一覧
【大雑把(おおざっぱ)】⇒細かいところにこだわらず、大まかであること。
【混在(こんざい)】⇒異なるものが一緒に存在すること。
【事象(じしょう)】⇒ある事情のもとで、表面に現れた事柄。現実の出来事。現象。
【過程(かてい)】⇒物事が変化し進行して、ある結果に達するまでの道筋。プロセス。
【峻別(しゅんべつ)】⇒厳しくはっきりと区別すること。
【提唱(ていしょう)】⇒ある考えや意見、計画などを公に示し、提案すること。
【指標(しひょう)】⇒物事を判断したり評価したりするための目じるしとなるもの。
【臨床(りんしょう)】⇒患者に接して診察や治療を行うこと。
【基準(きじゅん)】⇒物事を判断する際のよりどころや目安となるもの。
【意欲的(いよくてき)】⇒物事に対して積極的に取り組むさま。
【画一的(かくいつてき)】⇒すべてが同じように統一され、個性や違いがないさま。
【相当に(そうとうに)】⇒かなり。
第四段落の語句一覧
【権威主義(けんいしゅぎ)】⇒権威を重視し、それに従うことを重視する考え方。「権威」とは「ある分野において優れたものとして信頼されていること。また、その人。」という意味。
【同一視(どういつし)】⇒本来、性質の異なるものを同じものとして扱うこと。
【利点(りてん)】⇒長所。
【塗師(ぬし)】⇒木材や器物などに漆(うるし)を塗る職人のこと。漆塗りの技術を持つ専門家。
【言説(げんせつ)】⇒あることについての言葉や発言。特に、ある問題やテーマについて述べられた意見や考え方。
【拭う(ぬぐう)】⇒消し去る。
【危うい(あやうい)】⇒あぶない。心もとない。不安だ。
【端的に言えば(たんてきにいえば)】⇒簡潔に言うと。要点だけを言うと。
【拠り所(よりどころ)】⇒支えや根拠、頼りにするもの。
【指向性(しこうせい)】⇒ある方向や目標に向かって進んでいく性質や傾向。
【神託(しんたく)】⇒神からの予言。神のお告げ。
【倒錯(とうさく)】⇒さかさになること。本来のものと正反対の形をとって現れること。
【従事(じゅうじ)】⇒ある仕事に取り組むこと。特定の仕事に専念していること。
【寓言(ぐうげん)】⇒道徳や教訓を伝えるために動物や自然の現象を登場させた物語や話。
【披露(ひろう)】⇒広く人に知らせること。世間一般に発表すること。
【高圧的(こうあつてき)】⇒権力に物を言わせて人を押さえつけようとするさま。
第五段落の語句一覧
【蝕む(むしばむ)】⇒物理的または精神的に少しずつ害を与えていくこと。
【失墜(しっつい)】⇒地位や名誉、信頼などが失われ、低下すること。
【硬直(こうちょく)】⇒考え方や態度が柔軟さを欠き、変化しない状態。
【逸脱(いつだつ)】⇒本筋や決められた枠から外れること。
【頑なに(かたくなに)】⇒考えや態度が強情で柔軟性がなく、譲らないさま。
【瓦解(がかい)】⇒物事が崩れ壊れること。
【地動説(ちどうせつ)】⇒地球が宇宙の中心ではなく、太陽の周りを回っているという説。
【まかり通る】⇒通常許されるべきではないことが許されて、物事がそのまま進んでいくこと。
【陥る(おちいる)】⇒危険な状態や困難な状況に入り込むこと。
【理性(りせい)】⇒感情的ではなく理論や事実に基づいて物事を考えること。
【先入観(せんにゅうかん)】⇒物事を実際に知る前に、あらかじめ持っている偏った考えやイメージのこと。
【営為(えいい)】⇒事業や活動を行うこと。特に、商売やビジネス活動の意味合いで使われることが多い。
【真摯(しんし)】⇒まじめで熱心なこと。
【営み(いとなみ)】⇒行い。
まとめ
この記事では、『科学は生きている』の重要語句をまとめました。ぜひノート代わりにして何度も見直して頂ければと思います。なお、本文の要約などについては以下の記事で解説しています。