ことわざには様々な種類がありますが、その中でも「努力」に関連したものは多いです。
特に勉学やビジネスにおける努力の重要性を説いた言葉は古くからあります。そこで本記事では、「努力」や「忍耐」を表したことわざ・慣用句を一覧にしてまとめました。
あ行の努力・忍耐のことわざ(慣用句)
【商い三年(あきないさんねん)】⇒商売で利益を上げるためには、三年はかかる。三年は辛抱せよということ。
【商いは牛の涎(あきないはうしのよだれ)】⇒商売は気長く努力せよということ。牛のよだれが切れ目なく長く垂れるようにコツコツ努力することから。
【顎振り三年(あごふりさんねん)】⇒何事も実力が付くにはそれなりの時間がかかること。尺八を吹くのに顎を振って音の加減ができるのに三年はかかることから。
【朝起きは三文の徳(あさおきはさんもんのとく)】⇒早起きをすれば、必ずいくらかの利益があること。
【朝の来ない夜はない(あさのこないよるはない)】⇒物事は必ずいつか好転するということ。
【朝起き千両、夜起き百両(あさおきせんりょう、やおきひゃくりょう)】⇒朝起きて働く方が、夜遅くまで起きて働くよりも能率が上がり、ひいては利益になること。
【朝の一時は晩の二時に当たる(あさのひとときはばんのふたときにあたる)】⇒朝は仕事がはかどるので、なるべく早く起きるべきであるということ。朝の仕事は夜の仕事の二倍に相当することから。
【網無くして淵にのぞむな(あみなくしてふちにのぞむな)】⇒何の準備や努力もせずに、成功はできないこと。網も用意せずに、魚を捕ろうと水の深いところをのぞいても無駄であることから。
【雨垂れ石を穿つ(あまだれいしをうがつ)】⇒たとえ微力でも長い間根気よく努力を積み重ねることで、ついには成功すること。たかが雨垂れでも石に落ち続ければ、長い間にはその石に穴をあけてしまうことから。
【思う念力岩をも通す(おもうねんりきいわをもとおす)】⇒どんなことでも真剣に行えばできないことはないということ。『史記』の韓詩外伝から来た言葉。
【蟻の思いも天に登る(ありのおもいもてんにのぼる)】⇒小さくて力が弱い者でも、一心に努力すればその思いはいつか叶うということ。
【粟一粒は汗一粒(あわひとつぶはあせひとつぶ)】⇒粟の一粒を作り出すには、農民の汗が一粒流されていること。農民の苦労や忍耐を例えたことわざ。
【石に立つ矢(いしにたつや)】⇒一念を込めて事を行えば不可能なことはないこと。楚の熊渠子(ゆうきょし)が石を虎と見誤り矢を射たところ、矢が石を割ったという故事から。
【石の上にも三年(いしのうえにもさんねん)】⇒つらいことも我慢して続ければ、やがては報われる日が来るということ。冷たい石の上でも三年座り続ければ温まるということから。
【一芸は道に通ずる(いちげいはみちにつうずる)】⇒一芸を極めた人は、他の分野においても道理を身に着けているということ。
【一念岩をも通す(いちねんいわをもとおす)】⇒強い信念をもって物事に挑めば、どんな物事でも成し遂げられるということ。
【一念天に通ず(いちねんてんにつうず)】⇒物事を成し遂げようという信念があれば、それが天に通じて必ず成功するということ。
【牛の歩みも千里(うしのあゆみもせんり)】⇒何事も毎日こつこつと努力を続けていけば、いつかは大きな成果を上げられるということ。歩くのが遅い牛でさえ、たゆまず歩き続ければ千里先まで到達できることから。
【氏より育ち(うじよりそだち)】⇒家柄や身分よりも、育った環境や教育の方が影響が大きいこと。
【馬に乗るまでは牛にのれ(うまにのるまではうしにのれ)】⇒何もしないでいるよりも、少しでも前に進んだ方がよいこと。 また、最善策がとれないのであれば、次善策をとるべきということ。いきなり馬に乗るのは難しいので、まずは牛に乗り、乗り方の訓練をすべきという意から。
【生まれながらの長老なし(うまれながらのちょうろうなし)】⇒生まれつきすぐれた人間などはいなく、みんな長い間の修養や経験を積み、立派な人間になるということ。
【売り出し三年(うりだしさんねん)】⇒商売は最初の三年間しっかりと基礎を固めれば、あとは上手くいくということ。
【運根鈍(うんこんどん)】⇒成功するには、「幸運」と「根気」と「鈍いくらいの粘り強さ」の三つが必要であること。
【縁の下の力持ち(えんのしたのちからもち)】⇒人の目に付かないところで、誰かのために見えない苦労や努力をすること。
【斧を研いで針にする(おのをといではりにする)】⇒どんなに困難なことであっても、努力し続ければ成果が伴うということ。斧を針の細さまで研ぐのは大変な苦労だが、実現不可能なことではないため。
か行の努力・忍耐のことわざ(慣用句)
【稼ぐに追いつく貧乏なし(かせぐにおいつくびんぼうなし)】⇒真面目に一生懸命働いて稼げば、貧乏になることはない。
【鐘鋳るまでの土鋳型(かねいるまでのつちいがた)】⇒成功するまでは粗末なもので我慢すること。また、目的を達成するまでの手段として用いるだけのもの。鐘を鋳るためにはまず土で鋳型を作り、そこに金属を流し込むことから。
【金の鎖も引けば切れる(かねのくさりもひけばきれる)】⇒努力すれば、できないことは何もないというたとえ。鉄製の鎖であっても時には切れることがあるため。
【金の草鞋で尋ねる(かねのわらじでたずねる)】⇒辛抱強く、あちこちを探して回ること。いくら歩いても擦り切れない鉄製のわらじを履いて探すことから。
【鴨の水掻き(かものみずかき)】⇒人知れない苦労があることのたとえ。気楽そうに浮かんでいる鴨も、水面下では絶えず足を動かしていることから。
【彼も人なり我も人なり(かれもひとなりわれもひとなり)】⇒どのような人であろうと相手も自分も同じ人間という意味。人のできることができないのは努力が足りないからで、頑張れば何でもできるということ。
【可愛い子には旅をさせよ(かわいいこにはたびをさせよ)】⇒愛する子は甘やかさずに苦労をさせた方が立派に育つということ。
【肝胆を砕く(かんたんをくだく)】⇒懸命に物事を行う。全力を尽くす。「肝胆」とは「肝臓」と「胆のう」、転じて「人の心の奥底」を指す。
【艱難汝を玉にす(かんなんなんじをたまにす)】⇒人間は苦労や困難を乗り越えることにより、立派な人物になるということ。西洋のことわざ「逆境は人をかしこくする」を意訳したもの。
【汗馬の労(かんばのろう)】⇒物事をまとめようとして、かけずりまわってする苦労のこと。「汗馬」は、馬に汗をかかせることで得た戦功を指す。
【韓信の股潜り(かんしんのまたくぐり)】⇒大望を持つ者は目の前の小さな恥辱を耐え忍ばなければならないこと。漢の韓信が若い頃不良達に辱められて股をくぐらされたが、これに耐えて後に大成した故事から。
【騏驥も一躍に十歩すること能わず(ききもいちやくにじゅうほすることあたわず)】⇒物事はこつこつと努力することが大切である。よく走るすぐれた馬でも、一回の跳躍で十歩の距離は進めないため。
【驥は一日にして千里なるも、駑馬も十駕すれば之に及ぶ(きはいちにちにしてせんりなるも、どばもじゅうがすればこれにおよぶ)】⇒凡人でも努力すれば、才能ある者に並ぶことができる。「驥」は「一日に千里走る馬」、「駑馬」は「足の遅い馬」、「十駕」は「十日間、車をつけて歩くこと」。
【今日の一針明日の十針(きょうのひとはりあすのとはり)】⇒今日であれば一針縫うことで繕えるほころびも、明日になれば十針も縫わなければならないこと。わずかな労力を惜しむと後でとんでもないことになることから。
【勤勉は成功の母(きんべんはせいこうのはは)】⇒勤勉こそが成功を生む根本となること。西洋のことわざが由来。
【愚公山を移す(ぐこうやまをうつす)】⇒怠けずに努力を続ければ、不可能に思えるようなことでも必ず達成できるというたとえ。中国で愚公という老人が、周りの人からバカにされながらも家の前の山を動かそうと努力し続け、最後は天帝が山を動かしたという故事から。
【首振り三年ころ八年(くびふりさんねんころはちねん)】⇒何事もその道を究めるには長い年月がかかるものである。尺八を吹くのに首を振って音の加減ができるようになるのに三年、ころころという妙音を出せるようになるまで八年かかることから。
【蛍雪の功(けいせつのこう)】⇒苦労して勉学に励み、成果を上げること。晋の車胤(しゃいん)が貧しくて油が買えなかったため、数十匹の蛍(ほたる)を練り、絹の袋に入れてその光で読書に励んだことから。
【継続は力なり(けいぞくはちからなり)】⇒小さな事であっても続けていくことで、いつかは大きなことが成し遂げられるということ。
【犬馬の労(けんばのろう)】⇒主君や他人のために力を尽くして働くことをへりくだっていった語。
【転がる石に苔付かず(ころがるいしにこけつかず)】⇒転職や転居を繰り返して一つの物事に集中できない人間は成功しないこと。いつも転がっている石には、苔は付かないことから。
さ行の努力・忍耐のことわざ(慣用句)
【歳寒の松柏(さいかんのしょうはく)】⇒節操が堅く、困難にあっても屈しないこと。松や柏などの常緑樹は、寒い季節でも緑の葉をつけていることから。
【三度目の正直(さんどめのしょうじき)】⇒物事は最初の一度目、二度目はだめでも、三度目は確実であること。
【山中の賊を破るは易く心中の賊を破るは難し(さんちゅうのぞくをやぶるはやすくしんちゅうのぞくをやぶるはかたし)】⇒自分の心は律するのは難しいことのたとえ。山中に立てこもっている賊を討伐するのは簡単だが、心の中の邪念に打ち勝つことは難しいことから。
【死して後已む(ししてのちやむ)】⇒ 死ぬまで努力し続ける。「死んだ後になってようやく終わりとなる」という孔子の弟子、曾子(そうし)の言葉から。
【尺蠖の屈めるは伸びんがため(しゃっかくのかがめるはのびんがため)】⇒将来の成功のために一時の不遇に耐えること。尺蠖(尺取り虫)が体を縮めるのは、体を伸ばして前進しようとすることから。
【人事を尽くして天命を待つ(じんじをつくしててんめいをまつ)】⇒人間としてやれるだけのことをやり尽くし、結果はただ天命に任せるという意味。悔いなく努力をすること。
【辛抱する木に金が生る(しんぼうするきにかねがなる)】⇒ 辛くてもじっと我慢して働いていると、いつの間にか金がたまるものである。
【雀の巣も構うに溜まる(すずめのすもくうにたまる)】⇒雀が材料を少しずつ運び巣を作り上げるように、少しずつ貯蓄をして積もり積もれば大きな額になるということ。
【精神一到何事か成らざらん(せいしんいっとうなにごとかならざらん)】⇒精神を集中して事に当たれば、どんな難しいことでも成し遂げられないことはないということ。
【生は難く死は易し(せいはかたくしはやすし)】⇒苦難に耐えて生きていくことは難しいが、苦しさに負けて死ぬことは容易である。死によって生涯を終わらせることを戒める言葉。
【狭き門より入れ(せまきもんよりはいれ)】⇒楽な方法よりも苦しくて困難な方法をとることの方がその人を高めるためである。キリスト教の教えに「天国に至る門は狭く道は細い」とあるのにもとづく。
【千里の道も一歩から(せんりのみちもいっぽから)】⇒大きなことを成し遂げるには、手近なところから始めていくべきであるという意味。千里という遠い道もまずは第一歩から始まるため。
【創業は易く守成は難し(そうぎょうはやすししゅせいはかたし)】⇒新たに事業をおこすことよりも、その事業を受け継いで守っていくことの方が難しいという教訓。
た行の努力・忍耐のことわざ(慣用句)
【倒れて後已む(たおれてのちやむ)】⇒死ぬまで努力し続けて屈しない。古代中国の経書『礼記』から。
【高きに登るは必ず低きよりす(たかきにのぼるはかならずひくきよりす)】⇒物事を進めるには順序があり、まず手近な所から始めなければならないことのたとえ。
【叩けよ、さらば開かれん(たたけよ、さればひらかれん)】⇒積極的に努力する者に運は開かれるという意味。『新約聖書』マタイ伝第七章に見える言葉。
【玉琢かざれば器を成さず(たまみがかざればうつわをなさず)】⇒生まれつきすぐれた才能を有していても、学問や修養を積まなければ立派な人間にはなれないこと。
【玉磨かざれば光なし(たまみがかざればひかりなし)】⇒上記と同じ意味。
【塵も積もれば山となる(ちりもつもればやまとなる)】⇒ちりのようなわずかなものでも、数多く積み重ねれば広大なものになるというたとえ。
【使っている鍬は光る(つかっているくわはひかる) 】⇒いつも努力をしている人間は生き生きとして立派に見えること。常に使っている鍬は錆びることなく、光っているため。
【点滴石を穿つ (てんてきいしをうがつ)】⇒小さな努力でも継続すれば、やがては成功するというたとえ。小さな水滴でも長い間同じ所に落ち続ければ、ついには堅い石に穴をあけることから。
【天は自ら助くる者を助く(てんはみずからたすくるものをたすく)】⇒他人に頼らずに自分自身の努力を続ける者には、天は力を貸して助けてくれるということ。
な行の努力・忍耐のことわざ(慣用句)
【流れる水は腐らず(ながれるみずはくさらず)】⇒常に活動しているものは、腐敗したり停滞したりすることがないということ。人や組織などに言う。
【鳴くまで待とう時鳥(なくまでまとうほととぎす) 】⇒機が熟するまで辛抱強く待つことが大切である。徳川家康の忍耐強い性格を表した句。
【成せば成る(なせばなる)】⇒やればできる。やる気があれば必ずやり遂げられる。
【七転び八起き(ななころびやおき)】⇒何回失敗してもくじけずに頑張ること。七回転んでも八回起き上がることから。
【成らぬ堪忍するが堪忍(ならぬかんにんするがかんにん)】⇒もうこれ以上は我慢できないというところを、さらに我慢するのが本当の我慢である。
【忍の一字は衆妙の門(にんのいちじはしゅうみょうのもん)】⇒耐え忍ぶことを身に着ければ、どんな物事でも成功のもととなる。「衆妙の門」とは「すべてに通じるすぐれた道理の入り口」を指す。
は行の努力・忍耐のことわざ(慣用句)
【肺肝を砕く(はいかんをくだく)】⇒心力のある限りを尽くして考える。心を尽くす。非常に苦心する。
【人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如し(ひとのいっしょうはおもにをおうてとおきみちをいくがごとし)】⇒ 人生は長くて遠い道のりなので、絶えず努力と忍耐をしながら進まないと歩み通すことはできない。
【細き流れも大河となる(ほそきながれもたいがとなる )】⇒小さな川でもたくさん集まれば大きな川になるように、小さな努力でも積み重ねればやがては大きな成果となること。
【仏も昔は凡夫なり(ほとけもむかしはぼんぷなり)】⇒仏も最初はごく普通の人間であったのだから、修行を積めば誰でも仏になることができるということ。
【ぽつぽつ三年波八年(ぽつぽつさんねんなみはちねん)】⇒何事も一人前になるには、長い年月が必要であること。日本画でぽつぽつと点で苔を描けるようになるのに三年、波を描けるようになるのに八年かかることから。
ま行の努力・忍耐のことわざ(慣用句)
【三度肘を折って良医となる(みたびひじをおってりょういとなる)】⇒苦労を重ね経験を積んでこそ、円熟した人間になれるというたとえ。医者は自分のひじを何度も折り、痛みのつらさや治療を経験してこそ初めてよい医者となることから。
【面壁九年(めんぺきくねん)】⇒ 一つのことに忍耐強く専念してやり遂げることのたとえ。中国の少林寺で壁に面して9年間、座禅を続けた人がついに悟りを開いたという話から。
【求めよさらば与えられん(もとめよさらばあたえられん)】⇒物事を成就するためには、与えられるのを待つのではなく、自ら積極的に進んで求める姿勢が大事ということ。『新約聖書』マタイ伝・第七章に見える言葉。
【桃栗三年柿八年(ももくりさんねんかきはちねん)】⇒何事も相応の日数がかかるということ。芽生えてから実を結ぶまで桃と栗は三年、柿は八年かかるため。
や行の努力・忍耐のことわざ(慣用句)
【予の辞書に不可能という言葉はない(よのじしょにふかのうということばはない)】⇒自分にとって不可能なことはない。世の中にできないことはないということ。ナポレオンの言葉として有名だが、元はナポレオンが副官ルマロウ将軍にあてた手紙の一節「君はそれは不可能です」と言ったセリフに「そんな言葉はフランス語にない」と言い、それが転じたもの。
ら行の努力・忍耐のことわざ(慣用句)
【楽は苦の種、苦は楽の種(らくはくのたね、くはらくのたね)】⇒今楽をすれば、後で苦労を味わなければいけないし、今苦を忍べば後で楽ができるということ。今の苦労は将来の楽へ繋がるのだから、人生は耐え忍ばなければいけないという意味。
【利は天より来たらず(りはてんよりきたらず)】⇒利益は天から自然に降ってくるものではなく、自らが努力をすることにより得られるものである。
【瑠璃の光も磨きがら(るりのひかりもみがきがら)】⇒瑠璃(美しい宝石のこと)が美しいのは磨くからである。素質があっても努力や修練を積まなければ大成しないことのたとえ。
【艪櫂の立たぬ海もなし(ろかいのたたぬうみもなし)】⇒艪も櫂も使えない海はないように、どんな難事にも必ず方策があるものだということ。
【ローマは一日にして成らず(ローマはいちにちにしてならず)】⇒大事業は長年にわたる努力なしでは成し遂げることができないというたとえ。広大だったローマ帝国も長い期間の努力により建設されたことから。『ドン・キホーテ』にある言葉。
【櫓三年に棹八年(ろさんねんにさおはちねん)】⇒物事を習得するには、それなりの時間がかかること。舟を漕ぐ際に、櫓を操るのに三年、棹を操るのに八年はかかることから。
わ行の努力・忍耐のことわざ(慣用句)
【若い時の苦労は買ってもせよ(わかいときのくろうはかってもせよ)】⇒若い時の苦労はその経験が将来きっと役に立つものだから、求めても苦労する方がよいということ。
【我が物と思えば軽し笠の雪(わがものとおもえばかるしかさのゆき)】⇒頭にかぶった笠に積もる雪も、自分のものだと思えば重く感じないように、苦しいことも自分のためと考えれば負担に感じない。
【禍も三年置けば用に立つ(わざわいもさんねんおけばようにたつ)】⇒わざわいも時がたてば、幸せの糸口になることがある。世の中には役に立たないものはないというたとえ。
まとめ
以上、本記事では「努力」に関連したことわざ・慣用句を一覧にしてまとめました。もちろん努力をすることは尊いですが、重要なのは努力をする場所や方向性を見定めた上で十分な量の努力を行うことです。自分が活躍できると感じた分野で、ぜひ正しい努力を行って頂ければと思います。