この記事の所要時間: 324

 

今回は、
直情径行
の意味を解説していきます。

 

皆さんは、思ったことを
正直に言うタイプですか?

それとも、
グッとこらえて我慢する方ですか?

「直情径行」は、そのような
人の性格を表した四字熟語です。

 

一体どのような意味なのでしょうか?

さっそく、確認していきましょう。

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直情径行の意味

 

「直情径行」
の意味を辞書で引くと、
以下のようにあります。

【直情径行(ちょくじょうけいこう)】

感情の赴くに任せて思うとおりに行動すること。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

直情径行」は、
ちょくじょうけいこう」と読みます。

意味としては、
感情のおもむくままに行動すること
を言います。

 

使い方は以下の通りです。

彼の直情径行な発言は、人を傷つけてしまう。

この場合、
彼が「思ったことをそのまま発言する」ので、
相手を傷つけるということですね。

 

「直情径行」の語源を説明すると、
「直」も「径」も「まっすぐ」という意味があります。

 

直情」とは、
偽りや飾り気のないありのままの感情

そして、「径行」とは、
思ったことをそのまま行動に移す
という意味です。

ここから、
「感情のままに行動する」
という意味になるわけですね。

 

「直情径行」は、多くの場合
相手の気持ちや周りのことを無視した言動
という悪い意味で使います。

したがって、
使い方には十分注意する必要があります。

間違っても、ほめ言葉としては
使わないようにしましょう。

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直情径行の由来

 

「直情径行」は、
中国の『礼記』という書物が由来です。

 

『礼記』の中の一節に、
以下のような記述があります。

直情径行なる者有り、戎狄の道なり」

簡単に訳すと、
「戎狄(じゅうてき)が来る道には、直情径行な者が多い」
となります。

 

「戎狄(じゅうてき)」とは、
当時の中国の外側にいた野蛮な民族を
卑下して呼んだ言葉です。

つまり、彼らは、

感情のままに行動するのは、野蛮な者が行うことだ

と言っていたわけですね。

そのため、「直情径行」は、
悪い意味で使うことが多いのです。

 

最近では、「直情径行」の意味を
「裏表がない」「正直な性格」
などと誤解する人も増えているようです。

しかし、
本来は否定的な意味から来た言葉ですので、
勘違いしないようにしましょう。

類語・対義語

直情径行 類語 対義語

 

「直情径行」の類語は、
以下のようなものがあります。

【直言直行(ちょくげんちょっこう)】

思ったことをはっきり言い、行動に移すこと。

【短慮軽率(たんりょけいそつ)】

考えが浅く、行動が軽はずみなこと。

【猪突猛進(ちょとつもうしん)】

周囲の人や状況を考えず、一つの事に突き進むこと。

【軽挙妄動(けいきょもうどう)】

軽はずみに、何も考えずに行動すること。

四字熟語以外では、
「バカ正直・単純な・愚直・無鉄砲」
などもあります。

いずれも、ネガティブな言葉が
「類語」となります。

 

続いて、「対義語」です。

【熟慮断行(じゅくりょだんこう)】

十分に考えてから、思い切って実行すること。

【思慮分別(しりょふんべつ)】

物事を注意深く考え、判断すること。

「対義語」の方は、
「よく考えてから行動する」
というポジティブな言葉となります。

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使い方・例文

 

「直情径行」の使い方を、
実際の例文で確認しておきましょう。

 

  1. 何も考えない彼の直情径行な行動は、うんざりするよ。
  2. 彼は直情径行な感情家で、思ったことをすぐに口に出す。
  3. 直情径行なタイプなだけに、失言には気をつけてほしい。
  4. 彼女は直情径行な性格なので、損をしていると思う。
  5. 普段はクールな彼だが、たまに直情径行的な一面を見せる。
  6. 喜怒哀楽が激しい人は、直情径行な性格が多い。
  7. 直情径行で正義感の強い彼は、上司にもはっきり意見を言う。
  8. 直情径行な態度も、度がすぎると相手に誤解を与えてしまう。

まとめ

 

いかがだったでしょうか?

 

今回の内容をまとめると、

直情径行」=感情のおもむくままに行動すること。

ということでしたね。

 

原則として、
「悪い意味で使う言葉」と覚えておきましょう。

今回は以上となります!

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