この記事の所要時間: 337

 

今回は、
出藍の誉れ
について解説していきます。

 

皆さんは、
誰かから物事を教わるとき
どの程度まで上達しましたか?

場合によっては、
「教える人よりも詳しくなった!」
なんて人も多いと思います。

「出藍の誉れ」とは、そのような
「教える人」と「教えてもらう人」の関係性
を表した言葉です。

 

一体どのような意味なのでしょうか?

さっそく、確認していきましょう。

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出藍の誉れの意味

 

「出藍の誉れ」
の意味を調べると、
以下のようにあります。

【出藍の誉れ(しゅつらんのほまれ)】

弟子がその師よりもすぐれていること。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

出藍の誉れ」とは、
弟子が師匠よりもすぐれていること」を言います。

 

例えば、
以下のような使い方をします。

私が教えている生徒から、芥川賞を受賞した生徒が出た。まさに、出藍の誉れである。

この場合、
教えている先生のレベルを生徒が超えた
ということですね。

 

弟子が師匠を超えてしまうと、
何だかまずそうな印象にも見えます。

しかし、
「出藍の誉れ」は、多くの場合
ポジティブな場面で使われます。

 

具体的には、

  • 師匠が弟子の功績を誇りに思う
  • 周りの人間が弟子を称賛する
  • とんでもないことが起きた

といったイメージですね。

 

したがって、
基本的には良い意味で使う言葉
だと思ってください。

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出藍の誉れの由来

出藍の誉れ 類語

 

「出藍の誉れ」は、
中国戦国時代の「荀子(じゅんし)」
の言葉が由来と言われています。

 

彼は、
次のような言葉を述べました。

「学はもって已(や)むべからず。青は藍(あい)より取りて、藍よりも青し。」

これを簡単に訳すと、

学問は終わりのないものなので、おこたってはいけない。
青色は「藍」からとると、「藍」よりも青くなる。

となります。

 

藍(あい)」とは、
青色の染料を持つ草」のことです。

この草から採取した青色は、
原料の藍よりもずっと青くて美しくなりました。

 

つまり、
元になった物よりも、それからできた物の方が優れている
ということを言ったわけですね。

 

転じて、
「弟子が師匠よりすぐれている」
という意味になったのです。

 

「荀子」は、元々は、
学問に励むことの大切さを説いていました。

そして、
学問を積み重ねることによって
人生は発展すると考えていたのです。

出藍の誉れの類語

 

「出藍の誉れ」の
「類語」は以下の通りです。

【青藍氷水(せいらんひょうすい)】

意味は同じ。

氷は水から生まれるが、水よりも冷たいことから。

【青は藍より出でて藍よりも青し】

意味は同じ。

先ほど説明した
「荀子(じゅんし)」の言葉が元です。

【トンビがタカを生む】

平凡な親が優秀な子供を生むことの例え。

以上が、「類語」となります。

 

ちなみに、
四字熟語では「免許皆伝」も
近い意味と言えるでしょう。

「免許皆伝」については、
以下の記事を参照して下さい。

>>免許皆伝の意味とは?使い方や例文・英語も解説

 

逆に、「対義語」としては
不肖の弟子」が挙げられます。

「不肖の弟子(ふしょうのでし)」とは、
師匠の教えを受け継がず、未熟な弟子
という意味です。

「不肖」とは、
「未熟・愚かな様子」などを意味します。

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出藍の誉れの使い方・例文

 

「出藍の誉れ」の使い方を、
例文で確認しておきましょう。

 

  1. コーチの打撃成績を超えたよ。出連の誉れとはこのことだね。
  2. すぐに師匠を超えてしまうなんて、出連の誉れだ。
  3. ついに将棋の全国大会で優勝したね。まさに、出連の誉れだよ。
  4. 出連の誉れを意識して、会社で出世を目指す。
  5. 私の門下生から、とても優秀な学者が誕生した。出連の誉れと言えるだろう。

 

「出藍の誉れ」は、
武道や学問・スポーツなど
幅広い分野で使われる言葉です。

 

また、場合によっては
ビジネスなどで使うこともあります。

ビジネスの場合は、
「上司を超える」といった
出世を意識した使い方が一般的です。

まとめ

 

いかがだったでしょうか?

 

今回の内容をまとめると、

出藍の誉れ」=弟子が師匠よりもすぐれていること。

ということでしたね。

 

語源も整理しておくと、

出藍」とは「藍から出た染料
誉れ」とは「光栄・名誉」といった意味でした。

転じて、
現在の意味になるわけですね。

 

今回は以上となります!

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