この記事の所要時間: 346

 

今回は
慮る」の意味や読み方を
解説していきます。

 

みなさんは、
「慮る」という言葉をご存知ですか?

難しい漢字なので、
古文や漢文の単語かと勘違いしがちでしょう。

しかし、
実際はちゃんとした標準語なので、
よく使われる言葉なのです。

 

そのため、
ぜひこの機会に覚えておきたい所ですね。

では、
まずは読み方から見ていきましょう。

スポンサーリンク

慮るの読み方

 

慮る」は、
おもんぱかる」もしくは
おもんばかる」と読みます。

 

一般的には、
「おもんかる」と読むことの方が多いです。

ただし、
「おもんばかる」でも
決して間違いではありません。

 

元々、この言葉は
「おもいはかる」という言葉でした。

それが、「おもはかる」に変わり、
「は」が濁音化し、「おもんかる」になり、
最終的に「おもんかる」になったのです。

 

その証拠に、多くの辞書では、
「おもんぱかる」を先頭に書き、
おもんばかるとも読む」と記述しています。

したがって、
どちらで読んでも間違いではないのです。

 

ちなみに、
「おもんぱかる」の方がよく読まれる理由は、
発音のしやすさだと言われています。

 

「ん」の前後は、濁音よりも
半濁音の方が聞き取りやすいです。

【例】

  • 日本(にっぽん)
  • 発奮(はっぷん)
  • 根本(こんぽん)
  • 音符(おんぷ)
  • 散布(さんぷ)

 

仮に、上記の言い方を濁音で発音すると、
若干ですが聞き取りにくいです。

そのため、
「おもんぱかる」の方が
好まれているわけですね。

スポンサーリンク

慮るの意味

 

続いて、
「慮る」の意味です。

【慮る(おもんぱかる)】

あれこれ思いめぐらす。考慮する。

【「おもいはかる」の転。「おもんばかる」とも】

出典:三省堂 大辞林

慮る」とは、
あれこれ思いめぐらす・考慮する
という意味です。

 

考慮」には、
「よく考える」という意味があります。

つまり、
よく考えたり思ったりすること」を
「慮る」と言うわけですね。

 

「慮る」は、一般的には、
「(相手のことをよく考える
という意味で使うことが多いです。

 

例えば、
以下のような使い方です。

山田君の体調を慮り、高橋君は荷物を持ってあげた。

この場合、高橋君の頭の中に

  • 「彼は体調が悪いのかな?」
  • 「大丈夫かな?」
  • 「何かできることはないだろうか?」

などとあれこれ思う気持ちがあります。

その結果、
山田君に気をつかって荷物を持ってあげた
ということですね。

 

このように、
「慮る」は、何かを行動する前に
頭の中であれこれ考えます。

そして、あれこれ考えた結果、
相手に気をつかう行動をとるのです。

 

したがって、
基本的には良い意味で使う言葉
だと思ってください。

スポンサーリンク

慮るの類語・英語

慮る 類語 英語

 

「慮る」の類語には、
以下のようなものがあります。

  • 考える
  • 気をつかう
  • 気配りする
  • 心を配る
  • 考慮する
  • 配慮する
  • 思いやる
  • 心中を察する
  • 心情を組む
  • 思慮

関連記事:>>考慮と配慮の違いとは?意味や使い分けも

関連記事:>>思慮と思料の違いとは?意味や思量の使い分けも

 

「慮」という字は、
」が含まれているように、
「相手を思うこと」が本来の意味です。

よって、相手に対する「思いやり」や
「気配り・心配り」をすることが
「類語」となります。

 

また、「慮る」は
英語だと以下のように言います。

consider」(考慮する・よく考える)

be thoughtful」(思いやりがある)

to worry about」(気遣う・心配する)

to feel anxious about」(気遣う)

 

いずれも、
相手のことをよく思う時に使う
英語表現ですね。

使い方・例文

 

「慮る」の使い方を、
実際の例文で確認しておきましょう。

 

  1. 上司という立場を慮り、悪い点は指摘しなかった。
  2. 彼女は他人の心情を慮ることができる人だ。
  3. 相手を慮る余裕がないほど、追い詰められている状況だ。
  4. 優秀な営業マンはお客の気持ちを慮って行動する。
  5. 女性の気持ちを慮り、年齢については質問しなかった。
  6. チーム事情を慮り、別のポジションの練習を開始した。
  7. 豪華な部屋を選択したのは、妻のことを慮ったからだ。

まとめ

 

いかがだったでしょうか?

 

今回の内容をまとめると、

慮(おもんぱか)る」=あれこれ思いめぐらす・考慮する。

ということでしたね。

 

実際の用例では、
「(相手のことをよく考える
という意味で使うことが多い。

と覚えておきましょう。

 

今回は以上となります!

スポンサーリンク