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格助詞とは 覚え方 見分け方 簡単に 語呂合わせ

 

国語の文法で、
「助詞」について学びますよね。

①「格助詞」②「接続助詞」③「副助詞」④「終助詞

この中で一番よく出題されるのが、
格助詞」と言われています。

言いかえれば、
一番重要な「助詞」と言っても
過言ではありません。

 

そこで今回は、
この「格助詞」にスポットを当てて
解説していきたいと思います。

では、さっそく確認していきましょう。

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格助詞とは?

 

格助詞(かくじょし)」とは、
主に名詞に後ろにつく助詞のこと
だと思ってください。

 

「助詞」とは、
「語と語の関係を示したり、細かい意味を添(そ)えたりする語」
のことを言います。

「助詞」の詳しい意味は、
以下の記事を参照してください。

>>助詞と助動詞の見分け方とは?違いや覚え方も解説

 

例えば、以下のような
文があったとしましょう。

きれいだ。

この場合、
」を「格助詞」と言います。

なぜなら、
「海」という名詞の後ろについている語
だからですね。

 

では、大まかな意味が分かった所で、
「格助詞」をさらに詳しく見ていきましょう。

 

「格助詞」は、
主に次の4つの特徴があります。

①主語であることを示す。

②連体修飾語であることを示す。

③連用修飾語であることを示す。

④並立の関係であることを示す。

 

②と③の意味が分からない人は、
以下の記事を参照してください。

>>連体修飾語と連用修飾語の見分け方とは?簡単に解説

 

一つずつ見ていきましょう。

 

①主語であることを示す。

⇒「が・の

 

【例文】

  • 学校ある
  • イス高い
  • 友達描いた絵

この場合、
前の名詞が文の主語であること
示しているわけですね。

大事なのは、「が」だけでなく
「の」も含まれる点ですね。

 

②連体修飾語であることを示す。

⇒「

 

【例文】

  • これは先生ペンだ。

 

「連体修飾語」というのは、
「体言を修飾する語」でしたね。

したがって、
すぐ後ろに「ペン」のような
「名詞」が来るのが特徴と言えます。

 

③連用修飾語であることを示す。

⇒「を・に・で・と・より・へ・から」など。

 

【例文】

  • りんご食べる。
  • みんな伝える。
  • 自転車帰る。

 

「連用修飾語」というのは、
「用言を修飾する語」でした。

よって、こちらは
「すぐ後ろに動詞などが来る」
のが特徴と言えるでしょう。

 

④並立の関係であることを示す。

⇒「と・や・の」など。

 

【例文】

  • 弟は、東京埼玉へ行った。

「並立(へいりつ)」とは、
「お互いが並ぶ」という意味ですね。

2つ以上の名詞を
つなぐような時に使います。

 

以上、
「格助詞」の特徴を紹介しました。

基本的には、
「格助詞」の働きは上記4つの
どれかに当てはまるわけですね。

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格助詞の覚え方

 

では、「格助詞」は、実際に
どのように覚えればよいのでしょうか?

 

以下は、
最も有名な語呂合わせです。

鬼が戸より出、空の部屋

これをひらがなにすると、

を・に・が・と・より・で・から・の・へ・や

となります。

 

「格助詞」は、
全部で10語あります。

つまり、
この10個を呪文のように覚えてしまう
ということですね。

 

例えば、以下のような
文があったとしましょう。

先生から生徒指示あった。

すると、
「から」「へ」「が」が
語呂合わせの中に含まれるので、
「格助詞」と判断できるわけです。

 

逆に、以下のような文が
あったとします。

私は早く走りたい。

この場合は、
どの語も語呂合わせの中に含まれていません。

よって、
「格助詞」は一つもない
ということが分かるわけです。

このように、
鬼が戸より出、空の部屋」を覚えてしまえば、
「格助詞」かそうでないかがすぐにわかるわけですね。

 

ちなみに、
「私は~」などの「」は
「格助詞」ではなく「副助詞」と言います。

「副助詞」については、
以下の記事を参照してください。

>>副助詞とは?覚え方や見分け方を簡単に解説

 

「格助詞」と「副助詞」は、
間違えやすいので注意が必要ですね。

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練習問題

 

では、今までの内容を理解できたか
確認しておきましょう。

以下に、問題を用意しました。

 

問題1

①格助詞は、主に
【(ア)名詞(イ)助動詞(ウ)副詞(エ)接続詞 】
の後につく語である。

②格助詞の数は、全部で
【(ア)8語(イ)9語(ウ)10語(エ)11語 】ある。

1の解答

①⇒(ア)②⇒(ウ)

問題2

次の傍線部の内、「格助詞」はどれか?

(ア)朝からくもりである。 

(イ)私高校2年生です。 

(ウ)一つさえもらえない。 

(ウ)寒いのに、出かける。 

2の解答

(ア)

を・に・が・と・より・で・から・の・へ・や
を覚えていれば簡単な問題ですね。

ちなみに、
(イ)と(ウ)は「副助詞」
(エ)は「接続助詞」です。

問題3

次の文中の( )に適切な「格助詞」を入れ、
その働きを(ア)~(エ)から答えなさい。

①バット( )ボールを持つ。

②君( )かさを借りる。

③雨が地面( )ぬらす。

④坂道で、自転車( )パンクした。

(ア)主語を示す(イ)連体修飾語を示す
(ウ)連用修飾語を示す(エ)並立を示す。

3の解答

①⇒「と」・(エ)②⇒「の」・(イ)
③⇒「を」・(ウ)④⇒「が」・(ア)

問題4

次の文中から
「格助詞」を全て抜き出しなさい。

①魚を釣りに東京へ出かける。

②値段が高い。親や友達は、びっくりしている。

③彼の予想通り、今年は冬の来るのが早く、10月末に雪が降りました。

4の解答

①⇒魚釣り東京出かける。

②⇒値段高い。親友達は、びっくりしている。

「は」は、「副助詞」ですね。

③彼予想通り、今年は冬来るが早く、10月末降りました。

まとめ

 

いかがでしたか?

 

今回の内容をまとめると、

格助詞」=主に名詞に後ろにつく助詞。

①主語②連体修飾語③連用修飾語④並立
のいずれかであることを示す。

【覚え方】⇒「鬼が戸より出、空の部屋

を・に・が・と・より・で・から・の・へ・や

ということでしたね。

 

最初は覚えるのに
苦労するかもしれません。

しかし、
何度も声に出していけば、
次第に覚えられるようになるでしょう。

今回は以上です!

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