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器械 機械 違い 意味 使い分け

 

今回は、
器械」と「機械」の
違いを解説していきます。

 

「きかい」という言葉は、
2つの漢字が使われていますね。

「光学器械

「工作機械

一般的には、
「機械の方がよく使われている」
というイメージだと思います。

ところが、
「器械」という言葉も
どうやら使われているようです。

この2つは、
一体どう使い分ければよいのでしょうか?

 

さっそく、確認していきましょう。

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器械の意味

 

まずは、
「器械」の意味です。

【器械(きかい)】

実験・測定・運動競技などに使う装置・道具。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

器械」とは、
実験や測定、運動競技に使う装置・道具のこと
を言います。

 

一般的に、「器械」は、
人間が直接動かせるような小さい物
を指すことが多いですね。

例えば、
以下のようなものです。

  • 光学器械
  • 測定器械
  • 器械体操

 

一つずつ説明していきます。

まず、「光学器械」とは、
「顕微鏡や望遠鏡などのこと」
だと思ってください。

つまり、
ミジンコなどの微生物や
野鳥を観察するときに使う道具ですね。

 

次に、「測定器械」とは、
簡単な長さや重さをはかる装置のことです。

例えば、
物の長さを測る「メジャー」や
食材の重さをはかる「計量器」などが挙げられます。

 

そして、「器械体操」とは、
鉄棒やとび箱・平均台などの装置を
使って行う体操のことです。

オリンピック選手が行う体操競技などは、
まさに「器械体操」と言えるでしょう。

 

このように、
人が直接つかめるような小型な装置や道具を
「器械」と呼ぶわけですね。

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機械の意味

 

続いて、
「機械」の意味です。

【機械(きかい)】

動力を受けて、目的に応じた一定の運動・仕事をするもの。

②自分の意思を失ったように、指令どおりに動いたり、物事を繰り返したりすること。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

機械」とは、
動力によって一定の運動をする装置のこと
を言います。

「動力」とは、
エンジンや電気など」のことですね。

 

一般的に、「機械」は、
大きくて複雑な装置を指すことが多いです。

例えば、
以下のようなものです。

  • 工作機械
  • 包装機械
  • 農業機械

 

こちらも一つずつ説明していきます。

 

まず、「工作機械」とは、
金属や木材を切断したり削ったりする装置のことです。

次に、「包装機械」とは、
食品や日用品などを包む装置のことを言います。

そして、
農業機械」とは、
畑を耕したりするトラクターなどのことです。

 

いずれも共通しているのは、
動力によって動く大型で複雑な装置
ということですね。

「機械」の方は
普段からよく目にしているので、
イメージしやすいでしょう。

 

補足すると、
「機械」にはもう一つ意味があります。

それは、
指示通りに動くこと
という意味です。

 

この場合は、
「機械的に働く」「機械的な考え方」など、
後ろに「」がつくのが特徴と言えます。

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器械と機械の違い

器械 機械 違い

 

ここまでの内容を整理すると、

器械」=実験や測定、運動競技に使う装置・道具。

機械」=動力によって一定の運動をする装置。

ということでした。

 

両者の違いを3つの点から
比較したいと思います。

 

一つ目は、
大きさ」です。

 

「器械」は、
人が手でつかめるような
小型の装置や道具を指します。

一方で、「機械」は
手でつかめられないような
大型の装置を指すのです。

 

2つ目は、
動力の有無」です。

 

「器械」は、動力を使わずに、
人間の力によって装置を動かします。

一方で、
「機械」は人間の力ではなく、
動力によって装置を動かすのです。

 

3つ目は、
造りが複雑かどうか」です。

 

「器械」は、
人間が動かすということもあり、
造りが単純なものが多いと言えます。

一方で、「機械」は
大型で動力を必要とするので、
造りが複雑なものが多いと言えるのです。

 

まとめると、

器械」=人力で動かす小型で単純な装置。

機械」=動力で動かす大型で複雑な装置。

となります。

関連記事:>>制作と製作の違いとは?意味や使い分けも

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つまり、「器械」の方は
「一定の運動はするが、動かしているのは人間」
ということですね。

そのため、
人間が使用をストップすれば、
装置はすぐに機能しなくなります。

 

対して、
「機械」の方は動力がある限り、
一定の運動を装置が続けます。

この場合、人間が行えばいいのは、
機械のコントロールのみです。

 

したがって、
両者の動詞としての使い方は、

器械」=運用する

機械」=操作する

というのが一般的となります。

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使い方・例文

 

最後に、それぞれの使い方を
例文で確認しておきましょう。

 

【器械の使い方】

  • 光学器械を使って、微生物や細菌を観察する。
  • 測定器械を使って、道路の幅をはかる。
  • 彼女は、高校まで器械体操をしていた経験がある。
  • 理科の時間に、簡易的な実験器械をつくった。

 

【機械の使い方】

  • 工作機械を使って、ダイヤモンドを加工する。
  • 建設機械によって、ビルの工事を行う。
  • 彼は、精密機械のような制球力を持った投手だ。
  • 機械的に動くのではなく、自分の頭で考える。

 

ちなみに、
それぞれの英語訳は
以下のようになります。

器械」=「instrument(インストゥルメント)

機械」=「machine(マシーン)

 

「instrument」は、他に
器具」や「道具」という意味があります。

つまり、
小さくて簡易的なツール
というイメージですね。

 

一方で、
「machine」の方は、他に
」や「飛行機」という意味があります。

こちらは、
大きくて複雑なマシーン
というイメージですね。

このように比較すると、
両者の違いがより明確になるでしょう。

まとめ

 

いかがだったでしょうか?

 

今回の内容をまとめると、

器械」=人力で動かす小型で単純な装置。

機械」=動力で動かす大型で複雑な装置。

ということでしたね。

 

日常的によく使う言葉なので、
ぜひ違いを整理しておきましょう。

今回は以上です!

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