この記事の所要時間: 521

要 不用 違い 意味 使い分け

 

今回は、
不要」と「不用」の違い
を解説したいと思います。

 

「ふよう」という言葉は、
普段からよく使われていますね。

「不要な買い物」

「不用品」

どちらも似たようなイメージですが、
一体何が違うのでしょうか?

 

さっそく、確認していきましょう。

スポンサーリンク

不要の意味

 

まずは、
「不要」の意味です。

【不要(ふよう)】

必要でないこと。また、そのさま。不用。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

不要」とは、
必要ないこと」という意味です。

 

例えば、
以下のように使います。

  • 不要の買い物をする
  • 保証人が不要の物件
  • 不要不急の仕事

※「不要不急」とは、
「重要ではなく、急ぐ必要もない」
という意味です。

 

「不要」は、
なくても困らないものが対象となります。

 

イメージ的には、

  • 「それいらないでしょ…」
  • 「なくても全く問題ないよ」

このような感じですね。

 

ちなみに、
不要」の対義語は、
必要」となります。

「要」は、
要(い)る」とも読む漢字です。

したがって、
「要らない」のが「不要」
「必ず要る」のが「必要」となるわけですね。

スポンサーリンク

不用の意味

 

続いて、
「不用」の意味です。

【不用(ふよう)】

使わないこと。必要がないこと。また、そのさま。不要。

②役に立たないこと。また、そのさま。無用。

③怠惰であること。また、そのさま。

④性質や行いが悪くて、世間で用いられないこと。また、そのさま。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

不用」とは、
使わないこと」という意味です。

 

例えば、
以下のように使います。

  • 不用品を処分する
  • 不用な道具を捨てる
  • 不用な家を解体する

 

「不用」は、基本的に
使用してたものが対象となります。

具体的には、
以前使っていた品物や道具などですね。

 

また、「不用」の対義語は、
入用(にゅうよう)」です。

※「必用」ではないことに注意しましょう。

 

ちなみに、
辞書の説明だと

「不用」=「必要がないこと」という記述もありますね。

しかし、
こちらの意味はあくまで補足的なもの
だと思ってください。

なぜなら、
「不用」は「いない」と書くので、
使わない」が本来の意味だからです。

 

また、③の「怠けがち」や
④の「人に迷惑のかける悪い行為」
などの意味も覚える必要はありません。

かつては、
「不用者」などの使い方もしましたが、
現在ではほぼ使わないと考えてよいでしょう。

スポンサーリンク

不要と不用の違い

不要 不用 違い

 

ここまでの内容を整理すると、

不要」=必要ないこと。

不用」=使わないこと。(必要ないこと)

ということでした。

 

両者の違いを2つの点から
比較したいと思います。

※分かりやすいように、
不要」と「不用」に色をつけます。

 

1つ目は、
いらないのか・使わないのか
ということです。

 

不要」は
「いらないもの」を対象とします。

したがって、
「買い物」や「保証人」など
いるかいらないかという対象」に使うのです。

 

一方で、
不用」は「使わないもの」を対象とします。

したがって、
こちらは「品物」や「道具」など
使うか使わないかという対象」に使うのです。

 

2つ目は、
意味の範囲」です。

 

本来の意味は、
大きな概念として「不用」があります。

そして、
不用」の中に「不要」があるのです。

 

これを図で表すと、
以下のようになります。

不要 不用 違い 図

つまり、
不用」という大きな項目から、
いらない」という意味を抜き出したのが、
不要」ということですね。

 

実際に両者の意味は、
重なっている部分が多くあります。

例えば、
古い道具は「使わないもの(不用)」ですが、
同時に「いらないもの(不要)」とも言えるでしょう。

 

一方で、
重なっていない部分もあります。

 

例えば、
「いらない買い物(不要)」とは言いますが、
「使わない買い物(不用)」とは言いません。

「買い物を使う・使わない」
と言うのは文法的におかしいですよね?

 

このように比較すると、
両者の意味に微妙な違いがあることが
分かるかと思います。

 

まとめると、

不要」=いらないものに用いる。

不用」=使わないもの(いらないもの)に用いる。

不要」は「不用」から意味を抜き出した言葉。

となります。

関連記事:>>破棄と廃棄の違いとは?処分の意味も解説

 

基本的には、
上記のような理解で問題ないでしょう。

あえて付け加えるなら、
不要」は新しくできた「造語」
ということを覚えておくとよいです。

「造語」とは、
すでに存在する言葉を組み合わせて作った、
新しい言葉のことです。

 

つまり、
元々あった「不用」という言葉を元に、
不要」が作られたということですね。

 

皮肉にも、
その後一般的になったのは、
不要」の方でした。

なぜなら、
必要」というメジャーな言葉の
対義語として「不要」が作られたからです。

 

そのため、現在では
意味が重なる「いらない」という部分は、
不要」を使うのが一般的となっています。

スポンサーリンク

使い方・例文

 

最後に、それぞれの使い方を
例文で確認しておきましょう。

 

不要の使い方】

  1. バイクを運転しない人にとっては、バイクの免許は不要だ。
  2. その母親は、「受験生にとってテレビは不要だ」と主張した。
  3. ツイッターをやめて、不要な情報をシャットアウトする。
  4. お試し期間として、料金が不要のコースを選択した。
  5. 実名登録が不要な会員なため、気軽に参加できる。

 

不用の使い方】

  1. 使わなくなった服を、不用品として廃品回収に出した。
  2. 引っ越しを機に、不用な家具を処分することにした。
  3. 不用になった建物を破壊し、まっさらな土地に戻す。
  4. 倉庫をあけると、不用になった机やイスが転がっていた。

 

基本的には、
いらないか使わないか」で
判断するのでしたね。

上記例文だと、

不要」の場合は、
「免許・テレビ・情報・料金・会員」など
いらないものに用います。

一方で、「不用」の場合は、
「品物・家具・建物・机・イス」など
使わないものに用います。

関連記事:>>残滓と残渣の違いとは?意味や読み方も解説

まとめ

 

いかがだったでしょうか?

 

今回の内容をまとめると、

不要」=必要ないこと。

不用」=使わないこと。(必要ないこと)

不要」は「不用」から意味を抜き出した言葉。

ということでしたね。

 

覚え方としては、
「要らない」場合は「不要」「用いない」場合は「不用
と覚えておきましょう。

今回は以上です!

スポンサーリンク