この記事の所要時間: 343

 

今回は
粉骨砕身」について
解説していきたいと思います。

 

皆さんは、
「粉骨砕身」という言葉を
聞いたことがありますか?

パッと見た感じだと、
とても強烈なイメージですね。

この言葉は、実は
ビジネスでもよく使われるのです。

だからこそ、
言葉遊びにならないように
正しい使い方を覚えるべきだと言えます。

 

では、さっそく見ていきましょう。

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粉骨砕身の意味

 

まずは、
基本的な意味です。

【粉骨砕身(ふんこつさいしん)】

力の限り努力すること。一生懸命働くこと。

出典:三省堂 大辞林

粉骨砕身」とは、
力の限り努力する・一生懸命働くこと」を言います。

 

例えば、
以下のように使います。

私は粉骨砕身して、会社のために頑張るつもりです。

この場合は、
「会社のために全力で頑張る
ということですね。

 

「粉骨砕身」は、文字通り、
骨を粉(こな)にし、身を砕(くだ)く
と書きます。

 

つまり、
肉体を粉にするだけでなく、
骨まで粉にしてしまうほど頑張る
ということですね。

ここから、
「必死に全力を尽くして頑張る」
という意味になったのです。

 

「粉骨砕身」は、
その人の覚悟を表した言葉です。

したがって、
「安易な場面では使わない」
ということを頭に入れておきましょう。

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粉骨砕身の由来

 

「粉骨砕身」は、中国の
禅林類纂(ぜんりんるいさん)
という書物が由来です。

 

その中の一節に、
以下のような記述があります。

粉骨砕身するも、此(こ)の徳に報い難し」

簡単に訳すと、

「たとえ骨を削り、身を砕くほど頑張っても、
仏のありがたい恩に報いるのは難しい」

という意味です。

 

「仏」とは「仏様」を指し、
「徳」とは「人の役に立つこと」を言います。

つまり、
元々この言葉は、
仏教の用語だったわけですね。

 

仏教では、
「世のため人のためにがんばること」が、
大事とされています。

そこから派生して、現在では、
仕事や義務に対して使うことが多いのです。

粉骨砕身の類語

粉骨砕身 類語

 

「粉骨砕身」の
「類語」は以下の通りです。

【砕骨粉身(さいこつふんしん)】

骨を砕いて、身を粉にするほど頑張ること。

※「砕」と「粉」を入れ替えた四字熟語。

【彫心鏤骨(ちょうしんるこつ)】

心に彫りつけ骨に刻み込むほど頑張ること。

【刻苦精励(こっくせいれい)】

自らを苦しめるほど、努力して励むこと。

【粒粒辛苦(りゅうりゅうしんく)】

細かな努力を積み重ねて、努力すること。

※「粒々」とは、
農民が苦労して育てた作物のことです。

【尽力する(じんりょくする)】

目的を達成するために、力を尽くすこと。

【精進する(精進する)】

一生懸命に努力すること。

【身を粉にする(みをこにする)】

労力を惜しまず必死に仕事をすること。

※身を「こな」にしてではなく
身を「」にしてと読むので注意です。

以上が主な「類語」となります。

 

ちなみに、
上記以外では「余念がない」も
「類語」と言えるでしょう。

「余念がない」の意味は、
以下の記事を参照してください。

>>余念がないの意味とは?例文や使い方・類語を解説

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粉骨砕身の使い方・例文

 

「粉骨砕身」の使い方を、
実際の例文で確認しておきましょう。

 

  1. 粉骨砕身の気持ちで、御社に貢献するつもりです。
  2. 会社再建のために、粉骨砕身の覚悟で頑張る。
  3. 彼の粉骨砕身の働きぶりが、ついに認められたようだ。
  4. 政治家は、国民のために粉骨砕身で働く精神が必要だ。
  5. 今回の企画は、粉骨砕身の思いで望むつもりです。
  6. 粉骨砕身、生まれ変わった気持ちで、新しい仕事に取り組みます。

 

「粉骨砕身」は、
与えられた仕事や職務などについて
使うことが多いです。

その場合は、
「全力を尽くす」「必死で取り組む」
といった「やる気・覚悟」などを表明するときに使います。

 

ちなみに、
「粉骨砕」「粉骨細心
などと書くのは誤りです。

「心」⇒×

」⇒

よくある間違いなので、気を付けましょう。

まとめ

 

いかがだったでしょうか?

 

今回の内容をまとめると、

粉骨砕身」=力の限り努力する・一生懸命働くこと。

ということでしたね。

 

「粉骨砕身」は、
とても良い意味を持った四字熟語です。

しかし、
大事なのは、言葉だけでなく
どのように行動に移せるかでしょう。

言葉の意味が激しければ激しいほど、
その後の行動も問われます。

ぜひ、正しい使い方と
その後の行動を心がけてみて下さい。

 

今回は以上です!

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