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包括的とは 意味 使い方 例文 類義語 対義語

 

皆さんは
包括的
の意味を説明できますか?

 

新聞やテレビなどで、
「包括的」という言葉をよく聞きますよね。

「包括的な交渉をする」

「包括的な条約を結ぶ」

さらに、
実際にはビジネスの場でも
よく使われているようです。

 

「包括的」とは、
一体どのような意味なのでしょうか?

さっそく確認していきましょう。

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包括的の意味

 

「包括的」
の意味を調べると、
次のように書かれています。

【包括的(ほうかつてき)】

すべてをひっくるめているさま。総括的。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

包括的」とは、
すべてをひっくるめているさま
という意味です。

 

まず、漢字の構成を確認しておくと

「包括」の「」は、
「包容」「包含」「小包」などがあるように
何かを包(つつ)む」という意味があります。

そして、
「包括」の「」は、
「概括」「一括」などがあるように
ひとまとめにする」という意味があります。

 

つまり、「包括」という言葉は
何かを包んでひとまとめにすること
を意味するわけですね。

 

イメージ的には、
「ギョウザの皮」を想像すると
分かりやすいでしょう。

ギョウザの皮は、
野菜や肉など色々な具材が入ったものを
全て包み込みます。

このように、
何かを包み込んで一つにまとめる様子
「包括的」と言うのです。

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包括的の使い方

 

では、「包括的」という言葉は、
実際にどのように使えばよいのでしょうか?

 

代表的な使い方を
3つ挙げてみました。

 

①【包括的に評価する】

 

「包括的な評価」とは、
全体を見る評価」と考えるとよいでしょう。

 

例えば、
「山田君」という野球選手がいたとします。

「山田君」の特徴は、

  • 打撃は良い
  • 守備は普通
  • 足は速い
  • 肩はまずまず
  • メンタルに弱点あり

だったとします。

 

この時に、
「山田君の評価は、包括的に見ればBランクだ」
などのように言うわけです。

つまり、
あらゆる要素を見て、総合的に評価する
ということですね。

 

②【包括的に議論する】

 

「包括的な議論」とは、
全ての内容や意見を含んだ議論
だと思ってください。

 

例えば、
「人口問題」について
各国の代表が意見を主張したとします。

  • 「日本」⇒「少子化を改善させたい」
  • 「中国」⇒「人口増加を抑えたい」
  • 「アメリカ」⇒「人口を維持したい」

3者とも、
それぞれの意見を持っています。

 

そこで、
世界各国で起こっている人口問題を
国連でまとめて議論することになりました。

このような時、
「人口問題を包括的に議論する」
と言うわけです。

つまり、
各国の人口問題をまとめて話し合う
ということですね。

 

③「包括的核実験禁止条約」

 

政治や経済のニュースで
よく出てくる言葉です。

この場合の「包括的」とは、
あらゆる空間(陸・海・空)を含む
という意味だと思ってください。

 

「核実験」というのは、元々は
部分的な場所では許可されていました。

例えば、「地下核実験」と言って、
地表面化の下であれば核実験を行っても
許されていたのです。

 

しかし、
それでは不十分ということで
1996年に国連で採択が決定しました。

その採択が、
地球のあらゆる所で核実験を禁止する内容
ということですね。

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包括的の類義語

包括的 類語 対義語

 

「包括的」の
「類語」は以下の通りです。

  • 総括的
  • 総合的
  • 全体的
  • 全般的
  • 全てにおいて
  • ひととおり

 

この中で「包括的」に一番近い意味は、
総括的」ですね。

冒頭の辞書の説明にもあるように、
「包括的」は「総括的」とほぼ同義
と記述されています。

 

※厳密に言うと、
使い方は異なります。

その辺りの微妙な違いは、
以下の記事を参照してください。

>>総括と統括の違いとは?意味や役職も解説

 

また、
総合」と「包括」も
微妙に意味が異なります。

「総合」の場合は、
全く別々のものを一つにまとめるような時に使います。

 

一方で、「包括」の場合は、
「別々」という条件は特に指定されません。

つまり、場合によっては
似たような要素をまとめる時にも使う
ということですね。

包括的の対義語

 

一方で、
「包括的」の「対義語」は
以下のものがあります。

  • 個別的
  • 部分的
  • 限定的
  • 集中的

 

いずれの言葉も、
全体ではなく、個々の要素に注目している点
が共通していますね。

 

また、
「排他的」「局所的」なども
「類語」と呼べるでしょう。

排他的(はいたてき)」とは、
自分や仲間以外の者をしりぞけること
という意味です。

全ての要素を包み込む「包括的」とは、
正反対の言葉ですね。

 

また、
局所的(きょくしょてき)」とは、
全体の中の限られた部分」という意味です。

主に、「局所的に雨が降る」
などのように使います。

このように、反対の言葉も覚えておけば、
「包括的」の意味を理解しやすくなりますね。

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包括的の例文

 

最後に、「包括的」の使い方を
例文で確認しておきましょう。

 

  1. 理科は、物理や化学・地学などを含んだ包括的な言葉だ。
  2. 一人一人に目線を傾けて、包括的な解決策を探っていきたい。
  3. 文化とは、人間が作り出した精神的なものを包括的に指す。
  4. アベノミクスは、政治・経済・成長を合わせた包括的な政策だ。
  5. 包括的な同意を行い、各国との調整を進めていく。
  6. 包括的に説明すれば、理解がしやすくなるだろう。
  7. お互いの会社で、包括提携を結ぶことにした。

 

包括提携」とは、
部分的な提携ではなく、全体的に提携する
という意味です。

「提携(ていけい)」とは、
「会社間などで交わす約束事のこと」
だと思ってください。

主に会社同士が協力して、
より良い商品やサービスを作る時に使われます。

まとめ

 

いかがだったでしょうか?

 

内容をまとめると、

包括的」=全てをひっくるめているさま。ひとまとめにしたさま。

ということでしたね。

一言で「総括的・全体的
と覚えてもよいでしょう。

 

この記事をきっかけに、
ぜひ正しい意味を理解して頂ければと思います。

今回は以上です!

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