この記事の所要時間: 454

 

今回は、
発育」と「発達」の
違いを解説していきます。

 

「発育した体」

「発達した体」

どちらも同じような使い方をする印象ですね。

見分けるポイントは、
どこにあるのでしょうか?

 

さっそく、意味を
確認していきましょう。

スポンサーリンク

発育の意味

 

まずは、
「発育」の意味です。

【発育(はついく)】

育って大きくなること。成育。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

発育」とは、
生物が育って大きくなること」を言います。

 

使い方としては、

  • 幼児が発育する
  • 赤ちゃんが発育する
  • 発育段階の子供

のように使います。

 

「発育」は、
人間や動植物などの生物に対して使います。

その中でも、
赤ちゃんや幼児など、
幼い子供に対して使うことが多い
です。

 

また、植物などに使う場合は、
「芽が発育する」のように使います。

この場合も、「芽」のように
若い植物に対して使うのが特徴です。

発達の意味

 

続いて、
「発達」の意味です。

【発達(はったつ)】

からだ・精神などが成長して、より完全な形態や機能をもつようになること。

そのものの機能がより高度に発揮されるようになること。

そのものの規模がしだいに大きくなること。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

上記のように、
「発達」には3つ意味があります。

 

1つ目は、
体や精神が成長する」という意味です。

 

この場合は、

  • 肉体が発達する
  • 精神が発達する

のように使います。

 

「肉体の発達」とは、
「筋肉や骨がしっかりするなど、
運動機能が成長すること」を言います。

また、「精神の発達」とは、
「頭がよくなったりやさしくなったり」
ということですね。

 

2つ目は、
機能が発展する」という意味です。

 

この場合は、

  • 技術が発達する
  • 文明が発達する
  • AIが発達する

のように使います。

 

つまり、
何らかの機能を持つものが、
今まで以上に成長するということですね。

「機能」の意味については、
以下の記事を参照してください。

>>機能と性能の違いとは?仕様の意味も解説

 

3つめは、
規模が大きくなる」という意味です。

 

この場合は、

  • 低気圧が発達する
  • 台風が発達する
  • 積乱雲が発達する

のように使います。

 

つまり、
気候や天候が激しくなるような場合ですね。

スポンサーリンク

発育と発達の違い

発育 発達 違い

 

ここまでの内容を整理すると、

発育」=生物が育って大きくなる。

発達」=体や精神が成長する。機能が発展する。規模が大きくなる

ということでした。

※区別しやすいように色を付けます。

 

両者の違いは、2つあります。

 

1つ目は、
意味の広さ」です。

 

発育」は、
生物にしか使えません。

一方で、
発達」は、生物はもちろんのこと、
技術や台風など生物以外に対しても使えます。

 

したがって、
意味の広さとしては
発達発育と言えるのです。

 

2つ目は、
成長の仕方」です。

 

発育」は、
身長や体重などが、
物理的に大きくなることを言います。

一方で、「発達」は、
筋肉・骨などの運動機能や
頭の良さなどの頭脳が向上することを言うのです。

 

つまり、簡単に言うと

発育」=大きさが成長する。

発達」=機能が成長する。

ということですね。

 

まとめると、

発育」=生物の大きさが成長する。生物のみ使える

発達」=肉体や頭の機能が成長する。生物以外にも使える

となります。

関連記事:>>増加と増大の違いとは?意味や使い分けも

関連記事:>>促進と推進の違いとは?意味や使い分けも

成長の意味

成長 意味

 

似たような言葉で、
成長」もあります。

「成長」の意味も
押さえておきましょう。

【成長(せいちょう)】

人や動植物が育って大きくなること。おとなになること。

物事の規模が大きくなること。拡大。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

成長」には、
生き物が育って大きくなる
物事の規模が大きくなる」などの意味があります。

これだけだと、
似たような意味にも見えますね。

 

まず、「発育」との違いですが、

発育」は、
人間で言えば「赤ちゃん」植物で言えば「新芽」など
「幼い生き物に対して使う」ということでした。

 

一方で、「成長」は、
必ずしも幼い生き物とは限りません。

場合によっては、
「高校生」かもしれないし、
「普通の木」かもしれないのです。

 

つまり、
成長」というのは、
発育」の意味も含んだ大きな言葉
ということですね。

 

次に、「発達」との違いです。

これは、
発育」と「発達」の違いと
ほぼ同じです。

つまり、
大きくなるのが「成長
機能が向上するのが「発達」ということですね。

 

ちなみに、
「精神」に対しては、
どちらも使える言葉となります。

スポンサーリンク

使い方・例文

 

それぞれの使い方を
例文で確認しておきましょう。

 

発育の使い方】

 

  • 幼少期の子供は、目に見えるスピードで発育する。
  • 発育段階の赤ん坊には、読み聞かせをするのが良い。
  • 公園に行くと、発育した若葉が生い茂っていた。

 

発達の使い方】

  • 腕立て伏せや腹筋をして、肉体を発達させる。
  • 学習機能を発達させるために、音読をする。
  • コンピューターを使った技術は、日々発達している。
  • 急速に発達した低気圧が、関東地方に近づいてきた。

 

成長の使い方】

  • 中学生から高校生は、一番体が成長する時期と言われている。

まとめ

 

いかがだったでしょうか?

 

今回の内容をまとめると、

発育」=生物の大きさが成長する。(主に幼児)

発達」=肉体や頭の機能が成長する。(生物以外にも使える)

成長」=大きくなること。(幼さ・若さは関係ない)

となります。

 

見分けるポイントは、
「意味の大きさ」と「成長の仕方」
ということでしたね。

 

今回は以上となります!

スポンサーリンク