この記事の所要時間: 411

魚介類 魚貝類 違い どっち 意味

 

今回は、
魚介類」と「魚貝類
の違いを解説していきます。

 

「ぎょかいるい」という言葉は、
2つの漢字が使われていますね。

魚介類のスープ」

魚貝類の定食」

どちらも何気なく目にしていますが、
一体何が違うのでしょうか?

 

まずは、基本的な意味を
確認しておきましょう。

スポンサーリンク

魚介類・魚貝類の意味

 

「ぎょかいるい」
の意味を辞書で引くと、
次のように書かれています。

【魚介/魚貝(ぎょかい)】

魚類と貝類。また、海産動物の総称。「―類」

出典:デジタル大辞泉(小学館)

「ぎょかいるい」という言葉は、
正式には辞書に載っていません。

 

つまり、動物学上の名称ではなく、
一般的な呼称」ということですね。

したがって、
多くの辞書では「ぎょかいるい」ではなく
「ぎょかい」と記述されてるのです。

 

意味としては、
魚類と貝類。海産動物全般のこと」を言います。

 

それぞれの
言葉の意味を説明すると、

  • 魚類」⇒マグロ・タイ・サバなど。
  • 貝類」⇒シジミ・アサリ・ハマグリなど。
  • 海産動物」⇒海に生息する全ての生物。

となります。

スポンサーリンク

魚介類と魚貝類の違い

 

では、この2つには
一体どんな違いがあるのでしょうか?

 

結論から言うと、

魚介類」⇒海に生息する全ての生物。

魚貝類」⇒魚類と貝類のみ。

だと思ってください。

 

まず、分かりやすいように
両者の語源を確認しておきましょう。

 

「魚介類」の「」という字は、
「介護・介抱」などがあるように
助ける」という意味があります。

転じて、
外側が固いこと」を意味する語
として使われるようになりました。

 

つまり、元々の意味は
魚介」=「こうらやよろいなど、固い殻を持つ生き物
だったわけですね。

具体的には、
「エビやカニなどの甲殻類」を指します。

 

ここから広がり、
現在では次のような生物も
「魚介類」と呼ぶようになったのです。

  • エビ・カニなどの「甲殻類」
  • イカ・タコなどの「軟体動物」
  • イルカ・クジラなどの「哺乳類」
  • サザエ・あわびなどの「腹足(ふくそく)類」
  • ウニ・なまこなどの「棘皮(きょくひ)動物」

 

そして、
「魚貝類」の方ですが、
これは文字通り「魚類」と「貝類」のみを指します。

したがって、
エビなどの甲殻類は厳密には
「魚貝類」には含まれないわけですね。

 

元々「ぎょかいるい」という言葉は、
「魚類」と書いていました。

ところが、
「ギョカイルイ」を耳で聴いて
「カイ」を「貝」だと勘違いした人が
「魚類」と書くようになったのです。

 

つまり、「魚貝類」の方は、
「人の混同によって生まれた言葉」だったわけですね。

漢字の世界では、
このように間違った読み方をした言葉が
一般化するのはよくある話です。

スポンサーリンク

魚介類と魚貝類の使い分け

魚介類 魚貝類 違い 使い分け

 

それぞれの「違い」
については大丈夫ですね。

ここからは、
実際の「使い分け」について
解説していきたいと思います。

 

結論から言うと、両者の使い分けは、

原則として「魚介類」の方を使う。

と考えてください。

 

理由については2つあります。

 

1つ目は、
読み方の違い」です。

 

「魚介類」の方は、
「ギョ」も「カイ」も「音読み」です。

一方で、「魚貝類」の方は、
「ギョ」は「音読み」ですが、
「かい」は「訓読み」です。

「後者」の読み方は、
重箱読み」といって
漢字本来の読み方ではありません。

 

「重箱読み」の意味は、
以下の記事を参照してください。

>>重箱読みと湯桶読みの見分け方とは?簡単に解説

 

簡単に言えば、
「魚貝類」の方は正式な読み方ではない
ということですね。

 

2つ目は、
意味の範囲」です。

 

すでに説明した通り、

「魚介類」は、
「海に生息する全ての生物」を指し、
「魚貝類」は「魚と貝のみ」を指すということでした。

つまり、
魚介類は魚貝類の意味を含んだ言葉
ということですね。

 

したがって、
「魚介類」の方を使っておけば
特に問題はないわけです。

逆は問題が起こりますけどもね。

 

その証拠に、
共同通信社の『記者ハンドブック』では、
以下のようなルールを決めているようです。

「ぎょかい(魚貝)」→「魚介もしくは魚介類」とする。

つまり、
読み書きの世界であるメディアでも
魚介」で統一しているわけですね。

 

一般的には、
「共同通信社」以外のメディアもこれに習い、
「魚介」を使う傾向にあります。

したがって、私たち一般人としては
「原則として魚介を使えばよい」という結論になるわけです。

まとめ

 

いかがだったでしょうか?

 

今回の内容をまとめると、

魚介類」⇒海に生息する全ての生物。

魚貝類」⇒魚類と貝類のみ。

  1. 「魚貝」は「重箱読み」
  2. 「魚介類は魚貝類の意味を含んだ言葉」

以上2つの理由から、
原則として魚介類を使う」ということでしたね。

 

「魚貝」の方を使っても
必ずしも誤りというわけではありません。

ただし、
漢字本来の語源や歴史を考えるならば、
使う場面は限定的にしておきましょう。

今回は以上です!

スポンサーリンク