この記事の所要時間: 511

 

今回は、
言質を取る
の意味を解説していきます。

 

「言質を取る」という表現は、
普段の生活ではなかなか聞かないと思います。

しかし、
実はこの言葉はビジネスでよく使うのです。

そのため、
もしも使い方をマスターできれば
仕事をする上で大きなプラスとなるでしょう。

 

では、実際にどのような意味なのでしょうか?

さっそく、見ていきましょう。

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言質を取るの意味・読み方

 

「言質を取る」
の意味を調べると、
以下のようにあります。

【言質を取る(げんちをとる)】

交渉事などで、後で証拠となるような言葉を相手から引き出すこと。

出典:三省堂 大辞林

言質を取る」は、
げんちをとる」と読みます。

 

よくある間違いとして、
「言質」を「げんしつ」や「げんしち
と読んでしまう場合があります。

正しくは、「げんち」ですので、
間違えないようにしましょう。

 

意味としては、
相手から証拠の言葉を引き出すこと
となります。

 

つまり、
相手側が何かの発言をした時に使う言葉
ということですね。

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言質を取るの語源

言質を取る 語源

 

「言質」の「言」は、
「言葉」の「言」からきています。

つまり、
話し言葉」という意味ですね。

 

そして、
「言質」の「質」は
貝+斦(ぎん)」から成り立っています。

 

注目すべきは、
「貝」という字です。

「貝がら」というのは、
昔は硬貨や紙幣などお金の代わりを担っていました。

そのため、
今でもお金に関する漢字には、
「貝」という字が使われてます。

(例)⇒貨幣・買・貯金など。

 

つまり、
この「貝」はお金を表しているわけですね。

 

そして、「斦」とは、
割符(わりふ)」を意味しています。

 

「割符」とは、
文字やしるしを木片に書き、
それを2つに割ったものです。

2つに割ったものを別々に所有しておき、
後から合わせて、契約や確認の証拠としました。

 

つまり、「斦」という字は、
契約の証拠として相手に預けるもの
を意味しているわけですね。

ここから、「質」の本来の意味を考えると、
お金を契約の証拠として相手に預けること
という意味になります。

 

ここで、
「言質」の言葉の意味を
改めて考えてみましょう。

」=「話し言葉

」=「お金を契約の証拠として相手に預けること

 

これを直訳すると、

言質」=「(お金と同じくらい大切な証拠として話した言葉

となります。

 

したがって、

「言質を取る」=「相手から証拠の言葉を引き出すこと」

という意味になるのです。

このように、
言葉の語源から意味を考えると、
すっきりと頭に入ってくるはずです。

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言質を取るの使い方

言質を取る 使い方

 

それでは、
「言質を取る」は、実際に
どのように使えばよいのでしょうか?

 

分かりやすいように、
例文を用意しました。

営業マンはお客から、「3000万円なら買う」という言質を取った

上記のように、「言質を取る」は、
交渉事などの場面で使うことが多いです。

 

まず、
言質を取る側の人間は、
相手への疑いが強い時に使います。

 

例えば、
家を購入しに来たお客さんが
「買いたい」と言っても、
営業マンはどこか信用できないものです。

心の底で、「本当かな?」
と疑っているのが普通です。

 

そこでよくあるのが、
以下のような会話です。

お客「3200万は高いな~。もうちょっと安くできない?」

営業マン「3000万が限界ですよ。」

お客「じゃあ、それで。」

営業マン「3000万円なら買うんですね?」

お客「3000万なら買います

つまり、
最後のセリフが「言質」ということですね。

 

営業マンはこのように、
言葉の証拠をしっかりと押さえて、
最終的な価格交渉をまとめます。

そうすれば、上司に対して
「言質を取ったので大丈夫です」
と報告できるわけです。

 

逆に、言質を取られる側の人間は、
自分が不利になる発言をしないように、
注意する必要があります。

 

例えば、
政治家の発言です。

よくある使い方として、
以下のようなものがあります。

記者から言質を取られないように、政治家が発言に気をつける。

政治家は、言質を取られないように
常に気を付けています。

なぜなら、
少しでも失言をすると、
大きなニュースになってしまうからです。

 

場合によっては、
失言によって職を失ってしまう
可能性があるのが政治家です。

そのため、
政治家が言質を取られるのは、
致命的な問題なのです。

 

まとめると、

「言質を取る側」⇒交渉事などを有利に進めるために行う。

「言質を取られる側」⇒不用意な発言をしないように気を付ける。

というのが正しい使い方となります。

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言質を取るの類語

 

「言質を取る」の「類語」も
押さえておきましょう。

【証拠を引き出す】

事実となる根拠を引き出す。

【発言を引き出す】

言いたいことを言わせる。

【誓約させる】

固く誓わせる。

【確約をとる】

はっきりと約束する。

以上が「類語」となります。

 

また、「言質を取る」以外にも

  • 言質を得る
  • 言質を引き出す

などの言い方もあります。

意味としては同じですが、
この機会に覚えておきましょう。

言質を取るの例文

 

「言質を取る」の使い方を、
例文で確認しておきましょう。

 

  1. 取引先から、コピー機を購入するという言質を取った
  2. マスコミから言質を取られないように、十分注意する。
  3. 交渉事では、言質を取られるような発言は控えるべきだ。
  4. 彼から、「来週の15日は遊べる」という言質を取った
  5. 先に言質を取られてしまったので、圧倒的に不利な交渉だ。

 

ちなみに、
「言質」の英語訳は、
promise」となります。

 

「promise」とは、
「約束」という意味です。

「言質を取る」だと、
make somebody promise」と言います。

まとめ

 

いかがだったでしょうか?

 

今回の内容をまとめると、

言質を取る」=相手から証拠の言葉を引き出すこと。

ということでしたね。

 

「言質を取ること」は、
ビジネスマンにとって特に重要です。

ビジネスは「言質」によって動いている
といっても過言ではないですからね。

 

この記事をきっかけに、
ぜひ正しい使い方を覚えていただければと思います。

今回は以上です!

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